アクセスカウンター
- 今日のアクセス:478
- 昨日のアクセス:935
- 総アクセス数:17641008
プロフィール
村岡昌憲
東京都
プロフィール詳細
カレンダー
検索
タグ
アーカイブ
QRコード
▼ 5月25日 T.S.S.T.第2戦 ~優勝 ~
- ジャンル:釣行記
- (battle-闘い--)
2004年9月11日 -T.S.S.T.第4戦-
メディアに氾濫するありきたりの愛なんかではない。
確かに、間違いなく本物の愛がそこにあった。
愛のために、こうも人は強くなれるのかと。
そして、一つの人生の終わりを、僕は奥歯を噛み締めながら見ていた。
口の中ににわかに血の味が広がった時、そこにあった願いも、愛も、全て無垢となった。
形あるものは何も残らなかったけど、かけがえのない何かがきっとそれぞれの心に残るんだろう。
この涙の味は生涯忘れない。
今の自分はここにいる。
望んだ形なのかどうかはわからない。
だけど、生まれてきてからのあらゆる選択肢の結果、ここにいるのだ。
楽な方へと逃げた時もあったし、歯を食いしばって辛い方を選んで立ち向かったこともあった。
選ぶことさえ放棄した時もあった。
それでも、その全ての結果として、今ここにいるのだ。
それは誰だって変わらない。
現状のあり方を嘆くのなら、その現状への道のりを選んできた自分自身を嘆くことだ。
トーナメントという気分でも無かったが、一区切りつけたい気持ちだけで参戦したTSST第4戦。
魚は見えていた。行かなくても選ぶべきポイントはわかるし、釣ることのできる魚もある。
だから果敢にその上を狙うプラクティスをやって、その結果はノーフィッシュ。
最後に、荒川筋で40センチ級を2本のみで終わる。
やはり正攻法でやるしかないのか。
そんな閉塞感すら感じたプラクティス。
川筋が調子良くて港湾部の調子が良くない状況。
だけど、川筋は下げ時合に活性が高まっている状況。
しかし、この日はスタート直後に干潮を迎え、その後はダラダラと上げない上げ潮が朝方まで続き、
下げだしたと思ったら夜明けを迎えるという最悪の形の日である。
とりあえずは下げ残りを狙って、スタート直後は荒川筋へと入る。
最初の橋は先行者がいて、次の橋も先行者がいる。
先行者だけは自分の力ではどうにもならない。
そこに運という要素が加わっているのが、いらだたしい。
前のAreaで一つの新しい概念に挑んでいるが、それも見えかけてまた見失った形。
嘆いたって何も始まらない。
3番目の四つ木周辺の橋でようやく明暗ポジションをゲット。
さっそく、ミノーで攻めるがもう流れもほとんどない。
反応も無かったけど、ブルーコーストのボトムデッドスローにヒット。
大きな川の中には、港湾部の避難組と、川が生業の川スズキの2つがいる。
サイズがいい川スズキをいかに狙っていくかが重要だ。
車に戻って考える。
トーナメントをするか、一つの挑戦をするか、だった。
トーナメントなら、上げで食いが立つ港湾部。挑戦なら見えない十字という新しい概念に挑んでみる形。
結果として、挑戦することを選んだ。
車を北へと走らせる。
見えない要素の交差点。
きっと色々とあるのだろうけど、今の自分に見えているのはまだ流れを使った形だけだ。
その流れが止まってしまう今日の潮周り。だったら、潮の関係ないところまで川をあがろう。
そんなことで、川を遡る。
どこまで行ったかは書かないが、走った距離なら今日の自分はきっと一番だろう。
堰周りのヨレの中で60センチ後半を一発掛けたが、それをバラしてしまう。
そこから下りながら3カ所ほど回るが、水門が閉まっていたり、電気が消えていたりと、
まるでツキのない展開で今日の負けを覚悟せざるを得ない状況になっちまった。
午前3時の段階で1本だけ。残り3時間半。
久々に地図を広げて必死に考えた。
潮が動かない。動くタイミングで夜明けを迎える。
どこに行けばいい?
