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▼ わらしべ長者♪ (南房総サーフ釣行)
4月の大釣り以来、約半年ぶりに、
千葉県は南房総サーフに行ってきた。
ちなみに、4月の大釣り写真はこちら。
(こんなことめったにないので、もう一回自慢させてぇ~)
フッコ42㎝
ヒラメ56㎝
クロダイ46㎝
さて、本題。
10月8日は大潮で、マズメに下げ始めが重なる良い潮回り。
北よりの風のおかげで、波もさほど高くなく、釣りやすい。
これは、ソコリあたり(10:30AM頃)の写真だが、
足下で波が崩れているところと、沖で波が崩れている間の
水域の表面がダラ~っとしているのがおわかりだろうか。
そこは、沖のサンドバーのカケサガリから
足下のカケアガリの間にある深みで、
このサーフではB+ランクのポイントだ。
この日は、決して海の状況は悪くなかったと思う。
私は、暗いうちからサーフに入るのが好きだ。
この日は4時入り。(シメシメ、一番乗りだ。)
地形の把握と、ポイントの確保が一番の目的だが、
雲がない日は、満点の星空がボクを迎えてくれる。
第一投前のルーティーンである深呼吸をしながら、
空を見上げて星を見る。
それだけで、はやる心が落ち着いてくるのだ。
暗闇の中、海を観察していると、4月に大釣りした
ポイントに、大きな離岸流が発生しているのを発見した。
しばらくはここで腰を据えて粘ることにした。
常用薄明。異常なし。
日の出。異常なし。
ここまで2時間。さすがに集中力が切れてきた。
地元師らしきおじちゃんルアーマンが近寄ってきたので、
「チーム人見知り」だけど、勇気を出して挨拶してから、
最近の状況を聞いてみた。
「今年はおかしいんだよ。キスも釣れてねぇし、スズキもイマイチ。ソゲが少し出始めたけど、マゴチの話は最近聞かないねぇ。」
15分くらい話を聞いて、実績のある位置を教えてもらったり
した。やはり、地元師は頼りになる。
ランガン開始。小規模な離岸を発見。
第1投で、セイゴクラス(と思われる)シーバスがヒット!
ヒットルアーは、sasuke120裂波(赤金)。
しかし、数秒のやりとりの後、無念のフックアウト。
まあ、いいや。セイゴだし。(ホントはめちゃ悔しい “o(><)o”くう~!)
左側50M先の方に、大きなワンドがあって、
真ん中が深く掘れているポイントが見える。
しかし、ビギナーらしきルアーマンが入っていて、
なかなか動かない。
う~ん。ポイント選択は正しいけど、そのキャストや
リトリーブでは釣れなさそうだなぁ。
近寄って教えてあげようかなぁと思いつつ、
お節介と思われるのもイヤで、「早く移動して!」と祈る。
15分後。ようやく移動したので、すかさずダッシュ。
水面にヨレが出来ていた。
日が差してきて、水面が明るく照らされてきた。
いい感じだ~。
トップから水面直下を狙うため、
悟空127F(ゴーストレッド)をチョイス。
3投目。フッコクラスがボシュッと出た!
しかし、数秒間のやりとりの後、無念のフックアウト。
まあ、いいや。フッコだし。(ホントはめっさ悔しい o("へ")o クーッ!)
しばらく粘ったが二度目のアタリはなかった。
ランガン折り返し。
4月にヒラメを釣った小さなワンドの中央に
小さな離岸が出来ていた。そこそこ良いポイントだ。
なのに、近くにいた20歳くらいの2人組のルアーマン達は、
その離岸から完全に外れたところで延々と投げ続けている。
「離岸流あるよ」と教えてあげようと(一瞬だけ)思ったが、
自分も釣れてないので、大人げなくその離岸流を独占した。
下げ5分の時間帯。波が少し高くなってきたが、
キャストのタイミングさえ間違えなければ、
ルアーはしっかり泳いでくれる。
サーフフィッシングのエース。
ショアラインシャイナーSL14-FG(バーニングイワシ)をチョイス。
このルアー、ぶっ飛びの上に、フラッシングが凄いんだ。
特に日が高く昇ってからが強い。
ホントにオススメのルアーだ。
キャストを始めて数投目。
40M位先にあるサンドバーからのカケサガリに
ルアーがさしかかったところで、ゴン!
バシャっと魚が水面に一瞬飛び出した音がしたので、
シーバスだと思った。ただ、姿は確認できなかった。
下へ下へとグイグイ潜ろうとするが、
いつエラ洗いするか分からない。
ロッドを倒して応戦する。ドラグこそ出ないが、
そこそこのサイズのようだ。
手前5Mまで寄せたとき、水面に尾ビレが出た。
ヒラメだ!
