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村岡昌憲
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▼ 風神AD ネオンナイト(再掲載)
- ジャンル:釣り具インプレ
- (釣り業界のこと)
すいません。
僕の見ている資料がADではない仕様のもので、事実と違うことを書いてしまったので修正して再掲載します。(下線部修正)
最近、地元の川筋に出て二人の釣り人に出会ったが、二人とも風神レッドラインプレミアムを使っていた。
アピアからは販売好調と聞いていたので、良いことだと思う。
アピアの製品展開方針は、ご存じの通り、所属するトップアングラーのノウハウや経験からブランクスを基本開発するというものだ。
その際に一番大事な「これができたら」を最高技術の導入でクリアしていく。
これは僕としても共感できるスタイルであり、だからこそ長くやってこられたんだと思う。
しかし、今までは、その風神ゼータで開発した技術を普及的なモデル落とし込んでいくのが本当に苦手なメーカーだという認識だった。
車メーカーならF1だけやっているメーカーみたいなもので、F1は強いけど市販車にはそのF1の恩恵がフィードバックされていないみたいな。
だけど、ようやく技術的な熟成が終わったのか、今回のレッドラインプレミアムはエントリーモデルとしては非常に高い性能を持っている。
そして、そのゼータとレッドラインプレミアムの間のシリーズ。
風神ADシリーズ。
確か、アキュラシー&ディスタンス?
トップアングラーの要望を最高の素材と技術で開発し、コンセプトモデルとして世に問うのが風神ゼータだとすると、それを定番化し、今日現在の最高の素材と技術で作っていくのが風神ADのコンセプトである。
僕自身、ネオンナイト83Lに始まり、イブラン610ML、クロスインパクト72ML、ナイトホーク91MLなどなど様々なブランクス開発を行ってきたが、街で聞くのは欲しいけど買えないという声。
それは性能と価格の両立性を考えれば、仕方がない事だとも思っていた時期もある。
だけど、近年の素材と技術の更なる進化により、今ならもっと良いものができるのではないかと思って開発を引き受けた。
ブランクスの設計技術は元々開発が終わっているものなので、後は素材とのバランスを取っていく作業に終始した。
その結果、これは革命なんじゃないかと思えるほど、素晴らしいロッドができあがったのである。
まだ飾りは決まってないので参考程度で見て欲しいのだけど、その一つネオンナイトに最終サンプルにGOを出したのでちょっと説明。
ネオンナイトは今回のもので4代目。
伝統だった8.3ftを今回から8.5ftにした。
8.5ftでも以前の8.3ftより軽いと思うはず。
ユーザーに違和感を感じさせることは絶対にないと思う。
今回、感度と軽さに有利なコルクグリップを採用。
グリップはダウンロック。
ブランクス振動で緩まないようにカッチリといけるように調整。
合わせるリールはダイワ2500番、シマノ3000番で設計。
手元重心で軽い操作感。
素材は40tや46tと4軸カーボン、クロスカーボンを重ねて巻いてある。
本当の高弾性とはこういうもんだと実感できるはずだ。
配合割合は内緒ね。
4軸カーボンはバッド~ベリーとし、そこからティップセクションはクロスカーボンシートによるねじれ防止加工。
ティップまでクロスカーボンなのは、数社しか出してない技術。
その中では一番安い値段になると思う。
ネオンナイトのブランクス設計は超鬼掛けティップとそこからはしっかりと曲げていく従来の形を徹底的に詰めた。
今回のネオンナイトの特徴はティップを極端に柔らかくするのではなく
(柔らかいとアキュラシー=キャストの正確性がほとんど出ない)
そこを保った上で、フッキングを良くすることを考えた。
となると写真を見てもわかる通り、ティップよりもティップを支えている部分が若干柔らかい。
この部分が曲がることで、ティップで針掛かりをさせ、そこから次でバラシの原因を吸収していくという考え方。
このようなロッド設計だと、通常は先端の制御が聞かなくてひどいロッドになるんだけど、今回は4軸とクロスカーボンによってそれを高次元で実現できた。
針掛かりの良さはソリッドティップ並に高く、それでいてカーボンロッド並の高いアキュラシー性能がある。
そこからバッドまでは、荷重がかかれば掛かるほどブランクス全体がパラボリックに曲がるように設計してある。
そのクセのない曲がる感じが、初心者から中級者にとっては非常に頼もしく安定感のあるキャスト~フッキング~ファイトを実現すると考えている。
それともう一つ、完成したのがシャローフィネス96L。
シャローフィネスってなんだろう?
