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村岡昌憲
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▼ Area15 ~レンジ&ゾーニング~
- ジャンル:釣行記
- (area-釣行記-)
Area15 - Stage2 ~ レンジ&ゾーニング ~
2008年3月29日 運河 シーバス
今週は色々なことがあった。
会社の方で、重要なパートナー会社の代表取締役の逝去と、おなじくパートナー会社の倒産確定という2つの出来事が起きた。
昼間は新卒採用の三次面談で、学生に希望を語り、価値観の紡ぎ合いをやって、夕方から夜にかけて、終焉の時にある一つの時代を見送り、次の時代を作り出す作業をする。
桜が徐々に咲く中で、時代の始まりと終わりの両方を見つめていた。
そして、僕自身の春の大きな立ち位置の変化である。
今までは会社で新規事業の立ち上げばかりやってきた。
先に手がけた事業を指揮しながらの新規事業の立ち上げは釣りをする時間を大きく圧迫した
くわえてこの数年間の私生活の混乱が拍車を掛けたように思う。
が、そのどれもが落ち着いてきた。
自分が引っ張ってきた3つの事業も今では会社の三本柱として立派に定着した。
そこで一つの大きな決断をした。
これからは各事業を引っ張る存在ではなく、信頼できる三人のマネージャーにその全権を委ね、統括していく立場になることを選んだ。
人に管理されることも嫌いだし、人を管理することも嫌いである。
だけど、組織である以上、管理というものがなければてんでバラバラになってしまう。
だったら各事業のマネージャーがやりやすいようにすることを選んだ。
僕自身、管理されなかったからこそ、自分の良さが出て、事業が成功したんだと思っている。
だから、管理ではなく統括である。
管理と何が違うんだ?と聞かれても答えられない。
管理はしない。まあ、みんな頑張れ。 が僕の統括である。(笑)
僕がやることはその事業本部の方向と目標地点を決めることだけだ。
そしてその方が、自分が釣りに行く時間も少しは増えるだろうという、魂胆(笑)
そうはいっても平日はなかなか行けそうもない忙しさ。
金曜日の夜、最後の直属のチームがステキなパーティーを開いてくれた。
何も知らずにお店に入った僕に、クラッカーと今まで見たこともない大きな花束。
そう、卒業なんである。泣かせてくれた。
土曜日、昼に起きてからタックルを準備して出撃する。
最初はチアユの状態を探りに各河川の水門周りを回っていく。
どちらかというと状況把握が中心で、キャストはしたもののどんどんと移動していく展開。
江戸川放水路などは良さそうな感じがしたが、どうだろう。
結局川筋主体でやるも、夕マヅメまでに1本も出せない。
まだアミが強いんだろう。
この2週間ほどあまりアミを見かけなかったので、今年はたいしたことがないかと思っていたが、レンジを上げてきたのか、どこかに出かけていたのか、旧江戸河口では、足下のブレイクにアミが大漁に沸いていた。
日が暮れて最初に荒川系の運河に入る。
人がたくさんいる中、空いていたポイントで始めるが、流れが弱くて魚の寄りが悪い。
2人ほど横のアングラーが上げていたが、あまりいい感じではないので移動。
エリアとしてはいいと思うが、人が多すぎるのだ。
ついで、隅田川系に移動。潮が茶色い。
まだ溶存酸素がどうのという水温でもないし、これだけ濁っていたら魚が浮くかなと思って、シャローが大半を占めるワンド状になっているポイントへ。
ここも先行者数人。
沖に一所懸命投げている方々の間に入って足下のブレイク絡みの際を撃っていく。
足場が高く、潮位が低いので最初からタイトスラローム。
飛ばす必要もないのでネオンナイトできっちとブレイク際を探っていく。
ブレイクを撃つときは流れを意識するといい。
ただひたすらブレイクを撃ち続けてもいいが、それでは効率が悪い。
流れの変化が起きやすいブレイクに魚は集まる。
10分ほど攻めて、最初の1本。
その3投後もまた同じ1本。
その後は沈黙。
人も多いので移動。
次は桜の木の下のポイント。
ここもブレイク撃ち。
