晩春のコノシロパターン in 東京湾奥河川

こんにちは、ジャッカルフィールドスタッフの久田です。

4〜5月といえば、東京湾奥のバチ抜けシーズン。
本来なら盛り上がる時期なのですが、自分はというと…仕事に忙殺されてロッドすら握れず。
それでも周囲の釣果情報を聞いてみると、「魚が薄かった」「パッとしなかった」といった声も多く、どうやら今年の春はなかなか厳しかった様子です。

そんな慌ただしさも落ち着いて、ようやく迎えた6月上旬。
久々に立った湾奥の河川は、春の名残を漂わせながらも、どこか“夏の匂い”を感じさせるような空気に包まれていました。



春から夏へ、季節の狭間で探る手がかり
この日の天気は、夕方から南風が吹き始めるという予報。
気温は高め、水温もゆるやかに上昇中。“夏”っぽい雰囲気ですが、水の中はまだ春を引きずっていて、ベイトはコノシロ、サッパ、イナッコといった多種多様な顔ぶれ。

ただ、種類が多い=釣りやすいというわけではなく、むしろ魚はセレクティブになりがち。こんなときこそ大事なのは、「ベイトが何か?」ではなく「魚がどのレンジにいるか?」という視点。

流れや風に惑わされず、“今、どのレンジに魚がついているか”を見極めることがキモだと思っています。




他のルアーでは通せない“あの層”へ
今回、そんな繊細な状況に合わせて投入したのが、今秋発売予定のプロトタイプ【ハグレ(大)】。
先発のハグレ96Fの特性を引き継ぎ、アップでもダウンでも水面直下0〜20cmをブレずに、ゆっくり引けるのが最大の強み。

この日も、岸際ではコノシロやサッパがチラホラ。時折、鱸に追われて水面がざわつく場面も見られました。
流れの向きとベイトの逃げる動きに合わせて、ほんの少し深く、ほんの少しズラして巻いていく。

そして――
「ガツンッ!」と、明確なバイトが手元に。

 
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「狙って」「通して」「喰わせる」快感
1本目をキャッチしたあと、すぐには追投せず、あえてポイントを10分休ませることに。
この「休ませる」時間が結構大事で、連続で投げ続けるよりも、ひと呼吸置くことで魚の警戒心が緩み、現場がリセットされるような感覚があります。

休めている間にも、ベイトはザワつき、時折ライズも発生。
「投げたい…けど、我慢」。そう思いつつ、10分後に再キャスト。

先ほどと同様、流れとベイトの動きから“いい筋”を読み、レンジを合わせて巻いていくと――またしてもヒット!

 
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しっかり狙って、しっかり通して、しっかり喰わせた一尾でした。


今の湾奥、「考えて釣る人」にはチャンスがある
今の湾奥河川はかなりムラがあると感じています。
けれど、「レンジを丁寧に刻める人」には、逆にチャンスの時期。

“なぜその層を通すのか”を明確に持って挑めば、釣果にグッと差が出ます。

そんな中で、『ハグレ(大)』は本当に頼れる一本。
発売は秋ですが、現場での使用感はかなり仕上がってきています。

また近いうちに、調整状況とあわせて続報をお届けしますのでお楽しみに!

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