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▼ アマゴの最終形態
- ジャンル:釣行記
- (イワナ, 渓流, Kimi Hiroyuki Yamane)
こんにちは山根兄弟(兄)です。
先日、トラセンスタッフの木村コーダイまんにオススメされた場所へ渓流釣りに出掛けてきたので投稿させていただきます。
憧れの大アマゴ
一年前の9月、コーダイまんから一枚のアマゴの写真とともに、めっちゃ良い場所見つけました!すぐに行ってみてください!という連絡がありました。
なんでも、真っ黒な大アマゴが沢山泳いでいる場所を見つけたと言います!
1匹で満足しちゃって、他の魚は手出ししてないので!って煽ってくれましたが、連絡があったのが9月29日の夜……。禁漁まであと1日しかなかったわけです。
一年間楽しみに待っていた
一年経ってしまいましたが、彼に教えてもらった沢に入渓していきます。
前夜に降った雨の影響か、これが平水なのか分かりませんが渓相に対して水量が多く、少し釣り辛さを感じます。
朝のうちは魚の反応がありませんが、ゆっくり遡行していくと、真っ黒な魚影がスーッと白泡の中へ消えていきました。
婚姻色がバチバチのアマゴ……。今年も健在なご様子です。
しばし、消えたアマゴが浅瀬にあがるのを待ってみますが一向に出てこず。
しびれを切らしてルアーを投げても反応がないので、再び遡行開始です。
そのうちに陽が入るようになり、イワナが掛かってくるようになりました。
こんな場所で頭ハネ……
遡行していくと、大きな釜と浅瀬が隣接するポイントが出てきました。
いかにも大アマゴが溜まりそうな場所です。
浅瀬に出ている魚が見当たらないので、試しに淵へ1投すると数匹のイワナと尺クラスのアマゴがチェイスしてきました。
魚が集まっているのは明らかだったので、浅瀬に魚が上がるのを期待しながら僕の気配が消えるまでしばし観察モードです。
……。
下流からご年配の餌釣り師の方が上がってきました。
結論、頭跳ねをされるのですが、何故この場所を知ってる?と聞かれ、友人に教えてもらったと正直に伝えると、退渓ルートを示され帰れと言わんばかりのことを告げられました。
……。
渓流釣りでも、俺の場所だと言って堤防先端を横取りするような理不尽なことがあるんですね。
初心者じゃなくても、あんな人と出くわすと渓流釣り嫌いになりそう……。
山で一番出会いたくないのは、熊でもスズメバチでも無くてヒトだなって改めて感じました。
幸いにも、魚影は多そうですし、後追いでもこの時期なら良い場所さえ見つけられれば釣れるだろうと前向きに考えます。
頭ハネした人とできるだけ離れたかったので、たっぷり1時間くらい、優雅に泳ぐイワナの観察をしながら過ごします。
それにしても、何にも流れてこないのに、ずーっと気長に定位しているもんですね。健気なイワナに癒されました。
さて、大きな釜を超えて遡行再開です。
恐竜みたいな大アマゴ
すると釜から僅か30mくらい進んだところでいかにも!って環境が見えてきました。
身を低くして、下流から静かに近づくと波立ちの無い流れの中に真っ黒な大アマゴが2尾、周りにも一回り小さなアマゴが何尾か泳いでいます。
ロッドを持たずに少し観察してみると、イワナのような魚がちょっかいを出すたびにゆっくり定位していた大アマゴが突進したり、反転したり積極的に反応しています。
こんな好条件……、餌釣りで釣れなかったのかな?それともジャバジャバ沢の中歩いちゃったのかな?上流はもっとパラダイスなのかな……。
さっきの嫌な記憶が纏わりついてくるのが不快ですが、1尾で満足するタイプな僕は絶好のチャンスに集中します。
狙いは背ビレに傷を負った一番大きな雄アマゴ。45cmはありそうです。
