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村岡昌憲
東京都
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▼ 凄腕の5本目
- ジャンル:釣行記
- (area-釣行記-)
雨が降るのをずっと待っていた。
それはスズキもそうだったんだろう。
夕方から降り出した冷たい雨は久しぶりに東京の路面を濡らした。
短時間だけどそれなりにまとまった雨だったようだ。
降りすぎると魚は沖に出てしまう冷たい嫌な雨だが、ここ1週間以上降水のない東京湾奥においてはそろそろ一雨欲しいという感じではあった。
会社から出て家に帰ってすぐに出発。
潮は長潮。
ウェーディングもできなくはないが、時合が短いのと、体がヘトヘトなのでパス。
凄腕の為の釣行は今月あと2回ほどしかできない。
今月はキーパー70cmを宣言。
しかし、結果に恵まれ4本をウェイイン中。

この日の時点でトップとは66cm差。
先日逃がした68cmが頭をよぎるが、狙いは70UP、この大潮で上位陣がスコアを伸ばしてくることを考えると、80upを出したいところ。
「長潮で80upねぇ・・・。」
潮の動きがほとんど期待できないので、パターンは強く吹く北風で形成されると考える。
そこに雨でできる流れが同調する場所。
車を走らせながら、カーナビに打ち込まれたポイント情報を眺めていてひらめいた場所。
千葉湾奥の工業地帯の中にある干潟。
工業地帯は大型船が接岸するため、基本的には深く浚渫している。
が、千葉湾奥は元々ほとんどの海岸線が干潟だったところである。
おのずと放置すると土砂が堆積して近年急激に浅くなってきている。
浚渫する予算が続かない、沈んでいくこの国の一つの姿である。
自然は元あったように、戻っていく。そう、ありのままに。
ポイントに着くと、状況は良さそう。
レインウェアを着て車から飛び出すが、今年一番の寒さ。
対岸から500mほど表層を吹いてきた風が足元の岩壁に当たって、左側へ払い出す流れを作っている。
その直線の岸壁の最後は馬の背になっていて浅い。
そしてその手前に雨水の排水口がある。
排水口からはかなりの水量で水が落ちていて、小さなサラシを形成。
まずはそこにスーサンを撃ち込んでいく。
流れ込みの向こうに投げ、泡の中に入ったらほとんど止めているような感じでデッドスロー。
ゴン!!
手首が反射的にアワセを入れようと動くが、この感触はボラの背中。
その後、スズキの反応はない。
流れ込んでいる水にスーサンをしばらく浸して、その後自分の頬に当てると冷たいが思ったほどでもない。
同じように海水に浸してからスーサンに触れるとやや暖かい。
この水温差であれば、真水が上に行くか、良い感じで混ざり合うかどっちか。
ということで、馬の背。
水深は2mくらい。
手前から慎重にスーサンを流して反応を見ていくが特に応答はない。
「次にチョーサンに・・・」
ルアーをチェンジしようとタックルボックスを開いた瞬間だった。
ゴバッ!!!
ライズ!?
海面に目をこらすが、どこら辺で出たかがわからない。
が、馬の背などのライズは出たらすぐに投げ込んだ方がバイトが出る方がいい。
向かい風なので飛ばせるルアーに変えよう。
目に入ったのはP-CE100。
色はfimoオリカラのブルーブルー。
スナップに付けてすぐにフルキャスト。
正面に投げた1投目は空振り、やや左に投げた2投目も空振り。
3投目、左45度に投げたP-CE100が着水する。
向かい風がラインをたるませるので、風任せにして泳がしていると、
ドン!
とバイト。
ナイトホークがバッドまで曲がる。ティップの位置がアワせる前と後で変わってない。
でかいぞ!
魚は水中で大きく首を振ってから沖に向かって走り出す。
強めのドラグ設定にもかかわらずかなり甲高い音をさせてドラグがうなる。
10mほど走って止まったので、寄せ始める。
途中のエラ洗いはゴリ巻きでラインが弛まないようにして馬の背を乗り越えて、一気に足元まで寄せる。
そこからラストランに備えてドラグを2回転緩める。
魚はじりじりとリールを焦らしながら、何度か弱い突っ込みを見せる。
そろそろいいかな?
ロッドパワーで浮かしてライトを付けると、大きな魚。
80upありそう。
ここで、タモ網を手前の雨水の排水口に置き忘れたことに気がつく。
ドラグをさらに2回転緩めて、ドラグを出しながら50mほど排水口に向かってダッシュ。
魚は疲れ切っているのかそんなに動かない。
排水口でタモを回収し、タモ入れの準備をしてから、ドラグを戻してファイト開始。
慎重に寄せてきて一発でネットイン。

P-ce100、やってくれました。
計測したら85センチ!
スケジュールが汲々の中での釣りで、今回はズバリと読みが当たって嬉しい限り。
十分満足して撤収。
わずか1時間の釣り。
家に帰ってバタンキューで、翌日凄腕にウェイイン。
ヤッホ~イ!

