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▼ 【年末年始にロクマル2本】イギータ5インチ大爆発。琵琶湖バス釣り12月末~1月頭攻略の書
あけましておめでとうございます。そしてこんにちは。
ビックリマン高田です。
年末年始、皆さまいかがお過ごしでしたか?
美味しい料理をたくさん食べて寝正月だった人。
お正月休みで、これみよがしに釣りに行っていた人。
それぞれ思い思いの年末年始を楽しまれたと思います。
僕は毎年恒例のことですが、年末年始は琵琶湖に籠って
毎日バス釣りに明け暮れておりました。
ゆっくり、のんびりお正月を過ごしたいという気持ちも毎年感じているのですが…
埼玉県在住。実家が滋賀県という境遇にある僕は、実家でゆっくりしていたところで、琵琶湖が気になってしまい正月を満喫している精神状態にいられないのは目に見えてます。
そんなこんなで年越し琵琶湖フィッシングは8年目に突入したわけで。
宿泊はもちろん車中泊です…

今回はその振り返りと自分のためのデータ整理も含めて、記録に残します。
※全部載せると書ききれないので基本55UPを基準に
50UPでも40UPでもブクブク太い魚は載せるというルールで書いていきます。
・状況
水温は琵琶湖大橋付近で11度。冬とは思えない水温に、たっぷり残っているウィード。毎日のベタ凪に吹いても南絡みの風…
とここ近年とパターンが大きく異なることは予想できる状況。
SNSや現地の友人たちに聞いてみると"絶望的に釣れていない"との回答。かなり厳しい戦いになることを覚悟しました。
とはいえ10~8年くらい前は1月末までウィードが残っているということはザラにあったゆえ、固定概念さえ取り払えれば太刀打ちできるだろうと考えていました。
ベイトは南湖で今年大量に見られたワカサギの残党。数は少ないけどブルーギル。そしてコバスと聞いていました。
・1夜目
琵琶湖で釣りを開始したのは12月27日の深夜。
現在進めているTULALA×Transcendenceのコラボロッドを大阪のエクストリーム事務所で受け取り、そのままポイントに向かいました。
コードネームはEstremo76(エストレーモ)

ジグ系を中心にストラクチャーからバスを剥す操作性抜群のXXHバスロッド。4オンスクラスのビッグベイトもカバー。
まずエントリーしたのは南湖の北寄り。シャローエリアから急激に水深が深くなるブレイクラインに絡む、硬いストラクチャー。
まずは今年の傾向・季節の進行を知るため、いきなり1級ピンではなく、その前の段階にいそうな少し沖のウィードにルアーをキャスト。反応はありません。
続く2投目はウィードが絡むストラクチャー際。つまり一級のピンスポットにキャスト。
ルアーは
プロトのイギータ5インチ+アトリエループのクロニクル。

シャローのストラクチャーを撃つには最適の組み合わせで、
テスター陣は"イギニクル"と愛称をつけているほど破壊力抜群なセッティング。
イギニクルが着水後、巻きフォールを入れて、ボトムにジグが触れたところからロッドの角度を上げて巻きあげる。回転スピードは3秒1回転くらい。
ボトムの頂点から浮上にアクションが変わる瞬間に
ドゥン!とバイト。

61cm 3700g
エストレーモのデビュー戦は2投目でロクマルでした。
そして年末年始琵琶湖戦線の開幕ファーストフィッシュでもあります。

イギニクルをバッチリ食ってます。
同じピンにまた魚が戻ってくると予想し、他のポイントのベイトチェックを済ませた後、3時間後に同じピンに入ります。
先ほどよりも風が強くなってきているので、ビッグベイトを選択。
ルアーはボラコン150のケムンバチューン。
ネイルシンカーはヘッド部に0.4gを3本分散させて挿入。
レンジを巻きで入れて糸を抜き、浮上させるとドゥン!