この個体が定位したがる位置や他の魚たちの侵入コース、それに対する反応をしっかり見極めて、大袈裟なくらい距離をとりながら静かに立ち位置を移動します。
幸運にも1投目で理想の着水点にルアーが入り、そこからは(自分で言うのもなんですが)スローモーションに感じられるくらい鮮やかなヒットでした。
バシャバシャーっと最初こそ力強く上流方向へ疾走しましたが、サイズに見合わずグネグネしながら寄ってきます。
下流にだけ逃げられないように、冷静に……、慎重に……、最後は上手にネットで掬うことができました。
勇ましい表情とは裏腹に、魚体には激しい戦いでついた傷がいくつもあります。
まさに、最期の最終形態。お世辞にも綺麗な個体ではないし、カッコ良さのピークは一週間程前だったかもしれません。
ケド、何故か筆舌に尽くし難い魅力を感じました。
2.2尺の大岩魚
これほどの鼻曲がりのアマゴは人生2度目。40cmを超えたのは初めてです。
写真を撮り終え、しばし余韻に浸ります。
この1匹で大満足。この先はあの人がいるだろうし、来年以降、また再訪しよう。
竿を仕舞い、人里まで降り、すぐにコーダイまんにお礼の電話をかけました。
すると、彼は彼で70cmに迫る超得大イワナを本州の渓流で釣ったとのこと。
まだ、詳しく聞いてませんが、来年連れてってくれるそうです。
因みに、ドワーブXXでヒットさせて壮絶な戦いだったとか言っておりました。
はい……。今回はコーダイまんはやっぱり凄い人というお話しでした。
使用ロッド:ドワーブXX
今回の釣行もトラセンの渓流ロッド"ドワーブXX”を使用しました。
独自のセミトリガーレスグリップを採用した、スピニング/ベイト兼用可変式ロッドになります。
可変領域は3.2ftから5.7ftとなっております。
気分や渓相に合わせてじつに様々な使用方法が楽しめるロッドです。
2尺2寸の大岩魚はさておきまして、今回のような渓流域における40cm台のトラウトでしたら問題なくファイト可能です。
今回は
先日、トラセンスタッフの木村コーダイまんにオススメされた場所へ渓流釣りに出掛けてきたので投稿させていただきます。
憧れの大アマゴ
一年前の9月、コーダイまんから一枚のアマゴの写真とともに、めっちゃ良い場所見つけました!すぐに行ってみてください!という連絡がありました。
なんでも、真っ黒な大アマゴが沢山泳いでいる場所を見つけたと言います!
1匹で満足しちゃって、他の魚は手出ししてないので!って煽ってくれましたが、連絡があったのが9月29日の夜……。禁漁まであと1日しかなかったわけです。
一年間楽しみに待っていた
一年経ってしまいましたが、彼に教えてもらった沢に入渓していきます。
前夜に降った雨の影響か、これが平水なのか分かりませんが渓相に対して水量が多く、少し釣り辛さを感じます。
朝のうちは魚の反応がありませんが、ゆっくり遡行していくと、真っ黒な魚影がスーッと白泡の中へ消えていきました。
婚姻色がバチバチのアマゴ……。今年も健在なご様子です。
しばし、消えたアマゴが浅瀬にあがるのを待ってみますが一向に出てこず。
しびれを切らしてルアーを投げても反応がないので、再び遡行開始です。
そのうちに陽が入るようになり、イワナが掛かってくるようになりました。
こんな場所で頭ハネ……
遡行していくと、大きな釜と浅瀬が隣接するポイントが出てきました。
いかにも大アマゴが溜まりそうな場所です。
浅瀬に出ている魚が見当たらないので、試しに淵へ1投すると数匹のイワナと尺クラスのアマゴがチェイスしてきました。
魚が集まっているのは明らかだったので、浅瀬に魚が上がるのを期待しながら僕の気配が消えるまでしばし観察モードです。
……。
下流からご年配の餌釣り師の方が上がってきました。
