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釣り人の輪


東京の人が来る


「ザッキー 宮崎に行くよ」

そんな一言から始まった大人の夏休み。


今回、fimoリーダーをお務めの杉原さんが宮崎へお越しに。

なんでも

まだ夏休みを取っていらっしゃらないようで。
宮崎には半分打ち合わせ。半分休暇とのこと。

企業戦士。お疲れ様です。


人生の99.9%を九州で生きてきたワタシには

東京の人が宮崎に来るなんて 一大事である。

〝TOKYO〟そんな響きは非日常的だからだ。


冗談はさておき。

少しでも有意義な滞在期間にしてもらえるよう

宮崎の押し売り。名物料理達が彩りを添える。

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「会議室」と書かれた一間。話しは尽きない。

fimoで出会った仲間達も集まってくれた。

ある意味同窓会のような。終始 笑いが絶えない夜だった。



水郷の洗礼


その後 皆でフィールドへ繰り出す。

一つ目のポイントで早々とコンタクトがあった杉原さん。

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激流に潜んでいたナマズ。展開を期待させた。

ヒラセイゴとナマズが出迎え。

期待は膨らむも目星いポイントを回るが無。


これが地元。

そう甘くはないのもよく知ってる。

成るようにしかならないのだ。


ここで仲間達とは解散。


翌日デイゲームに挑む。

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釣行前の腹拵え。宮崎名物チキン南蛮。メリハリも大事。

アテンド役として

少しでも可能性を拾うなら

下流も視野に 広く予防線を張るべきだろう。


ここは宮崎。

その土地でしかできない釣りも旅の醍醐味かと。

いっそのことワタシのホームを一緒に巡ってもらう。

どこか参観日のような。そんな感じがした。

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全国へロケに行く氏。宮崎のフィールドはどう映っただろう。

照りつける太陽は強烈。蝉の合唱も健在。
相変わらず魚は出ない。ことごとく洗礼を浴びせにくる夏。

無理は禁物。一旦解散。

ナイトゲームに備えるも豪雨により中止。

残念ながらプランが狂ったまま二日目が過ぎ去った。



「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」


最終日。

頑としてタイドエリアには行かない。
このまま路頭に迷い終わるのか。ノーフィッシュも頭を過る。

はっきり言って ワタシはガイド失格だ。


この三日間の釣行中

唯一 魚信のあったエリアに掛けてみた。

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この何処かに居るだろう銀鱗。

前夜の雨により
ややササ濁りの混じった清流域。

この状況 間違いなく魚は居る。

あとは激流の分厚い流芯からどう魚を導き出せるか。
率直に地元アングラーでも状況打破は半々だと感じる。


ワタシは黙々と川に向き合う杉原さんを動画に収めていた。

正確なキャスト。落とすピンも絶妙。表層から順に刻んでいく。


一投毎に流速の圧を集積。
適材だろうプラグをチョイスする所作。

数投した頃だった。

ドリフトするカゲロウに

アワセを入れた姿が画面越しに飛び込んできた。

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劇的とはこのこと。

もう笑いが止まらない。


さっきまでの鬱憤はどこふく風。

いい歳した男二人。

川原で竿を曲げ はしゃぐ姿は不審者でしかない。


躍り出た魚は文句無しの良型。

〝離さん〟とばかりに噛みついたフックにも執念を見た。

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この表情がすべてを物語る。これほど嬉しいことはない。

これぞ経験値。

流石。流石だった。


地元にあやかり 友の言葉を借るなら

「手ぶらで帰らせるわけにはいかない」

その心境がシンクロした瞬間でもあった。


撮影がてら場を休ませ再トライ。

もう一本を獲りにいく。


先程から少しレンジを入れてのドリフト。

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終始 背中を追った。動画には川の轟音と笑い声だけが残っている。

出るべきピンで決まるアワセ。

水面を割るエラ洗い。

流れから剥がされまいと闘う鱸。


笑うしかない。


〝難関〟沈みテトラから浮かせ

的確なロッドワークで二本目をキャッチ。

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小型でも川が鍛える魚は逞しい。

少し小ぶりだがコンディション抜群な個体に会えた。


ここでワタシがタイムアップ。


お役御免となった。



〝縁〟


人はどこで どう出会うか分からない。


色んな人間がいる。

気の合う人もいれば そうでない人もいる。

いい奴もいれば 変な奴もいる。


ワタシこそ「クソが」と思われてるでしょうが

そこに神経を注いでも仕方ない。

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ある毎に氏が口にする「人は出会うべき」 人は独りじゃ何もできない生き物だ。

それが当たり前。

「人は自分じゃない」

肝心なのはどう付き合うか。


釣りという共通の趣味。

これを生かすも殺すもと…言えるのかもしれないが

そこに正解 不正解はない。と最近想うようになった。


「魚釣り」という遊びを安売りするつもりは無い。


仮に

妬み、僻みを生むのなら

相手を違えていることに他ならない。


魚との知恵比べ。

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すべてに感謝。またのお越しを。

それに尽きるのではないかと。


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