58cmの良型。
朝に近づき、暴風が吹いてきたのでこの日は終了しました。
・2夜目
Chillテスターの山田さんが参戦。Chill専属フォトグラファーを担うアングラー。

1か所目。リップラップについたブルーギルを捕食しているバスを狙って数投。狙い通りの岩の裏でドゥン!。
ところがアワセが強すぎたのか痛恨のラインブレイク…
デカかったに違いない。バスに申し訳ないことをしてしまった。
気を取り直して、イギニクルを結びなおしストレッチを撃つこと数投。
またもやドゥン!と衝撃。

エストレーモ&イギニクル絶好調!
50cmに少し満たないくらいのバスをキャッチ。
長さはないけどコンディション抜群の冬の魚は嬉しい。

ショートバイトが多発するのも納得。掛かりは浅いですね。
この日は釣りを早々に切り上げて、琵琶湖の仲間たちと合流。
深夜まで駄弁って終了しました。
・3夜目
この日はわいわいDay。古くからの友人Pちゃんと、TULALAのオカバさん。山田さんと、岩井も合流。かおりちゃんも来ました。
釣りはそこそこにお好み焼き屋で楽しく話して早々に終了。

釣り仲間と話す時間も楽しく貴重なのだ!
またこの日にエストレーモのガイドセッティング改良版をオカバさんから受け取りました。
流石仕事がはやい…職人藤原康仁
・4夜目
ツケメンさんとチルにテスターとして新しく加わったヒロムくんと琵琶湖にIN。

ヒロムくんは琵琶湖の凄腕アングラー。
チル製品のフィードバックを現場からガンガンしてもらう予定
狙いを定めていたエリアを皆でウェーディングで狙うも、ショートバイト&バラシに悩まされ全員キャッチできず。狙いは悪くないはずなんだけどなにせ状況が悪い。
そしてこの日もドデかい魚を掛けたのだけれども、ストラクチャーに巻かれて無念のロスト…
かなりデカい魚だったので、魚にもっとプレッシャーをかけて勝負するべきでした。
気分を変えてポイント移動することに。
一昨日に調子のよかったリップラップエリアに入って、数投目。
ルアーはHIDEUPのスライドスコーンジグ5gにイギータの組み合わせ。
ブレイクから巻き上げてきて、足元の岩に当てた瞬間ドゥン!

またまたロクマルキャッチ。
60cm 3600g。
しかもガイドセッティングかえたバージョンの1匹目がこれ。
プロトが到着してすぐにロクマルが釣れるこの竿…
所謂"持ってる"ロッドな気がして嬉しくなりました。

太くていい魚です。
そのあと、いろいろな場所を撃つも反応はナシ。
簡単に釣っているように見えて、毎日狙いすまして時間とコースとルアーをアジャストさせないと釣れない、難しい琵琶湖であります。
特に今冬は…
・5夜目
夕方から深夜まで、高校時代のバンド仲間と飯からのカラオケコースで夕マズメには釣りをせず。
カラオケで深夜2時半に解散した後、ノンアルで参加していた僕は琵琶湖へ車で向かいました。
14年来の釣友の、めたまささんと合流し朝マズメアタック。
この日もドゥン!からのギューーン!

運よく55cm?56cm?(忘れた)の3300gをゲット。

将来有望な体形ですね。
長さから考えると太っちょのいい魚です。
ロッドはエストレーモ76
ルアーは無双のイギニクルでした。
ちなみにこの魚が釣れた時点で大晦日になっています。