その数秒後。
フッ。
無念のフックアウト。
本日3バラシ。
無意識のうちに膝から崩れ落ち、うつむいていた。orz
幸い、隣の2人組のルアーマン達は、
こちらの様子に気が付いていないようだ。
もう少し粘ろう。
30分ほど、手を変え品を変えて粘ったが、結果は出なかった。
その後もランガンを続けたが、結局、魚は獲れなかった。
ただ、大きな収穫があった。
地元ルアーマン達の顔をしっかり覚えたこと。
ソコリまで粘ったことで、地形がだいたい把握できたこと。
この二つがあれば、次の釣りに確実に繋がる。
「やりきった感」がボクを満たし、
充実した気持ちでサーフを後にした。
あ、そうそう。本日のゴミ拾い。ペットボトル約2㎏。
これならリサイクルに回せる。焼け石に水かもしれないけど、
拾わないよりは拾った方がまし。地道に続けることにしよう。
車に乗って移動中、サーフから引き上げてきた
先ほどの2人組のルアーマン達とすれ違った。
手に持っている袋の中にはヒラメが。
よかったね♪(そのヒラメ、本当はボクのだったのに・・・・)
さて、その後、外房在住の釣り友達に
3バラシだったとメールすると、釣り友達は釣りまくっていた。
前日の夕マズメ、開始後15分で65㎝。
この日の朝マズメ30分で、60㎝と40㎝を獲っていた。
これは話を聞かねばと、ランチを共にすることに。
店のマスターを交えて、延々と釣り談義に花が咲く。
外房情報を聞きつつ、ボクからは、今日行った
サーフの地形や、ヒラメのヒットポイントを詳細にレクチャー。
それにとどまらず、
「こんどヒラメが釣れたらあげるね。」
空手形まで切ってしまった。偉そうにも程がある(爆)。
釣り友達との別れ際。
「いつかくれるヒラメと引き替えに、これ、もって帰んな。」
「今朝釣った60と40。しっかり血抜きしてあるから。」
南房サーフの詳細情報とヒラメの「空手形」が、
シーバス2匹に化けた。
まさに、わらしべ長者。
でも、わかってるんだ。
ホントのところは、彼の優しさ以外の何ものでもないことを。
後で聞いたら、
「どうせボウズだろうから、準備してたんだ」
涙が出そうになった。
彼は、ボクの車が見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。
やはり、持つべきものは友達だ。
さあ、これでヒラメを釣るしかなくなった。
次に釣ったヒラメが仮に座布団クラスでも、
彼に献上すると心に決めている。
それが次の釣行への大きなインセンティブになるのだから。
千葉県は南房総サーフに行ってきた。
ちなみに、4月の大釣り写真はこちら。
(こんなことめったにないので、もう一回自慢させてぇ~)
フッコ42㎝
ヒラメ56㎝
クロダイ46㎝
さて、本題。
10月8日は大潮で、マズメに下げ始めが重なる良い潮回り。
北よりの風のおかげで、波もさほど高くなく、釣りやすい。
これは、ソコリあたり(10:30AM頃)の写真だが、
足下で波が崩れているところと、沖で波が崩れている間の
水域の表面がダラ~っとしているのがおわかりだろうか。
そこは、沖のサンドバーのカケサガリから
足下のカケアガリの間にある深みで、
このサーフではB+ランクのポイントだ。
この日は、決して海の状況は悪くなかったと思う。
私は、暗いうちからサーフに入るのが好きだ。
この日は4時入り。(シメシメ、一番乗りだ。)
地形の把握と、ポイントの確保が一番の目的だが、
雲がない日は、満点の星空がボクを迎えてくれる。
第一投前のルーティーンである深呼吸をしながら、
空を見上げて星を見る。
それだけで、はやる心が落ち着いてくるのだ。
暗闇の中、海を観察していると、4月に大釣りした
ポイントに、大きな離岸流が発生しているのを発見した。
しばらくはここで腰を据えて粘ることにした。
常用薄明。異常なし。
日の出。異常なし。
ここまで2時間。さすがに集中力が切れてきた。
地元師らしきおじちゃんルアーマンが近寄ってきたので、
「チーム人見知り」だけど、勇気を出して挨拶してから、
最近の状況を聞いてみた。
「今年はおかしいんだよ。キスも釣れてねぇし、スズキもイマイチ。ソゲが少し出始めたけど、マゴチの話は最近聞かないねぇ。」
15分くらい話を聞いて、実績のある位置を教えてもらったり
した。やはり、地元師は頼りになる。
ランガン開始。小規模な離岸を発見。
第1投で、セイゴクラス(と思われる)シーバスがヒット!
ヒットルアーは、sasuke120裂波(赤金)。
しかし、数秒のやりとりの後、無念のフックアウト。
まあ、いいや。セイゴだし。(ホントはめちゃ悔しい “o(><)o”くう~!)
