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菊地 量久

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私のルアー論2020その2 港湾部の釣り

シーバスを始めるきっかけとなったのが港湾の釣りでした。
20年以上前、目の前を行き来するアジの群れに定点ボイルするシーバスを見ながら
どう釣ることも出来ず
しかし、ある時友達と釣りしてたらその友人が急にシーバスを釣り
シーバスが釣れるのか?と驚き試すも
20年でたったの2匹が僕のシーバスの思い出です(^_^)
シーバスは釣れないものと思っていました。

シーバスが釣れると思ったのは、春にアジ釣りに港湾に来たときに偶然シーバスを釣り上げる人を見たからです。その人は一時間ほどで三匹釣り上げました。

ちょっとその前に2月頃だったと思うのですが、南予地方にエギングに行った時にヒラスズキの爆裂ボイルに出くわして、実は2匹(70と60センチ)ほど釣り上げていたのです。初めて狙って釣ったシーバスでした。

この頃から、磯釣り友達のハマさんに何か応えられるものはないか?とアピアのルアーを数個買っていました。いつかシーバスを釣って報告したい!そんな淡い想いがあるなかでのシーバスを目撃したのです。

「どんなルアーを使っているのですか?」と質問するも「いろいろよ~」ではぐらかされ

またシーバスに出会うためにエギングロッドにpe0.8号リーダーフロロ3号のエギングタックルで、またシーバスに出会う日に備えました。
そして4月の終わりごろ立て続けに2発強烈な突っ込みに竿もラインも耐えきらず
ぶち切られてから始まります。

そしてエギングロッドの旧セフィアCi4 806Mと
もう1つ強いセフィアエクスチューン908MH

を用意して挑む事になります。

その5月の始めは爆裂でした、80弱のシーバスを5本と初心者ながら自分でもビックリするほどの釣果でした。
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しかしそれは長く続かず
短い釣行時間にシーバスを見かけるのもたまにでしかも釣れるのは更にたまにという風になりました。港湾では5月後半から翌年まで釣り上げていません。

それを四年かけて様々なベイトを理解し、様々なルアーを駆使してタイミングを見計らいほぼ一年通して釣り上げる事に成功しました。
その想いとルアーを紹介します。

港湾では2つのパターンがあります
1つはストラクチャーの明暗

2つ目は、潮目や広範囲の釣りです。

人が常に出入りする港湾の足元は、アジンガーが毎日のように叩きます。だからアジ用のルアーにも食い付き50までのは釣れてそれ以上は、ぶちきられるのがほとんどですので随分スレています。

一年通して一番活性が高いのが春で産卵を終えたシーバスが回復するのに体力をつけるためのあら食いを始めるタイミングです。
しかしこれも工夫が必要でした。

それはクリアな水質のために高活性でないと簡単には食わないということです。

僕が最初に体験したのがその高活性の時
そして一年釣れなかったのは同じ釣り方で釣れると思っていたからです。

高活性の時はもう問題ないでしょう。誰でもどんなルアーでも釣れます。自分が上手くなったと勘違いさせてくれます(笑)

一番大事なのは食わない時にいかに食わすかです。

見えているシーバスは餌もないのにいるはずはありません。
1日のうちでどの時間帯かに捕食しているのです。

もちろん餌がないときには全く居なくなります。

そして餌が回って来たときにどこから来たの?と思えるほどにシーバスが見えます。

先ずはそのシーズン毎にいつ見えるのか、食うのかを知る必要がありました。

凄腕の参加もあり、時間の許す限りポイントへ通います。その中で、潮が動く時と、大潮周りがキーワードになるのが分かりました。それでも大潮だけ釣りに行けるはずもなく他のポイントと並行して、確認を進めながら、条件が揃った時に今週はココという風に絞って行きました。

この四年間でいろんなルアーを試した結果絞れて来たのはこれらのルアーです。
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試したいルアーも含みます。
先ずは、何よりも優先して使うのが
ブローウィン140Sです。
釣れる時には表層でも釣れますが、
何度試しても深く潜らないルアーにはほとんど反応しません。
それは灯りとクリアな水質が関係していると考えます。

ブローウィンはウォブンロール
140センチありますが細身で
ビッグベイトの
サイズにはなりますが魚からしたらサヨリレベルの捕食対象と見えるのでしょうか?

