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村岡昌憲
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▼ Area2-6 ~シーバス 荒川~
- ジャンル:釣行記
- (area-釣行記-)
	Area2 - Stage6 ~ 逆波の下で ~
2002年6月11日 荒川シーバス
荒川の90UPを初めて見たのは1993年の3月25日。
2002年6月11日 荒川シーバス
荒川の90UPを初めて見たのは1993年の3月25日。
	隣のおっちゃんが釣ったのを僕がタモ入れした時だった。
	それ以降、僕にとって荒川と言えば3月下旬。
	以来、ほとんど毎年春は荒川にこだわった。そして昨年、荒川では初の90UPをキャッチ。
	今年はドタバタし過ぎて春シーズンを棒に振ってしまった。
	そんな中、1年ぶりのArea2を始めようと思った。
	この春の荒川には取材で行ったり、仲間と行ったりして結構いいサイズを釣ったりもしてるんだけど、それはそれ。
	たった1人で全身全霊を持って川面に挑むのがAreaなのだ。
	そこにある読み。全てのプロセスを1人でやってこその、価値ある魚。
	夏のリバーシーバスに照準を定めてArea2を始めようと思う。
	ようやくそんな気になった。
	6月12日
	夜になっても南風が強く吹きつける。
	東京湾奥に南風が吹くと、富津岬やそのさらに南の辺りから始まるさざ波が、少しずつ大きくなって湾奥に打ち寄せる。
	特に浦安沖の水深20mラインからのカケアガリで一気に波が高くなる。
	その波が荒川河口に打ち寄せる。
	昨年の台風15号で、荒川は非常に浅くなってしまって、ほとんどのポイントで釣果ががた落ちした。
	しかし、その砂が堆積する場所は川を下る流れで決まる。川の流れが渦巻き、落ち着く場所。そんな場所に砂は堆積し、浅くなっていく。
	そして、その場所を再度洗ってくれるのが、沖からの波である。
	特にその効果が高いのはこの時期特有の昼間に吹く強い南風。
	そして大きく下げる大潮の下げ潮である。
	ここで起きるのが逆波。両者が揃った時の逆波は高さ2mにも達する。
	そのパワーは想像を絶するものがある。
	湾奥のヘタレボーターなど速攻で転覆するのがこの逆波だ。
	事実、4月、5月とも命知らずなプレジャーボートの転覆事故が発生した。
	逆波は砂を巻き上げ、強い下げ潮はどんどんと下流に砂を吐きだしていく。
	そんな日々を少しずつ経ながら、荒川は複雑な地形、生物にとって理想的な状態へと変化していく。
	臨海公園などは台風直後に比べて、1m近くもまた水深が深くなった。
	20時にポイントに到着。まずは中土手。
	18:40に満潮を迎えた荒川はすでに逆波に真っ向から流れをぶつける形となっていた。
	逆波が大きく立ちながら、非常に遅いスピードで川を上っていく。
	川は幾分か濁り、表層の流れは轟々と河口へと向かっている。
	こういう状態は僕自身もあまり好きな状況ではない。
	いや、得意ではないと言うべきか。
	下げの南。
	大潮の日ですら、この状況になると川アングラーの大半がホゲる。
	僕自身もこういう日は港湾部に逃げるのが常だった。
	しかし、それは違う魚を狙ってるに過ぎない。
	川の魚はあくまで川にいる。
	そんな逆波が立った状況でも、どこかで捕食しているに違いないのだ。
	そこに真っ向から挑む。
	まずは橋脚。
	上流側に立って橋脚を狙う。
	下流側から吹き付ける風がキャストを難しくする。
	流れに対して理想の位置に立つと、ギリギリ届くかどうか。
	いや、僕が今まで使っていた竿では届かなかった。
	風神号。絶対的な飛距離を唱うこのロッドを手にするまでは、攻略は難しかった。
	この竿が何で飛ぶのか。いや、本当に飛ぶのか。
	それが知りたくて買ったこのロッド、初めてキャストした時にぶったまげた。
	最初は全く制御の効かないじゃじゃ馬。目測より10m以上も遠くに飛んでいく。
	とにかくすごい飛距離。なんでだかわからんけど飛ぶのだ。
	徹底的に投げ込んでアキュラシーをものにする。