何年経っても釣りばかりやってる我々。とってもいい写真です。
・6夜目
関東から年末年始車中泊で琵琶湖戦線を戦っている、あつしさんをガイド。実は昨年のとあるイベントで高田ガイド券が出品されてそれの催行日がこの大晦日になりました。
そのためこの日は竿を置きます。
状況としてはここ数日で最悪。ド強風によるターンオーバーが起こっていて、南湖南側は絶望的な状況。
南湖東岸北エリアのポイントをまわっていくもノーバイトが続きます。
とある場所であつしさんのスイムジグにバイト。
エラ洗いも見せてくれ50UPくらいのサイズに見えましたが、残念ながらフックアウト。ショートバイトが多い今冬の琵琶湖はこれに悩まされます。
除夜の鐘がなりはじめ、年が明けたところで終了。
僕は深夜2時くらいから翌朝まで寝ていました。
・7夜目
この日は夕マズメに高校の同級生をガイド。ウェーディングでピンに入りました。
彼のタックルはプルクラ62Bにスコーピオン200.クロニクル5g+スタッガーオリジナル3.5インチ…というビックリマン高田推薦セッティング!
あそこ撃っていけば釣れるよ。とピンスポットを指定し遠くから見ていたら「釣れた―!」と叫ぶ声。
勝負は早かったみたいです。


53cm。
久しぶりにバスが釣れた!と喜んでくれたので何よりです。
20時くらいに解散して、次はイギータを共同で創り出した岩井と北湖巡り。
ベタ凪で辛い状況の中、北湖をぐるりと一周。
水がキレイなので細糸が使えるスピニングでイギータのジグヘッドリグ。ボトムでシェイクしながら動かすために2.8gを選択。
1バラシの後、グッと抑え込むようにバイトが出ました

長さはないけどまん丸のよい個体。
ロッドはボティア62Sの73Verです。
そして早朝。埼玉からTULALAの雅さんが奥さんと共に登場。弾丸釣行にご案内。
まずは水路撃ちで奥さん1バイトの雅さんコバスをキャッチ。

イギータでこのサイズを掛けるのが凄い。
・8夜目
あまりにも人が多いので浸かり。

暗くなってバイトは雅さんと僕に出るものの食いが浅くノーフィッシュ。
オカッパリに切り替えてリップラップエリアを狙います。
先に2人に撃ってもらって、邪魔にならない端っこでイギータの1.3gネイルリグをキャスト。

ネイルシンカーはチルから今春発売予定のカラーマークシリーズレッドネイル。
ボトムにつけないので選択したのは、これでノラなきゃ諦めろのプルクラ62Bの73Ver。
水面下を2秒1回転くらいのスピードで巻くとドゥン!

ブリブリの50UPゲット。55cmに少し満たないくらいだっけ?
この後はみんなでご飯を食べて、安定の711会議。

深夜1時くらいには解散して車で爆睡。
・9日目・10日目
釣りお休みの2日間。
大阪で新年会やったり、映画をみたり
牡蠣食べまくったり

釣りはせず。遅れて正月を楽しみました。
・11日目~13日目半夜
前半で数や60UPをはじめ50~40UPは沢山釣れたので、この3日間は北湖エリアに絞って、ボウズ上等の巨大魚チャレンジ。
色んな友人と3日間北エリアを攻めましたがコバスのバイトのみでノーフィッシュ。

レコードサイズを狙ってすぐ釣れるほど、琵琶湖は甘くないようです。
13日目の朝に魚が動くことが分かっていたので、朝まで出来ないことが心残りではありましたが、取り残した魚はまた次回…ということで。
9日の早朝に無事、自宅の埼玉にたどり着き、遠征終了となりました。
・今回の使用タックルと使い分け
タックル1

エストレーモ76(TULALA×Transcendenceプロト)
スコーピオン200(シマノ)
グランドマックス5号(シーガー)
タックル2

プルクラ62BロングVer73(Transcendence)
アルカンセHS(ZPI)
R18フロロリミテッド16LB(シーガー)
タックル3

ボティア62SロングVer73(Transcendence)
エクスセンスCi4 C3000(シマノ)
アップグレードX8 0.8号(よつあみ)+グランドマックスリーダー8LB(シーガー)
ここ近年と違い、ウィードがかなり残っているので沖のウィードを切る必要がありました。また北の硬いストラクチャーもやっていたのでガチガチ系のエストレーモ76の出番が多かったです。
逆にウィードが少なく、上でフワフワさせたり泳がせる時にはプルクラ62Bのロングバージョンを使っていました。
これから気温がもう少し下がってウィードがさらに無くなってくるとプルクラの出番が増えるでしょう。
また北湖のジグヘッドスピニングにはボティア62Sのロングバージョンを使ってました。
ヒットルアー
イギータ5インチ(Chilloutfishingプロト)

