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村岡昌憲
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▼ 『SEABASS JOURNY』
- ジャンル:日記/一般
- (elegy-つぶやき-)
20代の頃は周囲に凄いと思われたいと思って頑張ってきた面が多分にある。
「周囲に認められたい。」
「周囲に認めさせたい。」
自分の中の劣等感はエネルギーやモチベーションとなって若い僕を引っ張ってきたように思う。
しかし、30代になってから、自分でも凄いと思える人になりたいと思うようになった。
釣り人としても仕事人としてもそれなりの功績は残したし、周囲の人は褒めてくれることもある。
だけど、自分の中では何も凄いことをしたと思えない。(思ったことはあるのだが、数日もするとたいしたことがなかったように思えてくる。)
自分を褒めてあげたい、という言葉を使うのは簡単だが、実際そんな感覚に無ったことがない。
そして、釣りに関しても一つのステージにとどまらず、次の段階、次の段階へと自分を上げようと努力してきた。
自分でも認める凄い釣り人になりたいと思う。
周囲にどう思われようとあまり関係が無くなった。
そう考えてから、釣り人として自分を抑え付けていた線がキレイサッパリと消えた。
釣りというのは自然相手であるからして、一生掛けてやっても一つのジャンル(例えばシーバスフィッシング)とっても極めるというところまで辿り着けない。
だからこそ、限られた自分の人生を使ってどこまで行けるかと考えた時に、他人の経験値を吸収していかなければならないと考えている。
幸い、ちょうどfimoができた(笑)ので、釣りログを通して凄い世界を見ている釣り人の経験を読んで少しずつ吸収したり、立場を利用して凄い釣り人に実際に会いに行って、その人が何千時間と費やしてモノにしてきた考え方や経験値を勉強しに行ける。
あらゆる釣りを吸収し、あらゆる釣りの考え方、あらゆる釣り人の経験値をそのまま吸収する。
そして、消化されて僕のものになった技術や経験は、僕のスタイルとなり、言葉となって、雑誌やテレビ、Styleを通してみんなに還元されていけたら良いと思っている。
そして、その時に大事なのがテーマとか課題である。
テーマや課題をしっかりと明確にしておかないと、ダメだ。
僕は取材される立場を利用して、取材というイベントを通じて、自分の課題を明確にすることを今年は意識している。
取材というのは自分の釣りの全てが試されるという点で極めてチャレンジングである。
限られた時間、限られたスタッフ、限られた予算。
その中で結果を求められ、発信すべき事を伝える。
今年は過去にないくらいの取材をこなしたけれど、どんなに大成功と思える取材でも、その後すぐに冷静に残された課題を見つけていく作業。
これは他人への意識が由来のモチベーションやエネルギーでは無理である。続かない。
自分自身がどうなりたいかの追求から来るモチベーションやエネルギーでなければ続けられないのだ。
その点で10月下旬から、ソル研、北海道遠征、アウェイの洗礼、『SEABASS JOURNY』と中一日で続いた大型取材&釣行は大きな成果を収めた。
昨年までの自分だったら今回の結果にはならなかったとはっきりと確信している。(自分のことは自分がよく知っている)
が、それでも常に課題はあり、その課題をしっかりと書き残す日々。
過去の自分が出した結果に甘えず、そこで見つけた課題がもたらす、更なる成果。
最後の『SEABASS JOURNY』はその集大成とも言っていい。(今日の時点では)
百戦錬磨のディレクターが、「キャストフォームが変わりましたね」と言ってくれたことが最大の評価だと個人的には思っている。
今回の一連の取材で魚を次々と掛けていく原動力になっているシャローフィネススタイルは、間違いなくウェーディングゲームにおける最前線だ。
もちろんラインブレイクするというリスクを取ることを推奨しているわけではない。
例え、10kgオーバーが掛かっても取れる事を確信しているアングラーだけに薦めている。(あり得ないと思う人はチャレンジしないことだ。)
今までのスタイルの延長線ではラインを細くしたらそれは切られるだけ。
ラインを細くする=切られる
ではなく、
ラインを細くする=そのデメリットを必死にカバーする。
その結果、ロッドやリールやラインやフックといったハード面、そして立ち位置からキャストフォームもアワセもドラグワークもランディング方法も変わった。
だから、わからない人にはわからないのである。
釣りのプロが批判や否定を恐れたら、釣り業界も発展はしない。
今の自分がこの段階にいる。
その事を発信すべきだと考えている。
(村越正海氏がそうやって牽引してきたように)
この秋、シャローフィネススタイルで掛けた魚は約240本。
ラインブレイクは1回。(これは橋脚に撃ち込んだ自分が悪い)
バラした魚は10本程度。230本はキャッチした。
この高いキャッチ率、なんでだと思う?
答えは簡単、今までのやり方でないからだ。
そして、平均のファイト時間は計ったわけでないけど今までのスタイルに比べて約半分。
ラインが細いとファイト時間が長くなって魚が弱る?
それは今までのやり方だからである。
来週から放映が始まるソルト研究所、いつか配信されるアウェイの洗礼の動画、そして今回の『SEABASS JOURNY』
百聞は一見に如かず、である。
そして、今回の『SEABASS JOURNY』ではシャローフィネススタイルを用いた立ち位置の考え方やルアープレゼンテーションの考え方の最前線を映像に納めることができた。
百戦錬磨のディレクターがそのスタイルを「車で言えば、まるでプリウスを初めて見た時のようだ」と表現した。
それをぜひ見て欲しいと思う。
但し、何度も書くが、上級者専用スタイルである。
初心者、中級者に安易に真似されて魚を殺されてはかなわない。
今から10何年も前にPEの使用を提言した時、その時は騙されたと思ってやってみてくれという提案だった。
導入に失敗して文句を言う人がたくさんいたけど、ライン強度は増す方向であり、魚へのダメージは少ないと考えていた。
しかし、今回はその表現は使いたくない。
どの辺で上級者?と聞かれても困るので、例として
・0.4号PE(6lb 2.7kg) とPE1号をライン強度を落とさずにノットが組める(合格点として95%以上かな)
・その2.7kgのライン強度に対し、自分のリールのドラグを何kgに設定すればいいか判断できる(これは経験が必要だ)
・自分の今のスタイルのドラグ強度を知っている。(プロでもこれ知らない人とっても多い。今まではそんなに考えなくて良かったので。)
・ファイト中にドラグワークができる。(それかレバーブレーキリールが使える)
・ラインの傷や劣化のマネジメントができる。(めんどくさがりやはダメだ)
追記
・シャローフィネスではやばい場所を判断できる。
という質問に全て○が付く人のみおすすめする。
- 2011年11月15日
- コメント(12)
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