さあ、みんな!もうシーズンは終わりだ、ロッドはもう納屋の奥にしまってしまえ。
明日からは釣りビジョン『SEABASS JOURNY』の取材で関東ブロックの外へ。
週末もSWAP、帰ってきてイカ釣りや出張続きなどで凄腕の釣りは小潮の27日から。
その頃はもう潮が悪いのだ。
それまでにトップであることを祈りつつ、明日からの取材を全力で挑んで来る。
SWAPin香川で会いましょう!!
それはスズキもそうだったんだろう。
夕方から降り出した冷たい雨は久しぶりに東京の路面を濡らした。
短時間だけどそれなりにまとまった雨だったようだ。
降りすぎると魚は沖に出てしまう冷たい嫌な雨だが、ここ1週間以上降水のない東京湾奥においてはそろそろ一雨欲しいという感じではあった。
会社から出て家に帰ってすぐに出発。
潮は長潮。
ウェーディングもできなくはないが、時合が短いのと、体がヘトヘトなのでパス。
凄腕の為の釣行は今月あと2回ほどしかできない。
今月はキーパー70cmを宣言。
しかし、結果に恵まれ4本をウェイイン中。

この日の時点でトップとは66cm差。
先日逃がした68cmが頭をよぎるが、狙いは70UP、この大潮で上位陣がスコアを伸ばしてくることを考えると、80upを出したいところ。
「長潮で80upねぇ・・・。」
潮の動きがほとんど期待できないので、パターンは強く吹く北風で形成されると考える。
そこに雨でできる流れが同調する場所。
車を走らせながら、カーナビに打ち込まれたポイント情報を眺めていてひらめいた場所。
千葉湾奥の工業地帯の中にある干潟。
工業地帯は大型船が接岸するため、基本的には深く浚渫している。
が、千葉湾奥は元々ほとんどの海岸線が干潟だったところである。
おのずと放置すると土砂が堆積して近年急激に浅くなってきている。
浚渫する予算が続かない、沈んでいくこの国の一つの姿である。
自然は元あったように、戻っていく。そう、ありのままに。
ポイントに着くと、状況は良さそう。
レインウェアを着て車から飛び出すが、今年一番の寒さ。
対岸から500mほど表層を吹いてきた風が足元の岩壁に当たって、左側へ払い出す流れを作っている。
その直線の岸壁の最後は馬の背になっていて浅い。
そしてその手前に雨水の排水口がある。
排水口からはかなりの水量で水が落ちていて、小さなサラシを形成。
まずはそこにスーサンを撃ち込んでいく。
流れ込みの向こうに投げ、泡の中に入ったらほとんど止めているような感じでデッドスロー。
ゴン!!
手首が反射的にアワセを入れようと動くが、この感触はボラの背中。
その後、スズキの反応はない。
流れ込んでいる水にスーサンをしばらく浸して、その後自分の頬に当てると冷たいが思ったほどでもない。
同じように海水に浸してからスーサンに触れるとやや暖かい。
この水温差であれば、真水が上に行くか、良い感じで混ざり合うかどっちか。
ということで、馬の背。
水深は2mくらい。
手前から慎重にスーサンを流して反応を見ていくが特に応答はない。
「次にチョーサンに・・・」
ルアーをチェンジしようとタックルボックスを開いた瞬間だった。
ゴバッ!!!
ライズ!?
海面に目をこらすが、どこら辺で出たかがわからない。
が、馬の背などのライズは出たらすぐに投げ込んだ方がバイトが出る方がいい。
向かい風なので飛ばせるルアーに変えよう。
目に入ったのはP-CE100。
色はfimoオリカラのブルーブルー。
スナップに付けてすぐにフルキャスト。
正面に投げた1投目は空振り、やや左に投げた2投目も空振り。
3投目、左45度に投げたP-CE100が着水する。
向かい風がラインをたるませるので、風任せにして泳がしていると、
ドン!
とバイト。
ナイトホークがバッドまで曲がる。ティップの位置がアワせる前と後で変わってない。
でかいぞ!
魚は水中で大きく首を振ってから沖に向かって走り出す。
強めのドラグ設定にもかかわらずかなり甲高い音をさせてドラグがうなる。
10mほど走って止まったので、寄せ始める。
途中のエラ洗いはゴリ巻きでラインが弛まないようにして馬の背を乗り越えて、一気に足元まで寄せる。
そこからラストランに備えてドラグを2回転緩める。
魚はじりじりとリールを焦らしながら、何度か弱い突っ込みを見せる。
そろそろいいかな?
ロッドパワーで浮かしてライトを付けると、大きな魚。
80upありそう。
ここで、タモ網を手前の雨水の排水口に置き忘れたことに気がつく。
ドラグをさらに2回転緩めて、ドラグを出しながら50mほど排水口に向かってダッシュ。
魚は疲れ切っているのかそんなに動かない。
排水口でタモを回収し、タモ入れの準備をしてから、ドラグを戻してファイト開始。
慎重に寄せてきて一発でネットイン。

P-ce100、やってくれました。
計測したら85センチ!
スケジュールが汲々の中での釣りで、今回はズバリと読みが当たって嬉しい限り。
十分満足して撤収。
わずか1時間の釣り。
家に帰ってバタンキューで、翌日凄腕にウェイイン。
ヤッホ~イ!

さあ、みんな!もうシーズンは終わりだ、ロッドはもう納屋の奥にしまってしまえ。
明日からは釣りビジョン『SEABASS JOURNY』の取材で関東ブロックの外へ。
週末もSWAP、帰ってきてイカ釣りや出張続きなどで凄腕の釣りは小潮の27日から。
その頃はもう潮が悪いのだ。
それまでにトップであることを祈りつつ、明日からの取材を全力で挑んで来る。
SWAPin香川で会いましょう!!
- 2010年11月17日
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