ポイントがやや明るい場所にあり、ファーストブレイクではなくセカンドブレイクに魚が付く。
ロッドはナイトホークへ変える。
距離があるので、飛ばしていきたいがヨレヨレでは根がかってしまうほど浅い。
こういう時は、まずはSU-SANなんだが、ララだとどうだろうということで、キャストしているとやがてバイト。
続いてBR@STに変えてブレイクの上をデッドスローに。
1キャスト5mずつ横に動いていく。
ロッドを立ててギリギリ根がからない感じ。
デッドスローでちょうどアクションとレンジが合う。
着水後、2回ほどトゥイッチを入れて、魚を呼び、多少タメを作ってから、デッドスローでブレイクに絡めていくとコツッとバイトが出る。
が、これが弱い。
5バイト逃して、6バイト目にようやくヒット。
リリースして結局潮位とレンジがピッタリのスーサンで撃っていく。
スーサンのいいところは、早く巻いても遅く巻いてもほとんどレンジが変わらないところである。
頑張って潜らせても60センチ。
このポイントだと足場が高いので、45センチ程度しか潜らせられない。
ということは、最初の数投で引っかからなければ、その後も大丈夫なので気疲れしないでいい。
後はスーサンの漁獲力を信じるだけでいい。
この魚がアミをドッと吐いた。
湾奥では比較的沖合の潮が差すエリアだが、ここにアミがどっさりいるとなると、今年も手を焼く年になりそうである。
しかし、アミ以外にもベイトはいるはず。
スーサンがアミに合っていて出ているのか、ベイトフィッシュが他にいるからなのかはわからない。それはどうでもいいことである。
が、アミならブルーパールのカラーがいいかもしれないと考えてハッピーレモンで攻める。
お腹も減ったので終了。
偉大な人でなくても、どんな人だって、周りの人に何かを遺して死んでいく。
その遺したものを、誰かがしっかりと継いで、また誰かに遺して死んでいく。
託された者は、次の時代を作っていく。
その時代も、やがていつか終わるというのに。
まるで毎年のように桜が咲き、散っていくかのようだ。
桜を見る度にそんな無常が頭をよぎる。
2008年3月29日 運河 シーバス
今週は色々なことがあった。
会社の方で、重要なパートナー会社の代表取締役の逝去と、おなじくパートナー会社の倒産確定という2つの出来事が起きた。
昼間は新卒採用の三次面談で、学生に希望を語り、価値観の紡ぎ合いをやって、夕方から夜にかけて、終焉の時にある一つの時代を見送り、次の時代を作り出す作業をする。
桜が徐々に咲く中で、時代の始まりと終わりの両方を見つめていた。
そして、僕自身の春の大きな立ち位置の変化である。
今までは会社で新規事業の立ち上げばかりやってきた。
先に手がけた事業を指揮しながらの新規事業の立ち上げは釣りをする時間を大きく圧迫した
くわえてこの数年間の私生活の混乱が拍車を掛けたように思う。
が、そのどれもが落ち着いてきた。
自分が引っ張ってきた3つの事業も今では会社の三本柱として立派に定着した。
そこで一つの大きな決断をした。
これからは各事業を引っ張る存在ではなく、信頼できる三人のマネージャーにその全権を委ね、統括していく立場になることを選んだ。
人に管理されることも嫌いだし、人を管理することも嫌いである。
だけど、組織である以上、管理というものがなければてんでバラバラになってしまう。
だったら各事業のマネージャーがやりやすいようにすることを選んだ。
僕自身、管理されなかったからこそ、自分の良さが出て、事業が成功したんだと思っている。
だから、管理ではなく統括である。
管理と何が違うんだ?と聞かれても答えられない。
管理はしない。まあ、みんな頑張れ。 が僕の統括である。(笑)
僕がやることはその事業本部の方向と目標地点を決めることだけだ。
そしてその方が、自分が釣りに行く時間も少しは増えるだろうという、魂胆(笑)
そうはいっても平日はなかなか行けそうもない忙しさ。
金曜日の夜、最後の直属のチームがステキなパーティーを開いてくれた。
何も知らずにお店に入った僕に、クラッカーと今まで見たこともない大きな花束。
そう、卒業なんである。泣かせてくれた。
土曜日、昼に起きてからタックルを準備して出撃する。
最初はチアユの状態を探りに各河川の水門周りを回っていく。