今回の魚はほぼイギータで釣獲しました。
ベタ凪が多く、高水温、かつてないタフな冬…
そんな琵琶湖だからこそ生きたんだと思います。
デッドスローソフトベイトとして開発して、その釣りで釣れるのは当たり前ですが、実際どんなシーズンでも効くワームであります。
一番使ったのはイギータのスコーン。略してイギスコ。
理由は水温が高いためまだまだ速い動きのほうが反応がよいからです

ストラクチャーやリップラップなどシャローカバーを攻める時は
クロニクル5g+イギータ5インチのイギニクルセッティング
沖のウィードなど少しライトなカバーを撃つときは
スライドスコーンジグ5g+イギータ5インチ
ドシャローやゆっくりルアーを見せたいときにはネイルリグ。

今回は1.3gネイルシンカーが巻き速度的にピッタリ。これからの時期は0.4gや0.3gが活躍します。
細糸で繊細に食わせたいときはジグヘッド

主に岩井がメインで釣ってたのがジグヘッド。琵琶湖に古くから伝わる名古屋釣法の具としても違ったアクセントを出せるので効きます。
ボラコン150(BlueBlue)

基本的にボックス内に3種類用意してます。
激スローフローティング、サスペンド、激スローシンキング。
0.4gネイルシンカーを頭に3つ刺すと激スローフローティングになるので、あとは現場で調整になります。
使い手の調整次第でなんとでもなるのがこのルアーのいいところですね。
今回の攻略のカギ
南湖は基本的にババ濁り。ウィードも沢山残っており、いつもの冬の様に手前のストラクチャーに差してきていない状況でした。
最も重要だったのは毎日のように変わる水色を判断し、適度な濁りのエリアを選択することでした。当たり前のようですが、冬の定番スポットの水が基本的には悪く、過去の場所に固執しているアングラーは軒並み苦戦している印象です。
もう1つは沖にある、魚が深い場所から差してくるストラクチャーを遠投して誘い出すことでした。
沖から引っ張って手前で食わせる。そのイメージがとてもハマりました。
足元で待機している魚の数が著しく少なく、沖の回遊が重要になっていたように思います。
またデットスローのシーズンは全然始まっておらず、ミディアムリトリーブに反応がよかったです。
ずっと冬をやってる僕からすると当たり前のことなのですが、
水温が低くないのにデッドスローを入れてしまうとデカいやつには見切られてしまい、多くの場合40~50cmの2kgないくらいのガリガリバスが我慢できなくなって食ってきてしまいます。
時には35cmくらいのバスまで(笑)
デブ体系のバスを釣るためにはその時にあった巻き速度に合わせてやる必要があり、通すコースや速度を変化させるコースの設定も非常に重要だったと振り返って思いました。
また、釣った魚の殆どがポイントについて5投以内です。
一番多いのは2投目。
そこまで狙いすましたコースにイギータという絶妙な波動の強さや可変アクションを持つルアーを入れることで楽しい釣りが出来たのだと思います。
次の琵琶湖戦線は2月
埼玉から通う琵琶湖遠征シリーズ
次回はおそらく2月のフィッシングショー前になりますが、釣りが出来て2~3日。昨年の2月はロクマルボコボコでしたが今年はどうなるでしょうか?楽しみですね!
補足
コチラの釣行記の約2週間前にも琵琶湖に行ってました。
12月2週目のブログは下記から見られます。2週間前の条件を見たからこそで今回のポイント選択があります。
ぜひご覧ください。
56cmで3800gという豚バスも出てますよ。
↑上記リンクより過去記事に飛びます!
ビックリマン高田です。
年末年始、皆さまいかがお過ごしでしたか?
美味しい料理をたくさん食べて寝正月だった人。
お正月休みで、これみよがしに釣りに行っていた人。
それぞれ思い思いの年末年始を楽しまれたと思います。
僕は毎年恒例のことですが、年末年始は琵琶湖に籠って
毎日バス釣りに明け暮れておりました。
ゆっくり、のんびりお正月を過ごしたいという気持ちも毎年感じているのですが…
埼玉県在住。実家が滋賀県という境遇にある僕は、実家でゆっくりしていたところで、琵琶湖が気になってしまい正月を満喫している精神状態にいられないのは目に見えてます。
そんなこんなで年越し琵琶湖フィッシングは8年目に突入したわけで。
宿泊はもちろん車中泊です…

