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ヒラメがなぜサーフにいるのかという根本的な理由。

  • ジャンル:ニュース
・サーフの生き物

サーフで一番多い生き物は何かというと珪藻類という植物プランクトン。

次はアミなんかの動物プランクトン。

次いでシラスのような仔魚と呼ばれる小さい魚。

サーフにいる魚の殆どがこの仔魚と呼ばれる小さい魚で目で見て分るような事は殆どない、と本に書いてある。

(砂浜海岸の自然と保全 須田編)https://amzn.to/2EVGAe2


この本に、サーフで捕獲したシロギスの主なエサは「アミ」と書いてあります。

なんと調査したシロギスに多毛類(ゴカイとか)は一匹も入っていなかったとの事。

この事について、「なんでシロギスはゴカイで釣れるんだろう?」という疑問について考察が書いてあったが、なんかいい餌だから、とよく分からん考察でした。


重要なのは、サーフにいるエサで多いのは、珪藻類かアミ。

サーフは「閉鎖型」と「開放型」で生態が違うんだけど、今回書いたのは開放型のみ。

閉鎖型は色んな種類の定着性の生き物がいます。

 
・ヒラメの小さい時の生態について。

ヒラメは20mくらいの浅瀬で産卵するが、200万個という卵を大量に産卵する魚。

産卵期間がよく分かってなくて、一年間の産卵の正確な数字は分かっていない。

そしてそこら辺で適当に孵化する。


これが漂って海岸に接岸できたヤツだけが生き延びる、という生態。

ヒラメはなんとなくだけど、岩場とかに産卵して卵を守ってそうなイメージがあるけど実は違う。

産卵はイワシみたいな感じ。

これだけ産むと滅茶苦茶増えそうなものだけど、実は殆ど死んでいる、というのが海岸に接岸できないヤツも相当いるという事。

接岸できない仔魚は餓死している。

因みにいっぱい接岸できるとその年は「卓越年級群」というヒラメが特別いっぱいいる年になります。

これは海流の向きで決まっているようです。



このヒラメの稚魚のエサが「アミ」です。


アミを食べられないヒラメは餓死しているそうです。


また変なエサをあげるとヒラメは黒化といって体色が変色してしまいます。

例えばブルジル産のアルテミアというプランクトンをあげたところ100%のヒラメの稚魚が黒くなった、という事もあるようです。

以上の事からヒラメはアミを食べて育つ(成長過程でプランクトンが変わるけども)というのは示せたのではないでしょうか。

ここまでの主な情報は山下洋さんという方の本の「ヒラメ・カレイのおもてとうら」という本から。https://amzn.to/3bl3ZRW

 
仮説

 
ヒラメはサーフ、沿岸でアミを食べて育っている。

ヒラメは10cm超えた辺りから魚食性が強まります。


自分の仮説だと、「サーフに一番多い仔魚というのがカタクチシラスなので、魚食性が強まったヒラメはそれに付いたまま回遊している」と思っていおります。(索餌回遊)


こういう内容を動画にしたら、「自分の釣ったガンゾウヒラメはイソメで釣れたからヒラメはイソメを食べる性質が絶対にあってお前の言ってる事は100%間違っている」と言われ続けたことがある。

話題を元に戻すと、実際小さいヒラメの解剖をすると一番多いエサはカタクチシラスなのです。





なんで自分がヒラメのベイトがイワシだけだ!と語気を荒くして理論を唱えているのかというと、ヒラメの生態とベイトがイワシだけだと仮定した時の矛盾の少なさと新奇性の為です。

沿岸、サーフで一番多い仔魚であるカタクチシラスがベイトというのは矛盾がないにも関わらず、なぜか全くサーフ釣りに出てこないのです。

このベイトは普段見えません。


これほど大きければ打ちあがった時に分るかもしれませんが、もっと小さいシラスもいっぱいいます。


今回お伝えしたいのは、「サーフのメインベイトは基本的にはアミ類」です。

次点で「イワシのシラス」です。

そしてこのシラスがサーフに「漂着」するのにはある理由がある、と仮説を立てています。

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