今はまだ書くことができないけど、地球丸SALTWATERの8月21日発売号で独占スクープ記事が掲載される。
この秋、シャローに革命が起こる。
それはナイロンがPEに変わっていく時のような革命。
あの時もそうだったように、多くの人(しかも上手い人ほど)がそれに反発すると思う。
しかし、時代の流れは止まらない。
理にかない、釣果をより得られる技術が生き残る。
シャローフィネスはそれを体現している。
そのシャロー革命の牽引役となってくれることを期待したい。
今回初めての発表なので、生産本数が予測できていない。
だからある程度の生産数量しかない。
雑誌を読んで面白いと思ったら、お店で予約しておくことをお薦めしたい。
ルアーと違い、次の生産は間違いなく1年後になっちゃうので。
僕が何より嬉しいのは、もう新興メーカーではなく、歴史もブランドもあるアピアというロッドメーカーが、今回のシャロー革命を起こす力、そして革新スピリッツがあることである。
かつてシーバス業界でもPEの時代の到来に際して、抗う側に回り地位を失ったメーカーがあった。
オフショアでもロングロッドからショートロッドの時代が到来した際に抗って地位を失ったメーカーもあった。
(ビジネスとしての失敗であり、生き方としてはそういう人はむしろ好きだが)
日本の釣りはまだまだ進化する。
その進化を拒まない。
むしろ進化する側に加わっていく。
歳を取って頭が固くなればなるほど、意識して変化する側に回らないといけない。
他のロッドについても、最終GOサインが出次第、紹介していく予定。
僕の見ている資料がADではない仕様のもので、事実と違うことを書いてしまったので修正して再掲載します。(下線部修正)
最近、地元の川筋に出て二人の釣り人に出会ったが、二人とも風神レッドラインプレミアムを使っていた。
アピアからは販売好調と聞いていたので、良いことだと思う。
アピアの製品展開方針は、ご存じの通り、所属するトップアングラーのノウハウや経験からブランクスを基本開発するというものだ。
その際に一番大事な「これができたら」を最高技術の導入でクリアしていく。
これは僕としても共感できるスタイルであり、だからこそ長くやってこられたんだと思う。
しかし、今までは、その風神ゼータで開発した技術を普及的なモデル落とし込んでいくのが本当に苦手なメーカーだという認識だった。
車メーカーならF1だけやっているメーカーみたいなもので、F1は強いけど市販車にはそのF1の恩恵がフィードバックされていないみたいな。
だけど、ようやく技術的な熟成が終わったのか、今回のレッドラインプレミアムはエントリーモデルとしては非常に高い性能を持っている。
そして、そのゼータとレッドラインプレミアムの間のシリーズ。
風神ADシリーズ。
確か、アキュラシー&ディスタンス?