左側50M先の方に、大きなワンドがあって、
真ん中が深く掘れているポイントが見える。
しかし、ビギナーらしきルアーマンが入っていて、
なかなか動かない。
う~ん。ポイント選択は正しいけど、そのキャストや
リトリーブでは釣れなさそうだなぁ。
近寄って教えてあげようかなぁと思いつつ、
お節介と思われるのもイヤで、「早く移動して!」と祈る。
15分後。ようやく移動したので、すかさずダッシュ。
水面にヨレが出来ていた。
日が差してきて、水面が明るく照らされてきた。
いい感じだ~。
トップから水面直下を狙うため、
悟空127F(ゴーストレッド)をチョイス。
3投目。フッコクラスがボシュッと出た!
しかし、数秒間のやりとりの後、無念のフックアウト。
まあ、いいや。フッコだし。(ホントはめっさ悔しい o("へ")o クーッ!)
しばらく粘ったが二度目のアタリはなかった。
ランガン折り返し。
4月にヒラメを釣った小さなワンドの中央に
小さな離岸が出来ていた。そこそこ良いポイントだ。
なのに、近くにいた20歳くらいの2人組のルアーマン達は、
その離岸から完全に外れたところで延々と投げ続けている。
「離岸流あるよ」と教えてあげようと(一瞬だけ)思ったが、
自分も釣れてないので、大人げなくその離岸流を独占した。
下げ5分の時間帯。波が少し高くなってきたが、
キャストのタイミングさえ間違えなければ、
ルアーはしっかり泳いでくれる。
サーフフィッシングのエース。
ショアラインシャイナーSL14-FG(バーニングイワシ)をチョイス。
このルアー、ぶっ飛びの上に、フラッシングが凄いんだ。
特に日が高く昇ってからが強い。
ホントにオススメのルアーだ。
キャストを始めて数投目。
40M位先にあるサンドバーからのカケサガリに
ルアーがさしかかったところで、ゴン!
バシャっと魚が水面に一瞬飛び出した音がしたので、
シーバスだと思った。ただ、姿は確認できなかった。
下へ下へとグイグイ潜ろうとするが、
いつエラ洗いするか分からない。
ロッドを倒して応戦する。ドラグこそ出ないが、
そこそこのサイズのようだ。
手前5Mまで寄せたとき、水面に尾ビレが出た。
ヒラメだ!
その数秒後。
フッ。
無念のフックアウト。
本日3バラシ。
無意識のうちに膝から崩れ落ち、うつむいていた。orz
幸い、隣の2人組のルアーマン達は、
こちらの様子に気が付いていないようだ。
もう少し粘ろう。
30分ほど、手を変え品を変えて粘ったが、結果は出なかった。
その後もランガンを続けたが、結局、魚は獲れなかった。
ただ、大きな収穫があった。
地元ルアーマン達の顔をしっかり覚えたこと。
ソコリまで粘ったことで、地形がだいたい把握できたこと。
この二つがあれば、次の釣りに確実に繋がる。
「やりきった感」がボクを満たし、
充実した気持ちでサーフを後にした。
あ、そうそう。本日のゴミ拾い。ペットボトル約2㎏。
これならリサイクルに回せる。焼け石に水かもしれないけど、
拾わないよりは拾った方がまし。地道に続けることにしよう。
車に乗って移動中、サーフから引き上げてきた
先ほどの2人組のルアーマン達とすれ違った。
手に持っている袋の中にはヒラメが。
よかったね♪(そのヒラメ、本当はボクのだったのに・・・・)
さて、その後、外房在住の釣り友達に
3バラシだったとメールすると、釣り友達は釣りまくっていた。
前日の夕マズメ、開始後15分で65㎝。
この日の朝マズメ30分で、60㎝と40㎝を獲っていた。
これは話を聞かねばと、ランチを共にすることに。
店のマスターを交えて、延々と釣り談義に花が咲く。
外房情報を聞きつつ、ボクからは、今日行った
サーフの地形や、ヒラメのヒットポイントを詳細にレクチャー。
それにとどまらず、
「こんどヒラメが釣れたらあげるね。」
空手形まで切ってしまった。偉そうにも程がある(爆)。
釣り友達との別れ際。
「いつかくれるヒラメと引き替えに、これ、もって帰んな。」
「今朝釣った60と40。しっかり血抜きしてあるから。」
南房サーフの詳細情報とヒラメの「空手形」が、
シーバス2匹に化けた。
まさに、わらしべ長者。
でも、わかってるんだ。
ホントのところは、彼の優しさ以外の何ものでもないことを。
後で聞いたら、
「どうせボウズだろうから、準備してたんだ」
涙が出そうになった。
彼は、ボクの車が見えなくなるまで手を振って見送ってくれた。
やはり、持つべきものは友達だ。
さあ、これでヒラメを釣るしかなくなった。
次に釣ったヒラメが仮に座布団クラスでも、
彼に献上すると心に決めている。
それが次の釣行への大きなインセンティブになるのだから。
- 2010年10月9日
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