結論、頭跳ねをされるのですが、何故この場所を知ってる?と聞かれ、友人に教えてもらったと正直に伝えると、退渓ルートを示され帰れと言わんばかりのことを告げられました。
……。
渓流釣りでも、俺の場所だと言って堤防先端を横取りするような理不尽なことがあるんですね。
初心者じゃなくても、あんな人と出くわすと渓流釣り嫌いになりそう……。
山で一番出会いたくないのは、熊でもスズメバチでも無くてヒトだなって改めて感じました。
幸いにも、魚影は多そうですし、後追いでもこの時期なら良い場所さえ見つけられれば釣れるだろうと前向きに考えます。
頭ハネした人とできるだけ離れたかったので、たっぷり1時間くらい、優雅に泳ぐイワナの観察をしながら過ごします。
それにしても、何にも流れてこないのに、ずーっと気長に定位しているもんですね。健気なイワナに癒されました。
さて、大きな釜を超えて遡行再開です。
恐竜みたいな大アマゴ
すると釜から僅か30mくらい進んだところでいかにも!って環境が見えてきました。
身を低くして、下流から静かに近づくと波立ちの無い流れの中に真っ黒な大アマゴが2尾、周りにも一回り小さなアマゴが何尾か泳いでいます。
ロッドを持たずに少し観察してみると、イワナのような魚がちょっかいを出すたびにゆっくり定位していた大アマゴが突進したり、反転したり積極的に反応しています。
こんな好条件……、餌釣りで釣れなかったのかな?それともジャバジャバ沢の中歩いちゃったのかな?上流はもっとパラダイスなのかな……。
さっきの嫌な記憶が纏わりついてくるのが不快ですが、1尾で満足するタイプな僕は絶好のチャンスに集中します。
狙いは背ビレに傷を負った一番大きな雄アマゴ。45cmはありそうです。
この個体が定位したがる位置や他の魚たちの侵入コース、それに対する反応をしっかり見極めて、大袈裟なくらい距離をとりながら静かに立ち位置を移動します。
幸運にも1投目で理想の着水点にルアーが入り、そこからは(自分で言うのもなんですが)スローモーションに感じられるくらい鮮やかなヒットでした。
バシャバシャーっと最初こそ力強く上流方向へ疾走しましたが、サイズに見合わずグネグネしながら寄ってきます。
下流にだけ逃げられないように、冷静に……、慎重に……、最後は上手にネットで掬うことができました。
勇ましい表情とは裏腹に、魚体には激しい戦いでついた傷がいくつもあります。
まさに、最期の最終形態。お世辞にも綺麗な個体ではないし、カッコ良さのピークは一週間程前だったかもしれません。
ケド、何故か筆舌に尽くし難い魅力を感じました。
2.2尺の大岩魚
これほどの鼻曲がりのアマゴは人生2度目。40cmを超えたのは初めてです。
写真を撮り終え、しばし余韻に浸ります。
この1匹で大満足。この先はあの人がいるだろうし、来年以降、また再訪しよう。
竿を仕舞い、人里まで降り、すぐにコーダイまんにお礼の電話をかけました。
すると、彼は彼で70cmに迫る超得大イワナを本州の渓流で釣ったとのこと。
まだ、詳しく聞いてませんが、来年連れてってくれるそうです。
因みに、ドワーブXXでヒットさせて壮絶な戦いだったとか言っておりました。
はい……。今回はコーダイまんはやっぱり凄い人というお話しでした。
使用ロッド:ドワーブXX
今回の釣行もトラセンの渓流ロッド"ドワーブXX”を使用しました。
独自のセミトリガーレスグリップを採用した、スピニング/ベイト兼用可変式ロッドになります。
可変領域は3.2ftから5.7ftとなっております。
気分や渓相に合わせてじつに様々な使用方法が楽しめるロッドです。
2尺2寸の大岩魚はさておきまして、今回のような渓流域における40cm台のトラウトでしたら問題なくファイト可能です。
今回は
- 10月5日 09:52
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