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佳境を迎える川鱸


12月…という気がしません。

体内時計も狂ったまま。

ホントに年末年始が来る?

思考も追いついてません。



14号の爪痕


本格的な秋に突入し

ハイシーズン…と言いたいところですが

なかなかの苦戦続き。


川を見つめ、川を歩いて、川を感じる。

9月に上陸した台風14号の影響が

これほどまで尾を引くとは思いもしませんでした。


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自然型河川の宿命。毎年同じシチュエーションは二度と無いのです。


洪水により地形が変わり

流れ出た土砂が川底に蓄積。

本流筋は起伏に乏しいシャロー帯に化けてしまいました。


積み木は崩され、リカバリーできるのかも微妙。


機能していた着き場がイマイチで

心なしか生命感にも欠ける状況に陥っています。


お会いしたアングラーさん方々、口を揃えて

「全然釣れなくなりました」と。

賑わいは消え、次第に人も減りつつあります。



自然の摂理は止まらない


それでも季節は進み。


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178は優に超える落鮎。これでも例年に比べ小型。


落鮎もチラホラと見かけはしたものの

数が圧倒的に少なくサイズも小さい。

台風で流された可能性を否めません。


ただどうしても

簡単には諦められない自分もいて

地縛霊そのもの。

懲りずにフィールドワークを続ける他ないのです。


「数撃てば当たるかもしれん」

昼夜問わず水際に立ちました。


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鮎のハネ。まだ〝泳いでる〟。群れはまだ上なのかもしれない…


落鮎のハネ(ライズ)はやはり少ない。

でも鳥達は上空を旋回し獲物を探す。


居るのは居る。

あとは水温次第。

まだ適温とされる16℃に達してはいない。


とてつもなく悩ましい。


これはまだなのか?

それとも残像を追っているだけなのか?


だから竿を置くことも出来ずにいます。



芯を喰う


とある日。


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落鮎はいても姿を見せない鱸。黙々と追い続けました。


夜通しやるも無。

そんな釣りが続いておりました。


頼みの綱だったJOINTEDCLAW178。

雑に扱わないよう心掛け、アプローチを続けました。


流れに乗せてS字を馴染まし

流芯に突っ込んだ瞬間。

ドワッ!ガツン!

下から襲いかかった銀鱗。


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JOINTED CLAW178F fimoオリカラ『イエローボア』


痺れました。諦めなくて良かった。

苦境が報われ安堵。

天を仰ぎました。


会心一撃は今も手に残ってます。



白昼の連発劇


傷も無く、コンディションは悪くない魚。

もう少し肥えていてもいいくらい。

ベイトにありつければウエイトも載ってくるでしょう。


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黒々とした「川鱸」。流れに身を置く魚は力強く逞しいです。


真下から突き上げてきたところを察するに

おそらくは流芯のボトムに張りついて

流下してくるベイトを下から見上げて待ち構えるような感じ。

ベイト、ルアーを見極めて口を使ってる気がしました。


そこを意識して

今度は流れが絡む縦ストラクチャーに的。


アップに撃ち込んで

縦ストを掠めるように払い出すこと数投目。

ほぼ着水と同時にバイトしてきた魚。


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厳つい顔つき。改めて捕食者であることを実感。


手を変え、品を変え色々試みてはいるんです。

ただただ178強し。


今までの無反応が何だったのか。。

嬉しくも苦笑いです。


魚は差してる。まだ居るかもしれない。


魚が身を隠しやすく

捕食ポジションを取れそうなピンを絞ってみました。


チャラ瀬から本流筋へ伸びる流れ込み。

そこにブレイクが絡む箇所がありました。


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アプローチを誤ると鱸の目の前どころか明後日の場所へ運ばれてしまいます。


「自分が魚なら」

直接撃ち込むことはせず

どうやればそこに流し込めるか。


本流筋からの流し。

チャラ瀬からの誘導。


立ち位置も変えながら交互に詰めていると

チャラ瀬から本流筋との境目にヨレが形成。


そこに入った瞬間の硬質なアタリに身体が反応。

Hクラスロッドに暴力的な引きで対抗する荒々しさ。


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デキスギ。諦めんで良かった。魚にも感謝です。


まさに至極でした。


今回のデイゲーム。

魚はストラクチャーに対して非常にタイト。


少しでもズレると全く反応してきませんでした。

捕食ゾーンに入ってくるモノを選んで口を使ってるような。

そのスイートスポットはかなり狭いという…


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狡猾な捕食者。生涯最高のターゲットです。


また一つ

鱸という魚が好きになりました。


今年の釣りも残り僅かです。


今回のセッティング

ロッド : TULALA Elhorizonte75 ◎Hクラスロッド
リール : Abu ambassadeur6501CS ROCKET FactoryTuned
ライン : よつあみ XBRAID ODDPORT 
5号

リーダー : VARVAS OCEAN record 80lb.

ルアー : JOINTED CLAW178F、15SS

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