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▼ サーフヒラメの朝まずめとナイトサーフを一発で解決できる理論を考案したで。
- ジャンル:ニュース
前回までの内容で、
・ヒラメは小さい時沿岸で育つ
・サーフに多いベイトはシラスで普段見えない
という話をしました。
今回はなぜサーフにシラスがいるのか?という話をします。
結論から述べますと、シラスは浮いて波で流されてくるために沿岸に居ます。
波についてはまた後で話を書きます。
シラスという魚は遊泳力が低く、主に潮汐で移動する魚です。
例えば土佐湾では下げ潮の方が黒潮が寄り、上げ潮だと離れるために下げ潮の方が好漁となりやすい、という事があるそうです。
そして夜間のシラスは更に遊泳力がない、という話を釣りを始めて1か月くらいで見つけました。
魚谷さんという方は東海大学の教授をなさっておられますが、学生で在られた時に、「シラスと浮袋」について論文を書かれていて、それが秀逸だということで欧米で認められて研究者の道を歩まれたそうです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/suisan1932/39/8/39_8_867/_article/-char/ja/
他にも魚谷さんは濁度とシラスの関係についても鹿島灘でお調べになられたようです。
この論文を読むと、
「日暮れ一時間くらい前から浮袋が膨らんで夜間は分散している」
「夜明け一時間前から浮袋は萎んできて群れを作り出す」
という性質があるそうです。
日中

暗い時

ここが話のキモでありまして、
「日照量によって浮袋の堆積を変化させて夜間に浮く性質があるから波で寄ってる」とすると、サーフヒラメの朝まずめが説明できそう。
以下に、自分の理屈に対するサーフとシラスの関係性で今までの論証を自分でやってきたことを記します。
Q大きいカタクチイワシは寄ってないのか?
A他の情報で調べてみると実はベイト全般においてこのような性質があるそうです。
シラスの場合は自分で浮袋をコントロールできないので、鱗の生えたイワシの事以上になると浮袋を自分でコントロールできるようなるとの事。
大きい成体のイワシに関しては要研究だけど、シラスに関しては完全に言えそう。
経験的にはイワシの成体も同じ理屈で寄ってるといっても差し支え無いと思います。
Qエサを食べに浮くんじゃないの?
Aこの論文の中に、夜間に獲れたシラスの胃の中を見て摂餌(エサを食べる事)の時間が夜より昼だと言える、と結論付けております。
またサビキ釣りにおいてもイワシ夜より昼の方が釣れると言われているそうです。
というわけで、既存のサーフヒラメとここが違う、と言い切れる自分の理論の仮説の一つに、
「イワシの日照量による浮袋」仮説があって、これによって冬でも朝まずめの方が釣れる、といえるわけです。
イワシの成体に関しては、「要研究だけど、経験的にそう言えそう」という言い回しです(元々仮説なのでそこまで言葉に気を遣う必要もないと思うけど)。
これによって様々なサーフヒラメの不思議な出来事が相当数解決されるはずです。
例えば
・「ナイトサーフは足元で出やすい」
→イワシが遊泳力を失って波で打ち寄せられているんだから手前が多くなることもあるはず。
・「朝まずめのほうが夕まずめより釣れる」
→夜間に浮いて寄ってるんだから、浮いたばかりの夕暮れより夜明けの方が寄ってるはず。
・「カモメが少し明るくなると集まって、一定の時間になると抜ける」等々
→浮袋の解消と群れの形成と考えると自然。
挙げだすとキリがないほどサーフヒラメはイワシと関係が深いと考えられるわけです。
こんな風に丁寧に議論を自分でしていってるわけですが、シロギスやらコノシロやらは致命的な反例があって、それによってサーフヒラメで言われている事を解消できなそうなのです。
おかげで、ヒラメが元々朝にサーフに来てエサを食う性質ではなく、イワシの回遊の為にサーフで釣れる、という結論に至ったわけであります。
今回の話をまとめますと、
「浮袋が膨らむから夜は浮いて、波で寄ってくるからサーフにシラスがいる」という事の説明でした。
補足ですが、シラスがサーフに摂餌に来ている、という事は考えずらくて、サーフはかなり潮流が速くてシラスがエサを食べるのには不適と考えてます。
なのでシラスは出来ればサーフには居たくない、と思っているはずです。
それが「いつでもサーフに行けば釣れるわけじゃない」という経験的なところに結びついているような気がします。
・ヒラメは小さい時沿岸で育つ
・サーフに多いベイトはシラスで普段見えない
という話をしました。
今回はなぜサーフにシラスがいるのか?という話をします。
結論から述べますと、シラスは浮いて波で流されてくるために沿岸に居ます。
波についてはまた後で話を書きます。
シラスという魚は遊泳力が低く、主に潮汐で移動する魚です。
例えば土佐湾では下げ潮の方が黒潮が寄り、上げ潮だと離れるために下げ潮の方が好漁となりやすい、という事があるそうです。
そして夜間のシラスは更に遊泳力がない、という話を釣りを始めて1か月くらいで見つけました。
魚谷さんという方は東海大学の教授をなさっておられますが、学生で在られた時に、「シラスと浮袋」について論文を書かれていて、それが秀逸だということで欧米で認められて研究者の道を歩まれたそうです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/suisan1932/39/8/39_8_867/_article/-char/ja/
他にも魚谷さんは濁度とシラスの関係についても鹿島灘でお調べになられたようです。
この論文を読むと、
「日暮れ一時間くらい前から浮袋が膨らんで夜間は分散している」
「夜明け一時間前から浮袋は萎んできて群れを作り出す」
という性質があるそうです。
日中