考えたが、答えが出ない。
とりあえず車を走らせる。ここは遠く離れているのでとりあえずは湾奥へ戻らなければ。
車を走らせている最中もずっと思い出そうとしていた。
前はこの形で得意なパターンがあったはずなのである。
それがどうしても思い出せない。
しかし、首都高から見えたある看板を見た瞬間に、突然思い出した。
人間の記憶ってつくづく面白い。看板とその釣りは全く関係ないのだが、
説明するのもくだらないある理由で脳の中ではつながっていたのである。
それはこのタイミングで潮が動くところであった。
とある水門が閉まり、そして開く時間の1時間前だけ、ある場所でそれなりに押しの強い流れが出る。
そこに行った。
ポイントに着くと、その期待感は外れたが、潮が動きだす気配とともに派手なセイゴのライズと、
ベイトが水面を騒がす状況が迎えてくれた。
まずはセイゴでもいいからリミットメイクを狙おう。
一投目からいきなりNJ-85にヒットするが、バラしてしまう。
気を取り直した3投目にヒット。
ポイントの状況はかなりいい感じだ。
場荒れに細心の注意を払って、手前の魚から獲りに行く。
彼らが保持するフィーディングゾーンの少し外側ギリギリを、X-80SWのジャークで誘い出す。
ゾーンを越える覚悟を持った魚から喰ってくる。
焦らずにじっくりと誘う。
魚はルアーを追ってないのでスレない。
だけど、波動だけはきちんと伝わっているはずなのだ。
その波動をジャークで凄まじく変化させて慣れさせない。
10投したら、プラグを変える。
ラパラCDに変える。誘い方は全く一緒。
警戒心なく魚が動くアクティブゾーンの内側、かつフィーディングゾーンの外側。
このゾーンは光の量と水の透明度で決まる。
長年の経験がものを言う世界だ。
やがて流れがぐんと押し出される形になってきた。
川の流れとかとまた違う。密度の薄い流れ。
だけど、今の時間、もっとも潮が効いている場所の一つであろう。
ヨルクルは水面直下でバジング気味に引くことができる。
水面にブレードの回転の波紋を残しながら引くと、ワンキャスト絶対ヒットの状況。
だけど、サイズが出ない。4本ほど釣ったところでこれはやめる。
大きなサイズは下にいると読む。
ベイスラッグに変える。
少しアップクロスにキャストして、しっかりとラインとプラグを沈めてからスロージャークで誘う。
だけど、釣ってる魚は変わらない。
おそらく低層の潮の押しが強いのかもしれない。
もっと沈めようとヨレヨレにチェンジ。
流れの中にあるボトムの一点に流し込んでいくイメージでデッドスローで誘う。
水深は5mほどである。
それでも押し通す。
フッコクラスが邪魔をするなら全て釣ってやろう、と。
いちどボトムに着けて、そこから弱いながらも流れに乗ってふわーっとデッドスローで浮き上がるアクションがどハマり。
- 2004年9月11日
- コメント(0)
コメントを見る
村岡昌憲さんのあわせて読みたい関連釣りログ
fimoニュース
登録ライター
- バチ戦線異常アリ
- 1 日前
- rattleheadさん
- たけのこのこのこ2025 #2
- 4 日前
- はしおさん
- 『マイクロベイト』 2025/4/25…
- 7 日前
- hikaruさん
- ラッキークラフト:ワンダー50
- 8 日前
- ichi-goさん
- 釣りを辞めることと釣りのゲー…
- 20 日前
- BlueTrainさん
本日のGoodGame
シーバス
-
- 貴重なバイトをモノにできるか⁉︎
- JUMPMAN
-
- ラッキー!
- kamikaze
最新のコメント