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村岡昌憲
東京都
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▼ 意識の中の存在
- ジャンル:日記/一般
決してスズキでなくたっていいのだろう。
どこかの山の頂でも良いし、どこかの田園風景でもいい。
あわただしい日常を過ごす中で、同じ時間を過ごしているはずの、遠くて遠くて尊すぎる存在。
その存在をいつも無意識に感じていることの重要さ。
自分がこの間逃がしたスズキが今もあの河口の瀬の上でじっとしながら、コノシロが目の前に泳いでくることを虎視眈々と待っている。
自分が狙うまだ見ぬ大きなスズキが、あの干潟の中でアマモを離れ、船道に今やさしかかろうとしている。
そして今、自分はパソコンの前に座り、そのことを頭の片隅に感じながらコーヒーを口にし、キーボードを叩く。
これも俺のスズキ釣り。
今週の自分はひたすら経営者の仕事をしていた。
昼は未来の投資案件の計画を銀行や税理士に語り、自分の中のビジョンを現実化させていく作業。
夜は半期を追えた社員達を励まし、未来を語り、明日の展望を話す。
毎晩続いた会食の終わりに寸暇を惜しんで出ること4回、2回はスズキに出会えたが、2回は川の流れに馴染むことすら許されなかった。
自然と離れた者に、自然は厳しい。
自然から離れすぎた者から自然は命を奪っていく。
危ないから自然から離れる人と、危ないから自然を知ろうする人。
その差はある時容赦なく訪れる。
昨日は麻布十番から地元まで流れ、5次会まで行く始末。
酔いも二回りしたような明け方に、夢の中のような曖昧な感覚の中、酔いつぶれた女を背負ってタクシーへ担ぎ込む。
東の空も明るくなろうかという頃にようやく家に着いて、肩からバッグを下げたままの背広姿で玄関に寝ころんだ。
まどろみの中で、今晩会えなかったスズキの事を思い出す。
あの川の流れを果敢に泳いで朝マヅメを楽しみにしているんだろう。
そして多くの釣り人のルアーを見破り、今日を生き抜く。
明日こそは・・・
それも俺のスズキ釣り。
そして嫁さんにけっ飛ばされて起こされる。
- 2009年10月25日
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