	50時間も投げれば十分に精度が出てくる。
	30m先の1m。10m先の30センチ、この2つができるととても多くの魚を出すことができる。
	そして僕は100時間以上投げ込んで判った。
	驚くべき秘密がこのロッドには隠されている。
	会ってるかどうかも判らないし、企業秘密かもしれないので、ここには書かないけど簡単なことだった。
	CRかなんかで会った時でも聞いてくれ。
	橋脚に撃ち込むのはビリケン10.5。
	岸より1本目の橋脚。
	逆風を突いてショルダーに投げ込む。
	ラインスラッグを処理して海中にラインを入れてから、ジャークを一発。
	逆波の中では何がどう動いているかなんてさっぱり判らない。
	なんとなくコースが想像でき、動きが想像できるだけ。
	波のパワーが予想以上で、この想像が働かない。
	ラインが波頭より水中に入り、そしてまた出てくる状況。
	U字メソッドもクソもあったもんじゃない。
	そん中でビリケンをジャークしまくるがダメ。
	次に狙っていたレンジは水深1mライン。
	川の水は轟々と下げている。
	その中で、波は逆立つけど低層の方は特に影響なく流れているはず。
	その乱れた上の潮と、整った下の潮のエッジを1mと読んだ。
	エンゼルキッス14センチをセット。
	重いだけあってまた見事に風を突き抜けて飛んでいく。
	しかし、これもノーバイト。
	様々なルアーを試みるが、どうしてもバイトが出せない。
	上を泳ぐルアーは泳ぎが破綻するので、アイマとかだとお話にならない。
	かといってサラナやエンゼルキッスではばたついてしまって喰う気がしない。
	考えてもアピールが強く、泳ぎが破綻しづらいビリケンだと思うのだけど・・。
	3ヶ所の橋脚をやって、どこもダメだった。
	こっちはもう少しアイディアが必要だ。
	ストラクチャーをあきらめて、シャロー狙いに変える。
	ポイント名「バウ」に到着。
	ここも結構大きな逆波。湾奥の逆波がここまで上がってくるのだ。
	僕は土手の上からしばし波を見つめていた。
	波のとぎれる変化、流れが波によって変化する場所がないだろうか。
	そんな風に見たけど、全く見つけることはできなかった。単に荒れた水面。
	普段、ブレイクライン上にできる見事な潮目すらもかき消されている。
	そんな中で、地形から入るポイントを読んでいく。
	シャローは川の流れより波のパワーの方が強いに違いない。
	となると、川の流れはどこかでよれ集まり、勢いを増す場所があるはず。
	水面から見ただけでは判らないので、この辺かなと思う辺りに入る。
	川のカーブの内側、その入り口。
	流れがあたって外側に大きく振れる、そんなエリアだ。
	シャローに踏み込んでいって驚いた。
	すごいコノシロの群れ。20センチ前後のコノシロがシャローに大挙してる。
	狙い目?
	やっぱりビリケンから入る。
	ただ巻きとかジャーキングで探ってみるけどバイトが出ない。
	魚はいるはずなのに・・・。
	昨年の春に炸裂したX-110SWや、メケメケ、ハンマー、アイマにサーフスラッグなど色々と試してみるが反応がない。
	コノシロは相変わらずたくさんいる。立ち込んでる自分の回り360度どこにでもいる。
	だけど、どうしようもない。
	時折、コノシロが派手に水面にどわっと浮くたびに気合い入れてキャストするけど反応無し。
	2時間粘ったけど結局ダメ。
	ゲームセット。
	逆波、甘くない。
	ノーバイトに終わってしまった。
	しかし、いくつか良いアイディアが浮かんだ。
	ロッドのポテンシャルもかなり判ってきた。
	次回、もう少し変化のあるパターンで挑んでみようと思った。
| 使用タックル | ||
| ロッド | アピア 風神号86L | |
| リール | シマノ ステラ3000 AR | |
| ライン | 東レ シーバスPE 1号 | |
| プラグ | ミラクルワークス ドカポップ12cm・阿修羅 邪道 ヨレヨレ~ メガバス X-80SW・X-110SW | |
- 2002年6月11日
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