どちらかというと状況把握が中心で、キャストはしたもののどんどんと移動していく展開。
江戸川放水路などは良さそうな感じがしたが、どうだろう。
結局川筋主体でやるも、夕マヅメまでに1本も出せない。
まだアミが強いんだろう。
この2週間ほどあまりアミを見かけなかったので、今年はたいしたことがないかと思っていたが、レンジを上げてきたのか、どこかに出かけていたのか、旧江戸河口では、足下のブレイクにアミが大漁に沸いていた。
日が暮れて最初に荒川系の運河に入る。
人がたくさんいる中、空いていたポイントで始めるが、流れが弱くて魚の寄りが悪い。
2人ほど横のアングラーが上げていたが、あまりいい感じではないので移動。
エリアとしてはいいと思うが、人が多すぎるのだ。
ついで、隅田川系に移動。潮が茶色い。
まだ溶存酸素がどうのという水温でもないし、これだけ濁っていたら魚が浮くかなと思って、シャローが大半を占めるワンド状になっているポイントへ。
ここも先行者数人。
沖に一所懸命投げている方々の間に入って足下のブレイク絡みの際を撃っていく。
足場が高く、潮位が低いので最初からタイトスラローム。
飛ばす必要もないのでネオンナイトできっちとブレイク際を探っていく。
ブレイクを撃つときは流れを意識するといい。
ただひたすらブレイクを撃ち続けてもいいが、それでは効率が悪い。
流れの変化が起きやすいブレイクに魚は集まる。
10分ほど攻めて、最初の1本。
その3投後もまた同じ1本。
その後は沈黙。
人も多いので移動。
次は桜の木の下のポイント。
ここもブレイク撃ち。
ポイントがやや明るい場所にあり、ファーストブレイクではなくセカンドブレイクに魚が付く。
ロッドはナイトホークへ変える。
距離があるので、飛ばしていきたいがヨレヨレでは根がかってしまうほど浅い。
こういう時は、まずはSU-SANなんだが、ララだとどうだろうということで、キャストしているとやがてバイト。
続いてBR@STに変えてブレイクの上をデッドスローに。
1キャスト5mずつ横に動いていく。
ロッドを立ててギリギリ根がからない感じ。
デッドスローでちょうどアクションとレンジが合う。
着水後、2回ほどトゥイッチを入れて、魚を呼び、多少タメを作ってから、デッドスローでブレイクに絡めていくとコツッとバイトが出る。
が、これが弱い。
5バイト逃して、6バイト目にようやくヒット。
リリースして結局潮位とレンジがピッタリのスーサンで撃っていく。
スーサンのいいところは、早く巻いても遅く巻いてもほとんどレンジが変わらないところである。
頑張って潜らせても60センチ。
このポイントだと足場が高いので、45センチ程度しか潜らせられない。
ということは、最初の数投で引っかからなければ、その後も大丈夫なので気疲れしないでいい。
後はスーサンの漁獲力を信じるだけでいい。
この魚がアミをドッと吐いた。
湾奥では比較的沖合の潮が差すエリアだが、ここにアミがどっさりいるとなると、今年も手を焼く年になりそうである。
しかし、アミ以外にもベイトはいるはず。
スーサンがアミに合っていて出ているのか、ベイトフィッシュが他にいるからなのかはわからない。それはどうでもいいことである。
が、アミならブルーパールのカラーがいいかもしれないと考えてハッピーレモンで攻める。
お腹も減ったので終了。
偉大な人でなくても、どんな人だって、周りの人に何かを遺して死んでいく。
その遺したものを、誰かがしっかりと継いで、また誰かに遺して死んでいく。
託された者は、次の時代を作っていく。
その時代も、やがていつか終わるというのに。
まるで毎年のように桜が咲き、散っていくかのようだ。
桜を見る度にそんな無常が頭をよぎる。
使用タックル | ||
ロッド |
アピア 風神ゼータ91ML ナイトホーク 83ML ネオンナイト |
|
リール | ダイワ イグジスト3012 | |
ライン | 東レ シーバスPE F-ZERO 1.0号 | |
プラグ |
邪道 スーサン アロウズ ララ ヤマリア タイトスラローム |
|
ゴミ | 空き缶 |
- 2008年3月29日
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