トップアングラーの要望を最高の素材と技術で開発し、コンセプトモデルとして世に問うのが風神ゼータだとすると、それを定番化し、今日現在の最高の素材と技術で作っていくのが風神ADのコンセプトである。
僕自身、ネオンナイト83Lに始まり、イブラン610ML、クロスインパクト72ML、ナイトホーク91MLなどなど様々なブランクス開発を行ってきたが、街で聞くのは欲しいけど買えないという声。
それは性能と価格の両立性を考えれば、仕方がない事だとも思っていた時期もある。
だけど、近年の素材と技術の更なる進化により、今ならもっと良いものができるのではないかと思って開発を引き受けた。
ブランクスの設計技術は元々開発が終わっているものなので、後は素材とのバランスを取っていく作業に終始した。
その結果、これは革命なんじゃないかと思えるほど、素晴らしいロッドができあがったのである。
まだ飾りは決まってないので参考程度で見て欲しいのだけど、その一つネオンナイトに最終サンプルにGOを出したのでちょっと説明。
ネオンナイトは今回のもので4代目。
伝統だった8.3ftを今回から8.5ftにした。
8.5ftでも以前の8.3ftより軽いと思うはず。
ユーザーに違和感を感じさせることは絶対にないと思う。
今回、感度と軽さに有利なコルクグリップを採用。
グリップはダウンロック。
ブランクス振動で緩まないようにカッチリといけるように調整。
合わせるリールはダイワ2500番、シマノ3000番で設計。
手元重心で軽い操作感。
素材は40tや46tと4軸カーボン、クロスカーボンを重ねて巻いてある。
本当の高弾性とはこういうもんだと実感できるはずだ。
配合割合は内緒ね。
4軸カーボンはバッド~ベリーとし、そこからティップセクションはクロスカーボンシートによるねじれ防止加工。
ティップまでクロスカーボンなのは、数社しか出してない技術。
その中では一番安い値段になると思う。
ネオンナイトのブランクス設計は超鬼掛けティップとそこからはしっかりと曲げていく従来の形を徹底的に詰めた。
今回のネオンナイトの特徴はティップを極端に柔らかくするのではなく
(柔らかいとアキュラシー=キャストの正確性がほとんど出ない)
そこを保った上で、フッキングを良くすることを考えた。
となると写真を見てもわかる通り、ティップよりもティップを支えている部分が若干柔らかい。
この部分が曲がることで、ティップで針掛かりをさせ、そこから次でバラシの原因を吸収していくという考え方。
このようなロッド設計だと、通常は先端の制御が聞かなくてひどいロッドになるんだけど、今回は4軸とクロスカーボンによってそれを高次元で実現できた。
針掛かりの良さはソリッドティップ並に高く、それでいてカーボンロッド並の高いアキュラシー性能がある。
そこからバッドまでは、荷重がかかれば掛かるほどブランクス全体がパラボリックに曲がるように設計してある。
そのクセのない曲がる感じが、初心者から中級者にとっては非常に頼もしく安定感のあるキャスト~フッキング~ファイトを実現すると考えている。
それともう一つ、完成したのがシャローフィネス96L。
シャローフィネスってなんだろう?
今はまだ書くことができないけど、地球丸SALTWATERの8月21日発売号で独占スクープ記事が掲載される。
この秋、シャローに革命が起こる。
それはナイロンがPEに変わっていく時のような革命。
あの時もそうだったように、多くの人(しかも上手い人ほど)がそれに反発すると思う。
しかし、時代の流れは止まらない。
理にかない、釣果をより得られる技術が生き残る。
シャローフィネスはそれを体現している。
そのシャロー革命の牽引役となってくれることを期待したい。
今回初めての発表なので、生産本数が予測できていない。
だからある程度の生産数量しかない。
雑誌を読んで面白いと思ったら、お店で予約しておくことをお薦めしたい。
ルアーと違い、次の生産は間違いなく1年後になっちゃうので。
僕が何より嬉しいのは、もう新興メーカーではなく、歴史もブランドもあるアピアというロッドメーカーが、今回のシャロー革命を起こす力、そして革新スピリッツがあることである。
かつてシーバス業界でもPEの時代の到来に際して、抗う側に回り地位を失ったメーカーがあった。
オフショアでもロングロッドからショートロッドの時代が到来した際に抗って地位を失ったメーカーもあった。
(ビジネスとしての失敗であり、生き方としてはそういう人はむしろ好きだが)
日本の釣りはまだまだ進化する。
その進化を拒まない。
むしろ進化する側に加わっていく。
歳を取って頭が固くなればなるほど、意識して変化する側に回らないといけない。
他のロッドについても、最終GOサインが出次第、紹介していく予定。
- 2011年7月30日
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