暗い時

ここが話のキモでありまして、
「日照量によって浮袋の堆積を変化させて夜間に浮く性質があるから波で寄ってる」とすると、サーフヒラメの朝まずめが説明できそう。
以下に、自分の理屈に対するサーフとシラスの関係性で今までの論証を自分でやってきたことを記します。
Q大きいカタクチイワシは寄ってないのか?
A他の情報で調べてみると実はベイト全般においてこのような性質があるそうです。
シラスの場合は自分で浮袋をコントロールできないので、鱗の生えたイワシの事以上になると浮袋を自分でコントロールできるようなるとの事。
大きい成体のイワシに関しては要研究だけど、シラスに関しては完全に言えそう。
経験的にはイワシの成体も同じ理屈で寄ってるといっても差し支え無いと思います。
Qエサを食べに浮くんじゃないの?
Aこの論文の中に、夜間に獲れたシラスの胃の中を見て摂餌(エサを食べる事)の時間が夜より昼だと言える、と結論付けております。
またサビキ釣りにおいてもイワシ夜より昼の方が釣れると言われているそうです。
というわけで、既存のサーフヒラメとここが違う、と言い切れる自分の理論の仮説の一つに、
「イワシの日照量による浮袋」仮説があって、これによって冬でも朝まずめの方が釣れる、といえるわけです。
イワシの成体に関しては、「要研究だけど、経験的にそう言えそう」という言い回しです(元々仮説なのでそこまで言葉に気を遣う必要もないと思うけど)。
これによって様々なサーフヒラメの不思議な出来事が相当数解決されるはずです。
例えば
・「ナイトサーフは足元で出やすい」
→イワシが遊泳力を失って波で打ち寄せられているんだから手前が多くなることもあるはず。
・「朝まずめのほうが夕まずめより釣れる」
→夜間に浮いて寄ってるんだから、浮いたばかりの夕暮れより夜明けの方が寄ってるはず。
・「カモメが少し明るくなると集まって、一定の時間になると抜ける」等々
→浮袋の解消と群れの形成と考えると自然。
挙げだすとキリがないほどサーフヒラメはイワシと関係が深いと考えられるわけです。
こんな風に丁寧に議論を自分でしていってるわけですが、シロギスやらコノシロやらは致命的な反例があって、それによってサーフヒラメで言われている事を解消できなそうなのです。
おかげで、ヒラメが元々朝にサーフに来てエサを食う性質ではなく、イワシの回遊の為にサーフで釣れる、という結論に至ったわけであります。
今回の話をまとめますと、
「浮袋が膨らむから夜は浮いて、波で寄ってくるからサーフにシラスがいる」という事の説明でした。
補足ですが、シラスがサーフに摂餌に来ている、という事は考えずらくて、サーフはかなり潮流が速くてシラスがエサを食べるのには不適と考えてます。
なのでシラスは出来ればサーフには居たくない、と思っているはずです。
それが「いつでもサーフに行けば釣れるわけじゃない」という経験的なところに結びついているような気がします。
- 2020年9月7日
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