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好きではないリールの話

まずはじめに。

これからするお話は完全に個人の感想、意見であり、メーカーのものづくりを否定したり、ましてこのリールを愛好する方を揶揄するものではありません。












さて。
私は古今東西、貴賎を問わずありとあらゆるリールを深く広く愛しております。

一つ条件を挙げるとするなら、あくまで実用機として成立するリールであること。

ポテンシャルの問題として実用に足らないものや、壊してしまうと修理が効かないようなビンテージ物限定物は少し趣向からは外れてしまいます。

興味がないわけでは無いが、使わないリールを広く集めるほどお金が余ってるわけでもなし。


頑丈で、自分で整備、修理ができて、古くて、使い心地が良くて、人とあんまり被らなければ言うことなし。

そんなリールを夢見て日々リール収集をやっております。

逆に上にあげた条件から離れれば離れるほど、食指は動きづらい。

すなわち


ヤワで、パーツ供給が少なく、修理が出来ず、新しく、使い心地が悪く、みんな持ってるリール



は、ぶっちゃけあんまり興味がありません。














これ…
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一世を風靡したメガバスとダイワのコラボリール

アルファスito

名機アルファスをベースとして、スケルトンサイドカバーやら、磨かないと一瞬で濁るメタリックなギアボックスを搭載した意欲作。

  • あえて、無処理、無塗装のまま提示されたアルミモノコックフレーム。一切の虚飾を排したストイックな外観は、逆にアバンギャルドな雰囲気さえ漂う。エンジンを整備するように、使用後オイルで磨きあげる…あるいはチューニングを行うかのように、コンパウンド等で研ぎあげる。使い込めば使い込むほど、リールは単なる道具であることをやめ、アングラー自身の一部として魂を宿すことになる。【コードネーム : Ai】=ARTIFICIAL INTELLIGENCE 「人工知能」シースルーカウルから垣間見えるロゴは、伊東由樹氏自身の釣りに対する知能が、このリールに乗り移っていることの証。マシンカットされたインダクトローターは、スプールの回転性能を高め、贅沢なまでに採用された軽量素材は、TD-Zを超える170gという自重をもたらした。「RACING ENGINE」コンセプト使い込まれたエンジンに、魂が宿る。

とのこと。
性能は、まあアルファス
  • 巻上量(ハンドル一回転):60cm
  • ギア比:5.8
  • 自重:170g
  • MAXドラグ:4kg
  • ラインキャパシティー(lb-m):12-110、14-100
  • ボールベアリング:6個、ローラーベアリング:1




アルファスfが175グラムなんで、5グラム軽量化されてますね。

サイドカバーとフロントカバーがクリア樹脂になってる影響でしょうか。


使い込めという割には、樹脂パーツの強度が不足しているので、ちょっとした衝撃であっさり割れます。
げせぬ。


まさに、

(樹脂パーツが)ヤワで、
(限定コラボ商品のため)パーツ供給が少なく、修理が出来ず
(オールドリール というには)新しく
使い心地が悪く(はないな。むしろ非常に使いやすい)
(メガバスバブルのおかげで)みんな持ってるリール




はっきり言って
なに一つ琴線に触れる要素がないリールです。



なんで持ってるかというと、



もちろんジャンクコンディジョンで安く手に入ったからです(マジキチスマイル)





改めて手に入れたリールを見てみましょう


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フロントカバー破損
ハンドルなし




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サイドカバーヒビ




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マグダイヤル受け部分のプラ破損
マグブレーキのダイアル破損でブレーキ調節不可

それはそれは酷い有様。

やっぱリールはメタルやね…






とりあえずフロントカバーはアルファスfのものを代用。

残念ながらシースルーではありませんが限定品のため個別のパーツ販売してくれないので致し方なし。
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当たり前ですが、普通につきます。
色合いもまずまず
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ハンドルはウォータープラネットのストレートカーボンハンドル



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くすみ切っていたプレートをピカールで磨く。










8dccuoamvtkepps4uehw_480_362-aae48660.jpgまあなんとか形になりました。

しかしマグダイヤルがいかれてるので、ブレーキ調節ができません。

そしてサイドプレートを他のアルファスから流用してしまうと、アルファスitoのアイデンティティを大半失ってしまうのでそれもまた難しい。



冒頭いろいろ予防線はってますが…












ぶっちゃけヤワなリールは好きになれませんね。

無印アルファスのサイドプレートってメタルだった気がするんですが、
もはやitoのシースルーサイドプレートは改悪だったんじゃないかと…


1グラムでも軽くしたいという情熱には頭が下がりますが、釣り道具として最も大事な要素の一つ、頑丈さを犠牲にしてしまっているようで個人的にはちょっとどうかなと思ったり。
















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