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村岡昌憲
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▼ 続、東京湾奥、運河の奥の話
- ジャンル:釣行記
- (area-釣行記-)
先日に続いて、東京湾奥の運河の奥での、ひたすらボトムの釣り。
ちなみに河川周りの真冬のハゼパターンの釣りにもかなり似てるんだけど、ハゼパターンでは無いと自分としては考えている。
もちろんハゼも食ってるだろうけど。
どちらかというと、カニエビパターンと言いたい。
ハゼパターンはハゼが集まるような砂泥エリアの少し深みのところ。合流点だったり、盲点的には橋脚の周りの深みにもハゼは溜まる。
カニエビパターンは砂泥エリアの中に点在する牡蠣殻や海草混じりの地形のやっぱり深み。
どちらかというと運河の中の浅いところに多かったりする。
しかし、橋脚の周りもポイントだし、マンメイドな何か、例えば排水口の下とか、水門の基礎周りとか。
ハゼもいるけど、カニエビも多いと言うべきか。
深みといってもポイントごとに深さは変わる。
あちこち知ってるところを片っ端から回ってみると30cmでも深くなってればフッコクラスが付いていたりする。
これはどのシーズンでもそういうものだけど、今みたいに上のレンジで釣れる時間がわずかしかない時期は、大半の時間をボトム付近でじっくり粘る釣りをやらないといけないわけで。
例年ならフィッシングショーで大忙しで、この時期のこのパターンの釣りを掘り下げていく時間がほとんど取れなかったんだけど、今年はショーをほとんどお休みするということで、生まれた時間は釣りにおける長年の疑問解消に使っている。
ちなみに今週末の東京浅草でやるスポーツフィッシングフェスティバルにはBlueBlueとして参加してます。土曜日はブースに、日曜日は会場のどこかにいます。
スズキ釣りの話ふくめて、なんでも話してくれたらと思います。お待ちしています。
さて、雪の日挟んで、この日も満潮から下げ始めてのスタート。
下げ7分くらいにポイントに到着。
興味として潮位の高い時間にこのような場所はどうなんだろう?と思うんだけどなかなか自分の思う精度でルアーをボトム通すことが難しい。
そこで潮が引いてる時間にポイント回っている。
釣り人もいなくなる時間だし。
今日も運河の最奥シャロー帯。
そのシャローからモヤモヤ出てくる流れの一帯。
早速探るも、クミホンに1チェイスあったのみで、魚がいない。
さすがに昨日の雪がこたえたか?
そんなに降ってない気もするが、気温はぐっと低くなったのは確か。
シャローは晴れれば水温が上がりやすいので、そこから暖かい水を供給してくれるし、寒い日なら真っ先に水温が下がって冷たい水を供給する。
水温は測ってないけど経験的には11度くらいだろうと思う。水温が下がって3日くらいは活性が低くなるけど、そこで安定していると活性はかなり良くなる。
人間も一緒だ。10月の20度から10度くらいに気温が下がりだした時、みんな震えて寒い寒いと縮こまる。でも、真冬はもっと気温が低いのにあの時より寒くないよね。動き回るでしょ。ほとんどの生き物は変化に弱いのである。
ということでシャローが食わないので、そこから少し下って橋脚周りをやることに。
運河の橋脚周りや橋脚の周りの地形変化で深いところ。そんなところに魚は付いている。
たいていの場所は水深2mも無い。
スネコン90を流れに対してアップに入れてまずはテンションをかけずにスルスルと沈めていく。そこから張らず緩まずで流していくうちにボトムに触る。
何投かしながらそれをボトムに触らないように流せるようにしていると、ゴン!!ととつぜんバイトする。
このポイントは立ち位置の足元にそれがあるのでバイトが強烈。面白い。
ピンボケごめん。
余裕の60オーバー。
魚は続かずポイント移動。次の深みに移動。
ここも橋脚裏。
近くで工事やってるせいで水色がおかしい。
スネコン、ナレージ、クミホンと入れたがバイトがない。
ジョルティ14プロトを入れてみる。
一投でヒット!
俺はスズキ釣りはプラグで釣るのが好き。
だから、ワームがよく釣れるのは分かってたし、それで小沼氏や泉氏がすごい釣るスタイルを確立していくのも羨ましさも感じつつ納得して見ていたんだけど、正直言ってここまで差があるとは思ってなかった。
その差をある日知り、
ということなら、きちんと作ろうという事でニンジャリを作り、ジョルティを作り、ボラコンを作っている。
後発でやる以上、そこに決定的な新しさも組み込んで作ってる。
ジョルティ14と8は秋発売予定で進めてる。
断然の飛距離とローリングアクションを武器に圧倒的に釣れる商品に仕上がってる。ワーム共通。
その次の日も釣りに。
夕マヅメに間に合ったので、運河でバチを待ったけど全くダメ。
港湾に出てみると風もなくて水面が穏やかになってる。
大きな橋の明かり周りで、水面意識してる魚がいないかなと思って投げてると10投ほどでハイドロアッパースリム100Sでヒット。
飛ぶルアーは気持ちいい。
その後はバチパターンで回るも全くダメ。
また運河周りに戻る。シャロー帯からの払い出し。
スネコン流し込んですぐに出る。
が、今日も一本だけ。
数日前の無数のバイトはどこに?
でどんどんと移動する。
取材の時と違ってプライベート釣行はポイントやパターンを外せるのが本当にいい。
ダメ元でとりあえず行ってみる。
この作業がないと釣りは上手くならない。
俺は20代の時に毎晩のように釣りに行って、あの頃は魚で溢れかえっていたからハイシーズンなんかは1ヶ月で1000本魚釣ったりもして(それを信じない人にずいぶんと叩かれてもして)。
その経験値は本当に財産になったし、その貯金でここまで活動してきたんだけど、近年はややその貯金も使い尽くした感を自分では持っていた。
忙しくて自分の釣りも掘り下げることすらできない中で少しの焦りも感じていただけに、この冬ののんびりした時間は自分の原点や財産をさらに進化させていく時間として本当に貴重なものだと思ってる。
で、ワームって釣れるんですねって 笑
ジョルティがすごいのか、ワームならなんでもいいのかは分からない。
でも、プラグとの差はすごい。
特に潮が澄んで魚の活性も低いこの時期だから余計にそう感じるんだろう。
他のワームとの差も本当なら検証しないといけないんだけど、あんまり意識が向かない。
Tracy作ってる時はそれこそほぼ全ての鉄板バイブを投げ込んできちんと性能の差を視覚化していった。
ライバル製品でもすごいものはいっぱいあって、それで釣れると嬉しいような悔しいような、笑。
釣りそのものが楽しいから、根本的にすごい釣具は好きなのである。
だけどワームの研究はなかなかする気が起きない。
こんな感じで
花粉が本格化するまでは頑張るつもり。
- 2019年2月14日
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