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▼ 純淡水域における鱸探しの指標
- ジャンル:日記/一般
情熱は捨てず
「上」を調査し続けるものの、反応は未だ得られないまま
居るのか?居ないのかな?
今のところ手懸かりすら掴めておらず
その割にポジティブな疑心暗鬼を満喫しております
最大の難所は堰
ただ構造的に、落差的にも遡上限界と呼ぶには尚早で
増水時、堰の冠水具合からして脈はあるといった感じ
浪漫てヤツです
そんな遡上するであろう鱸を想い描く上でワタシが指標にしているのが「ボラ」なんですけど河口から第一関門となる堰を境にその姿をまだ見つけられずにいます
ここでは捕食対象云々という部分からは切り離し
ボラという魚が持つ性質について紐解いていきます
その根拠として、ボラが居れば鱸も居る可能性が濃厚
これは堰有る無し、河川距離に関わらず全国どの河川でも共通するんじゃないかと思います
ボラもまた純淡水域にまで達する魚で
鱸と同じく淡水適応能力は非常に高いと言えます
よく遊泳力が弱いと言われますが、決してそんなことはなく必要とあらば激流の中でもガンガン泳いでいく魚だと認識してます
現に「山」と呼ぶエリアで悠然と泳ぐ個体に幾度と出会いました
溜まる場所は確かに穏やかなスポットです
回遊ルートも流芯を避けて脇の緩い筋を好む様子
無理して激流を泳ぐ必要がない彼らにはおそらく、流れの壁、流速の強弱が見えているんじゃないかとも思えてきますね
たぶん、やればできる子タイプです
観察していくと純淡水域に侵入したボラは汽水域、海水域のボラとは異なる傾向があって、表層付近にはおらずボトムやテトラ等に付着した藻苔に依存していることが見て取れます
なので水面をザワつかせているイナッコも表層をパクパクやっている個体も純淡水域では見たことがなく、仮にボラが表層を意識するエリアは大概タイダルの影響が考えられます
酸素量なのか、プランクトンなのか、塩分濃度なのか、水温なのか
まったく別の理由なのか
学者さんなら詳しいでしょうかね
実に興味深いところではあります
そんな基本浮かないボラをパッと見「居る」と判断するのは難しくて、クリアな水質であれば岸際のシャロー帯に眼を凝らしたり、可能な限り高い場所から目探する必要があります
純淡水域で「釣ること」に重きを置くのなら間違いなくアユやウグイといったベイトを軸に探すのがセオリーですが、ただただ「存在」を確かめたいならボラのように広く行動し遡上するような魚に着目してみるのもまた違った角度からの視点として面白いかもしれませんね
- 2019年9月2日
- コメント(7)
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