どんなルアーよりも反応がよく
また使い勝手が良いです。
特徴は、自由に動く内蔵シンカーにより
微かな動きにバランスを崩すのが弱った魚を演出しているように見えます。
詳しくはこちらもどうぞ
これは明暗も潮目も同じく使います。
深く潜れることで、シーバスの灯りによる個体識別を難しくさせていると考えます。
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(ブローウィン140S)


これを投入するときは、①普通の速さ
②ポイントからアップに数十メートル先に落としてカウントダウン5~10秒後からのスローリトリーブ
③早引きと必ず試します。そして更にコースも変えて行きます。これを繰り返します。特に②はなるべく光を当てたくないために標準の1メートル以上深く潜らせたまま引いて来ます。時には鉛が後ろに行き、斜めになって引いて来ても食って来ます。

それは死にかけた魚が頭(浮き袋)を上にして流れて来ることをイメージさせます。
これには条件があり、流れが弱いか必ずアップに投げるということです。ダウンに投げるとリップが水をかみしっかり泳ぎ抵抗で深くは潜りません。
ブローウィンの弱点と言えばそのダウンの釣りの早引きだけでしょう

それをカバーするのがコスケ110Sです
ブローウィンよりは深く潜りませんが、
アップだろうとどんな流速だろうと安定したローリングを続け、早引きしたいときや、ダウンに投げるとき、広範囲を素早くチェックしたいときに抜群の力を発揮します。またシンキングというのも、使う理由です。

また港湾で使うルアーに共通するのが
派手な動きを見せないことです。

元々よく見えて、また近くを通るので
フォブリングが強いものにはあまり食って来ません。もちろん高活性時は別ですがこの食わない時には釣れた試しがありません。

どこまでも魚に警戒させない動きが重要と、考えます。

ちなみに僕がホームとする地域は現在コノシロは居ませんので、コノシロパターンも通用しません。

ベイトは通年サヨリ、アジ、梅雨時期からのカタクチイワシ、春の子メバル等々です。

梅雨時期のカタクチイワシパターンになるとブローウィンでもなかなか食って来ない時があります。
そのときに、
サスケSS95レベルのルアーを使います。

サスケはウォブリングが強く好みではないのですが、流れに乗せて揺らがすようにしかもシンキングなので沈めながらゆっくりゆっくり壁際を引きます。同じようにシャルダス14や、巻キッパのブレード系も力を発揮させます。
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(シャルダス14)

 それでもブローウィンもコスケでも食って来るのですよ(笑)
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そしてもう1つ底付近を探りたい時に使うのが
ジョルティ30から22です。
遠投するときはジョルティ30でも40秒近くかかり、22では着底がわかりません。
また、壁際の底付近やブレイクを通す時も30を好んで使います。何故なら重い故に浮き上がりにくく、早引きまで出来るからです。
先ほど触れた巻きっぱも、遠投には40と30を使います。明暗には7グラムから30グラムまでです。リトリーブの早さにより変えます。

他に、サヨリパターンが来たときのためのHベイトやサヨリス

表層マダイのために実験用のキョロちゃんやシンペンです。表層マダイはシーバスのタイミングと真逆で潮が動いてないときに(動き始め)食って来ます。それで一晩出来る日はいいですが半夜となると結局シーバスを狙うことになりマダイにはなかなか会えませんね(^_^;)
これから春先になれば狙って見たいと思います。
昨日は、長潮でしたが、凄腕も最終に近づき、雨の降らない川は期待出来ないので久しぶりの港湾へ行って来ました。
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今日は、潮のタイミングも悪く普段なら行かない潮です。
今までもログに挙げてないだけで何度もホゲて来ました。よく考えたら、8月以来港湾での釣果は少ないですね!しかもランカーもゼロです。秋はサヨリの居ない今年はどこかへ行ってしまっているのでしょう。毎年お決まりのパターンにならない所も僕を強くさせます(笑)

で、
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このルアーたち(最小、メバペンとアジングワームまで用意)
見えてるシーバスは居ましたがルアーを投げると居なくなります。ルアーをローテーションしながら早さ深さを変化させて一通り通して反応が、なければ場所を休ませるために移動します
それを何度も繰り返し、潮変わりの1時半から2時半までも確認のために釣りしても一度も当たりません。そこで仮眠をとり、最終満潮の朝5時までの4時20分に起きてまたランガン始めます。
休ませてると釣れることがあるのにさすがに流れが緩やかで風も穏やか、ルアーを見切る以外に考えられません。最後のポイントもう5時になります。
明暗を射ち、放射状に射ち探ります。

やっぱり釣れないか~⤵️
最後端に投げて終了だなぁ~仕事だし寝ないとね(^_^;)と投げると

コソッ!

うわっ!食った?
沖でエラあらい!

まさかマジで食った~\(^o^)/
もう慎重に慎重に

これなんだよ!この釣れないシーバスを攻略するって言う喜び!

大きさなんか関係ないよ!

釣れると信じて投げ続けることの大切さ

最高~\(^o^)/
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関連ログ
私のルアー論2020概論
①港湾部の釣り
②シャロー帯の釣り
③水門周辺の釣り
④河口と橋脚明暗の釣り
⑤明かりやフッキングについて一考察

過去ログ
私のルアー論2019改善すべき習慣
私のルアー論2018
私のルアー論2017(初年度)

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