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避けてきたカゲロウ124F



騒ぐ天邪鬼


反骨心。

これ以上も、以下もありません。


「カゲロウは釣れる」


近年、類をみない人気と実力を誇るシャローランナー。

世間も周囲もワタシも。

多くのアングラーにそう認識されている

傑作ルアーの一つじゃないでしょうか。


「釣れる 釣れる」

そんな話を聞くたびに、感心する一方で

それしか投げない。結局それ。初っ鼻から切り札。


ワタシだったら多分そうなる。


それでも良いんです。

突き詰めて、釣果を求めるなら。


個人的な思いとしては

結果、選択肢を狭めてしまう気がして。

普段このプラグサイズを使うこともないし。


兎にも角にも、腹の天邪鬼が騒ぎ出す。


「いらんかな」

触手を伸ばすことはありませんでした。



fimoオリカラ〝LEVAREET〟


再販されたカゲロウ124F

今回のリリースは4色。


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1色。

一際異彩を放つカラーリング。

今回新たに追加された『レベレット』


シーバスルアーとしては

とてつもなくファンキーな方向に振り切った色。

見事に〝ヤドクガエル〟をオマージュ。


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奇抜なカラーリングを出してくるあたりがfimoらしい。実際、かなり映えます。


「遊び心」までも吹き着けられたこの毒々しさ

ワタシを妙な拘りから解き放つキッカケとなりました。



カゲロウ124F ひとつ覚え


カゲロウ1本でどれだけアジャストしていけるだろうか。

これまで使ってこなかったルアーで。


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スイムアクションを観察。美しいローリング。そりゃ釣れますよね。


勉強してこなかった出題範囲。

テストで出来る訳がなく。点数など採れようか。

遅れを取り戻すには一から辿るしかない。


梅雨入りした九州。

数日間、雨にも恵まれ

河川も徐々に状態を戻しつつあるタイミング。


毎日通う。

先行者も多く

散々撃ち込まれただろうエリアをなぞる日々。


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大小のドットに側面上部から背面にかけてチャート。
側面中央は淡いパープル、下部はブルー。そして腹黒。
 


「今日は出そう」

そんな雰囲気は思い過ごしで

易々とコンタクトが得られるほど甘くはなく

貴重なショートバイトはことごとくバラし。


やはりカゲロウは鬼門なのかもしれない。

そう想うのも人の道理ではある。



撃ち抜かれたフィールド


その日も先行者。

時間帯から察するに

上げの時間から張り付いておられる模様。


自宅から徒歩のため

移動できず。空くまで待機。


タイドグラフの折り返し。

潮止まりを迎え、先行者の方々が撤収。


例に漏れず。蜂の巣だろう。

そもそも魚が居るのか。残ってるのか。

下げが効き出すまでの僅かな時間。

ポイントを冷ますことに。


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「捻り出す」そんな流暢なことではない。居なくても振る。ただそれだけ。


川面を眺め状況の把握。

増水は消えたものの、流れは生きてる。

日中の曇天もあり、水温は辛うじて適温をキープ。

厄介なボラも差してはいない。

バラけたパズルピース。プラス要素と呼ぶには些かニガい。


睡眠時間を削り、短時間。

この潮回りを逃せば再度出直し。

無心にレベレットだけを黙々と。

今度は自らのキャストで場を加熱させる。


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カップエッジの摩耗。カゲロウでさえボトムコンタクトするドシャローゲーム。


アタリは無く。

気づけば〝やぶ蛇〟

通してないコースはとうに消え

所々、ボトムが露天し始めた。



格別な魚 格別なレバレット


どう考えても諦めが妥当。

点在するプール状のピンを撃って帰ろう。


数ヵ所目。

膝下も無い瀬からプールへ流し込んだ時

モサッとした鈍い違和感。


ラインが岩に噛んだか。ビニールか。


「墓穴掘ったな」


そう思った瞬間に動く感触。

聴きながら巻くと魚だと分かり

上がってきたのは50cmにも満たないセイゴ。


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サイズじゃない。反応し、喰ってくれた。それだけで報われました。


キャッチできるまで長かった。

墓穴を埋めてくれた可愛らしいサイズに感謝。

なにより『レベレット』で釣れた嬉しさ。


一入(ひとしお)


夜更けの岸辺で独り叫んだ。


                フィールドモニター ザキミヤ


【今回のセッティング】
ロッド : TULALA Salvador72 ◎MHクラスロッド
リール : Abu ambassadeur4600C
ライン : 山豊テグス レジンシエラー3号
リーダー : VARVAS VEPナイロンショックリーダー30lb
ルアー : カゲロウ124F『fimoオリジナルカラー レベレット』

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