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村岡昌憲
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▼ JA-DO ニーサン
- ジャンル:日記/一般
- (elegy-つぶやき-)
本日は春に発売となったニーサンの話。
おかげさまで最初の秋シーズン、すでにかなり活躍しているログを見てとても嬉しく思っている。
大ヒットとなったスーサン。
そのスーサンは干潟でも河川でも本当に多くの実績を作ってきた。
が、8番フックを搭載していることや、サイズが70mmということもあって、もう少し大きいサイズとの声が上がるのは必然だった。
ニーサンを作るに当たり、考えたのはスーサンと同じ動きにとことんこだわろうというものだった。
形やフォルムだけがそのまま大きくなったアップサイジングモデルというのは、誤解を恐れずに言えば、絶対に同じ動きは出ない。
同じ動きを出そうとすると少なからず形は変わる。
これが開発陣と僕との間で、最初に確認したこと。
スーサンがあれほどまでに魚を呼んでくれたのには、いくつかの理由があると思っている。
それはノウハウでもあるので全て書くことはできないけど、すごく重要でしかも書いても大丈夫なことがある。
それはいわゆるヤルキスパークリングアクションと呼んでいる、いわゆる超タイトローリングアクションのこと。
そして、これができるのはセンターバランスがとても取れているということが重要だ。
センターバランスとは、前後に重心が偏っていないということ。
センターバランスが取れているルアーはアクションに変化が出やすくなる。
そもそも泳いでいる最中に自然のバランス体になっているので、流れの変化や釣り人のリーリングの変化、ロッドティップの高さなどで自在にルアーの頭の上下感やアクションに変化が出る。
それを一定にキープするというのは実は生き物である人間がやるのは無理な話である。
従ってリトリーブ中に訪れる釣り人の心の変化、それは期待だったり油断だったり、恐れだったり、驚きといったあらゆる感情がスーサンの動きにそのまま表れる。
実はこれこそがスーサンに隠されていたアクションの一つであり、発売後に恐ろしいほどの釣果を巻き起こした一番大きな秘訣なのである。
それを完全に移植しようというのが今回一番苦労した点。
ちなみに、今までのルアーでもセンターバランスが取れていたプラグはたくさんある。
しかし、そのほとんどがロングサイズである。
ロングサイズは重心がセンターであっても、そのような微妙な動きは出ない。
綱渡りをする人が長い棒を持つ理由を考えてもらうとわかるだろう。
綱渡りは安定感を持つために、両手より長い棒を横に持ってその重心をコントロールする。
今までのルアーがそういったサーカス選手なら、スーサンやニーサンは気をつけの姿勢でセンターバランスをを取ろうとする人なのだ。
それが綱渡りなら、それはおそらく速攻で落ちる。
それぐらい不安定。
他社の125mmクラス以上のボディの太さを持ちながら、全長を100mm程度に仕上げる。
もちろん真ん中にウェイト置くだけなら誰でもできる。
その上で、しっかりと泳ぎ、しっかりと飛ぶこと。
(たいていのセンターバランスルアーは飛ばないよね。)
この作業はもう本当に死ぬほどに壮絶だった。(俺が、ではないが。)
最後の最後、ステンレス、チタン、スチール、スズなど様々な球を用意しても、その規格の差の0.1gが崩れるとバランスが崩れるのである。
するとまたウェイト位置を動かしたり、アイの位置を変えたりとなってしまう。
まあこれだけ膨大な時間とサンプル制作費にお金をつぎ込んだのは過去にないのではないと思う。(俺が、ではもちろんないが。)

最終的には干潟や河川河口で使う事が多いと想定していたので、飛距離の向上に時間のほとんどを費やした。
だって、いくら契約メーカーのものだって、飛ばないプラグを釣りビジョンや雑誌の取材で投げ続けるのは超ストレスである。
自分がベストと思えるものだから、投げ続けられる。
すでに持っている人ならわかると思うけど、13gとは思えない飛距離が出る。
重い20gのプラグなら同じ距離は出るけど、重い20gのプラグにはできないアクションがある。
それが100mmサイズでは初めての超タイトローリングアクションである。
きっとこの秋に日本中の河川やシャローで爆発すると思う。
去年の秋にはほぼ完成していて、取材では本当に大活躍したので、この秋のニーサンの活躍は本当に自信がある。
同行企画でも、他の人に一切当たらないのにニーサンにだけバイトが出続けた。

最終的にはウェイトバランス配分に余裕があるので、前後同じサイズであればフックを1番手は大きくできる。
そんなにアクションを変えずにできる。1つ上げて2番にするとレンジが20cmほど下がるけど、一つのチューンナップと思って覚えて置いて欲しい。

