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▼ 山鱸探索巡り旅 〝聖地〟『文月の章』
- ジャンル:釣行記
- (純淡水域巡り旅, 川鱸, 山鱸, fimoフィールドモニター, ベイトタックル, 【fimoアイテム】, 遠征, 【fimoオリカラ】, 釣り人の輪, 清流鱸, シンペン嫌いな私, スイミングペンシル, fimo)
不発の梅雨 灼熱に曝される文月
三連休を利用し南下。
今回は昼間の移動。
交通量は多く、おまけに晴天。
エアコンの微妙な効きに萎えた。
やはり夜間移動が性に合っている。
今回は厳しい熱気の中
日中の釣りは危ういためナイトゲーム中心のプラン。
夕マズメ前の着を目指し鈍行。
兄弟子と合流後、日没に合わせてエントリー。
先月来た時以降も纏まった雨は降っていないそうで
川は減水したまま。痩せているように映った。
夏の川鱸は厳しい。
自身は毎年苦戦するイメージしかない。
特に今年は降雨量と降雨日数が少ない。
〝空梅雨だった〟
そんな状態が川を見て伝わってくる。
減水に伴うその他の影響が現れ始める頃でもあるからだ。
魚とのコンタクトを目指した時
着目したいのは「流れあるエリア」と「酸素量の多い場所」
魚にとって快適だろう環境と変化を探し出し
この2点ができるだけ揃うポイントに重点を置く。
川幅が絞れ、流れが走るエリア。
前後に瀬があり、ボトムにはスリット。
反転流といった複雑な流れが形成されやすいベントカーブ。
その界隈に魚が定着しやすいスポット。
それが理想的ではある。
miss take
夕まずめ開始早々。
瀬から払い出されたジャイアントドッグXが襲われた。
アップストリームだったこともあり
その時は魚のサイズ感がよく分からなかった。
流芯を抜け、足下に寄せたあたりで
急に暴れだす魚はなかなかのサイズ。
もう少しで岸に揚がろうかという間合いでエラ洗い一発。
アップストリーム〝あるある〟
完全にしくじった。
日が暮れた頃合いで、反応が得られたポイントを
今度はダウンストリームから攻めることにした。
先月までは水量の関係で瀬渡りできず
このダウンストリームを試せずにいた。
これまでのアップストリームでは
ルアーを瀬に撃ち、押し戻されるかたちで瀬落ちへ。
この瞬間にバイトが集中していたのだが
手前に流芯が走っており直ぐにラインが持っていかれ
「リミット3秒の釣り」を余儀なくされていた。
これがダウンストリームであれば
流芯にラインを盗まれずバイトチャンスを稼げるのではないか。
そんな魂胆だった。
いざトライ。
無数に存在する流れ込みを丁寧に。
起点から50m程、瀬落ちにチェックを入れていくも無。
このポイントの性質上、魚がいない筈がなく
行き、戻りと反応すら得られなかったところをみると
完全にアプローチミスを犯してしまったのだと悟った。
再びアップストリームから仕掛けるも時すでに遅し。
「あのタイミングだな」
日が陰る僅かな時合いを逃したのが痛手となった。
目星をつけていただけにノーフィッシュ。
一気に情勢が厳しくなったのは言うまでもなかったが
自然相手、生き物相手。
捩じ伏せようなんて、烏滸がましい。
どうしようもないことは日常茶飯事なのだ。
潔くポイントを移動した。
劣勢を救ったシンキングペンシル
次に降り立ったのは明暗。
ここは宮崎に来る度にチェックは入れてきたポイント。
ただ、未だキャッチには至ってはいなかった。
全体は減水とはいえ、ここだけは相変わらずの急流。
他が変化に乏しいだけに望みはあるように感じた。
力なく流れていた川が表情を変えるエリア。攻め手を削がれる急流の難しさ。
表層から刻もうとしてみたのだが
トップ、ミノー、スイミングペンシルはアウト。
これらのルアーたちを使うにはあまりにもハードストリーム。
辛うじてシンキングペンシル〝なら〟という状況下だった。
しかし
私のブログを読んで下さってる方ならお分かりだが
シンキングペンシルの引き出しは恐ろしく少ない。
BANQ82S.、スキッドスライダー95S。
今回はそこにスタッガリングスイマー125Sを追加してきた。
この流域では数少ない明暗。魚が定着しやすい条件は揃っている。
この3つをローテーションしながらチェック。
スキッドスライダー、BANQと反応が無いまま
スタッガリングスイマーに繋げた。
先の2種類よりはスローピッチに探れている感覚。
境目、暗部奥とキャストごとにUの字到達点を変えていった。
10投程投じた頃だったか。
明るいエリアから暗部へのドリフト
丁度私の立ち位置から直ダウンに辺る境目に入った瞬間
水柱を上げてバイト。
ポイント全体が流芯であるため慎重に誘導。
小型ではあったが
星が並ぶ美しい身体のタイリクだった。
何とか一本に漕ぎ着け安堵。
ここを最後に初日を離脱した。
メリハリ 南国の夏を遊ぶ
日中の鱸釣りはお預け。
スーパー銭湯で暇を持て余すつもりだったが
兄弟子が面白い場所に連れ出してくれた。
バスのフロッグゲーム。
ヒシモに覆われた水面。
そこをフロッグで探るというのだ。
あまりこの手の釣りは馴染みがなく
半信半疑だったが、日も良かったのだろう。
飽きない程度にカバー下から反応が帰ってきた。
ヒシモを割って聞こえてくる捕食音は心地良かった。
つい熱中してしまい、おかげ風呂もほぼ無意味。
二日目の山鱸は行く先々でビンタを食らい終了。
夏を感じた釣行だった。
fimo フィールドモニター ザキミヤ
「山鱸」セッティング
ロッド : BOMBADA Pimenta55
リール : SHIMANO Scorpion1501
ライン : 山豊テグス レジンシェラー2.5号
リーダー : VARVAS ナイロンVEP30lb.
ルアー : スタッガリングスイマー125S、ジャイアントトッグXsw、BANQ82S、etc
【fimoアイテム】
fimoオリジナルベストver.2
fimoオリジナルポーチver.2
fimoオリジナルポーチver.3
fimo リーシュコードver.2 ショート、ロング
fimo フィッシングプライヤー
- 2023年7月27日
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