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印籠継ぎパックロッド作製計画

釣りに行きたいが、土日にも仕事をするようになっていよいよ釣りに行けなくなっている難民です。釣りに行きたい(挨拶)

釣りに行けないストレスは釣具いじりで解消する。
と言うことで、最近以前にも増してロッドビルドが捗る毎日です。

最近のマイブームはズバリパックロッド!

パックロッド良いですよね。難民もいつの日か海外で怪魚とか釣りたい。
そんな日を夢見て日夜自作パックロッドの試行錯誤を繰り返しております。

最近はパックロッド用のブランクスなんかもちらほらリリースされてますが、それらをただ買ってビルドするのも芸がないので難民はもっぱら既存のロッドのリビルド。しかも1ピース、2ピースのものをぶった切って印籠継ぎに仕立て直そうと言うわけです。

今回は試作3号機の途中経過をご紹介。
とりあえず余ってるジャンクのロッドと、ブランクスで仮組みです



材料は
・ジャンクで購入したダイワ・ブレイゾン610・2MHBのバッドセクション

・イカダコーナーなどで置いてるグラスチューブラーブランクス、1400mm 穂先2mm根元13mm

・印籠継ぎの芯?ペグ?に使うジャンクのカーボンブランクスの欠片たち

とりあえずこれだけ。
ブレイゾンは某TBで1600円で購入。ティップセクションとガイドは他に流用したので、お徳でした。
グラスチューブラーブランクスというのは、本来イカダの元竿に使うものらしい。しかし、非常に良いです。ルアー用でもぜんぜん使えます。難民も何本もこのブランクスでロッド仕上げてますが、巻物にピッタリ。
1400円位と非常にリーズナブルなのも良し。


そして、今回の印籠継ぎ化計画のキモ、ペグです。
昔のビルドで余ったブランクスの切れ端ですので、プライスレス。とはいえ、普通に釣り人してるだけならこんなもの縁がないと思いますので、もし今から一からロッドビルドされるおつもりの方がいらっしゃいましたら、通販等でお好みのカーボンパイプか、カーボンソリッド材をお求め下さい。


今まで何本か印籠継ぎ化を試してみましたが、上手いことやるにはテーパーの付いたペグがベターだと確信しています。
ペグをバッドセクションに取り付ける際に、テーパーの付いていないまっすぐなペグを竿先方向から突っ込んで接着剤で固定する方法は正直オススメしません。まず間違いなくペグがぐらついて音なりします。


極端に書くとこんな感じ。
ヤスリをかけてしっかりとテーパーを揃えてから、根元方向からペグを挿入して、接着剤で固定した方が良いです。

完全に出来上がったロッドだと根元が塞がってるのでややこしいですが、根元を一部切断してでもこの方法でやった方が良いと思います。

テーパーを揃えるのは完全にマニュアル作業ですので、気がすむまでヤスリをかけるしかありません。難民はドリルとか扇風機に固定してヤスリをかけます。ここのテーパーのすり合わせが一番難しくて楽しいところ。

ペグの材料は、極端に硬かったり柔らかったりしなければチューブラーでもソリッドでもどっちでもいいと思います。

相対的に強度が弱いとペグが折れて、強いとペグとブランクスの境目が折れるってだけです。
目安としたら、ベンディングの見た目がいびつで無ければまず問題は無いかと思います。

当たり前の話ですが、ペグの部分はブランクス本体より外径が細くなりますので、ペグは本体よりブランクスが厚い物を使うべきです。
迷ったらソリッドで良いですが、ソリッドはちょい高めなので、予算と相談ですね。

僕自身がほとんどそうしているように中古屋の安いジャンク品を流用するのも良いでしょう。古いカーボンロッド、アメリカンロッドは傾向としてブランクスが厚まきなので、強度が高く、テーパーを揃えるのに削っても強度がそこまで落ちません。
ペグを作るのに非常に適しています。なにより安いですしね。




凸の長さは、正直気分と、全体の尺の調整で決める所が大きいですが

目安として、長尺・ヘビーのロッドだと8cm
そうでなければ4cmってところです。
継いだ際にブランクス同士が干渉しない様に少し隙間を空けなければならないのはご存知の通りですが、

個人的には
1-2cm余って、ピタッとハマればok
ティップ寄りだと0.5-1cm程度。凸の長さももっと短くて良いかと思います。



凸の長さが揃っている方が見栄えは良いので、余裕があれば無理のない範囲で揃えればいいと思います。


そして、今回グラスチューブラーブランクスを使っていますが、グラスチューブラーってかなりあっさり撓むし、歪みます。

竿を曲げた時に、継いでいるところが結構壮絶に歪んであっさり破断します。



継ぎの部分は口輪をはめるなり、何かしらの補強は必須でしょう。
金属が一番良いんでしょうが、重くなるので、バランスと相談ですね。


そんなこんなで、ペグの装着が完了。
あとはガイド付けと、コーティングと、継ぎ部分の補強をすれば完成です。

仕舞寸法はこだわりの60cm
スーツケースに入るし、なんなら機内持ち込みも出来ます。
継いだ長さは170cm 5'8ft
パワーはML グラスらしい胴調子です
ベンディングも問題なし。

ただ…短い上にグリップ長いので、正直使い勝手はイマイチでしょうね笑

あー、旅釣に行きたいなあ…









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