もちろん春も釣れまくったけど、期待しているのは秋。

ニーサンで釣れたら、ぜひ「邪道友の会」コミュニティで報告を。

どうかニーサンを投げる人が素敵な魚と出会えますように。
おかげさまで最初の秋シーズン、すでにかなり活躍しているログを見てとても嬉しく思っている。
大ヒットとなったスーサン。
そのスーサンは干潟でも河川でも本当に多くの実績を作ってきた。
が、8番フックを搭載していることや、サイズが70mmということもあって、もう少し大きいサイズとの声が上がるのは必然だった。
ニーサンを作るに当たり、考えたのはスーサンと同じ動きにとことんこだわろうというものだった。
形やフォルムだけがそのまま大きくなったアップサイジングモデルというのは、誤解を恐れずに言えば、絶対に同じ動きは出ない。
同じ動きを出そうとすると少なからず形は変わる。
これが開発陣と僕との間で、最初に確認したこと。
スーサンがあれほどまでに魚を呼んでくれたのには、いくつかの理由があると思っている。
それはノウハウでもあるので全て書くことはできないけど、すごく重要でしかも書いても大丈夫なことがある。
それはいわゆるヤルキスパークリングアクションと呼んでいる、いわゆる超タイトローリングアクションのこと。
そして、これができるのはセンターバランスがとても取れているということが重要だ。
センターバランスとは、前後に重心が偏っていないということ。
センターバランスが取れているルアーはアクションに変化が出やすくなる。
そもそも泳いでいる最中に自然のバランス体になっているので、流れの変化や釣り人のリーリングの変化、ロッドティップの高さなどで自在にルアーの頭の上下感やアクションに変化が出る。
それを一定にキープするというのは実は生き物である人間がやるのは無理な話である。
従ってリトリーブ中に訪れる釣り人の心の変化、それは期待だったり油断だったり、恐れだったり、驚きといったあらゆる感情がスーサンの動きにそのまま表れる。
実はこれこそがスーサンに隠されていたアクションの一つであり、発売後に恐ろしいほどの釣果を巻き起こした一番大きな秘訣なのである。
それを完全に移植しようというのが今回一番苦労した点。
ちなみに、今までのルアーでもセンターバランスが取れていたプラグはたくさんある。
しかし、そのほとんどがロングサイズである。
ロングサイズは重心がセンターであっても、そのような微妙な動きは出ない。
綱渡りをする人が長い棒を持つ理由を考えてもらうとわかるだろう。
綱渡りは安定感を持つために、両手より長い棒を横に持ってその重心をコントロールする。
今までのルアーがそういったサーカス選手なら、スーサンやニーサンは気をつけの姿勢でセンターバランスをを取ろうとする人なのだ。
それが綱渡りなら、それはおそらく速攻で落ちる。
それぐらい不安定。
他社の125mmクラス以上のボディの太さを持ちながら、全長を100mm程度に仕上げる。
もちろん真ん中にウェイト置くだけなら誰でもできる。
その上で、しっかりと泳ぎ、しっかりと飛ぶこと。
(たいていのセンターバランスルアーは飛ばないよね。)
この作業はもう本当に死ぬほどに壮絶だった。(俺が、ではないが。)
最後の最後、ステンレス、チタン、スチール、スズなど様々な球を用意しても、その規格の差の0.1gが崩れるとバランスが崩れるのである。
するとまたウェイト位置を動かしたり、アイの位置を変えたりとなってしまう。
まあこれだけ膨大な時間とサンプル制作費にお金をつぎ込んだのは過去にないのではないと思う。(俺が、ではもちろんないが。)

最終的には干潟や河川河口で使う事が多いと想定していたので、飛距離の向上に時間のほとんどを費やした。
だって、いくら契約メーカーのものだって、飛ばないプラグを釣りビジョンや雑誌の取材で投げ続けるのは超ストレスである。
自分がベストと思えるものだから、投げ続けられる。
すでに持っている人ならわかると思うけど、13gとは思えない飛距離が出る。
重い20gのプラグなら同じ距離は出るけど、重い20gのプラグにはできないアクションがある。
それが100mmサイズでは初めての超タイトローリングアクションである。
きっとこの秋に日本中の河川やシャローで爆発すると思う。
去年の秋にはほぼ完成していて、取材では本当に大活躍したので、この秋のニーサンの活躍は本当に自信がある。
同行企画でも、他の人に一切当たらないのにニーサンにだけバイトが出続けた。

最終的にはウェイトバランス配分に余裕があるので、前後同じサイズであればフックを1番手は大きくできる。
そんなにアクションを変えずにできる。1つ上げて2番にするとレンジが20cmほど下がるけど、一つのチューンナップと思って覚えて置いて欲しい。

もちろん春も釣れまくったけど、期待しているのは秋。

ニーサンで釣れたら、ぜひ「邪道友の会」コミュニティで報告を。

どうかニーサンを投げる人が素敵な魚と出会えますように。
- 2011年9月5日
- コメント(22)
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