今回はその振り返りと自分のためのデータ整理も含めて、記録に残します。
※全部載せると書ききれないので基本55UPを基準に
50UPでも40UPでもブクブク太い魚は載せるというルールで書いていきます。
・状況
水温は琵琶湖大橋付近で11度。冬とは思えない水温に、たっぷり残っているウィード。毎日のベタ凪に吹いても南絡みの風…
とここ近年とパターンが大きく異なることは予想できる状況。
SNSや現地の友人たちに聞いてみると"絶望的に釣れていない"との回答。かなり厳しい戦いになることを覚悟しました。
とはいえ10~8年くらい前は1月末までウィードが残っているということはザラにあったゆえ、固定概念さえ取り払えれば太刀打ちできるだろうと考えていました。
ベイトは南湖で今年大量に見られたワカサギの残党。数は少ないけどブルーギル。そしてコバスと聞いていました。
・1夜目
琵琶湖で釣りを開始したのは12月27日の深夜。
現在進めているTULALA×Transcendenceのコラボロッドを大阪のエクストリーム事務所で受け取り、そのままポイントに向かいました。
コードネームはEstremo76(エストレーモ)

ジグ系を中心にストラクチャーからバスを剥す操作性抜群のXXHバスロッド。4オンスクラスのビッグベイトもカバー。
まずエントリーしたのは南湖の北寄り。シャローエリアから急激に水深が深くなるブレイクラインに絡む、硬いストラクチャー。
まずは今年の傾向・季節の進行を知るため、いきなり1級ピンではなく、その前の段階にいそうな少し沖のウィードにルアーをキャスト。反応はありません。
続く2投目はウィードが絡むストラクチャー際。つまり一級のピンスポットにキャスト。
ルアーは
プロトのイギータ5インチ+アトリエループのクロニクル。

シャローのストラクチャーを撃つには最適の組み合わせで、
テスター陣は"イギニクル"と愛称をつけているほど破壊力抜群なセッティング。
イギニクルが着水後、巻きフォールを入れて、ボトムにジグが触れたところからロッドの角度を上げて巻きあげる。回転スピードは3秒1回転くらい。
ボトムの頂点から浮上にアクションが変わる瞬間に
ドゥン!とバイト。

61cm 3700g
エストレーモのデビュー戦は2投目でロクマルでした。
そして年末年始琵琶湖戦線の開幕ファーストフィッシュでもあります。

イギニクルをバッチリ食ってます。
同じピンにまた魚が戻ってくると予想し、他のポイントのベイトチェックを済ませた後、3時間後に同じピンに入ります。
先ほどよりも風が強くなってきているので、ビッグベイトを選択。
ルアーはボラコン150のケムンバチューン。
ネイルシンカーはヘッド部に0.4gを3本分散させて挿入。
レンジを巻きで入れて糸を抜き、浮上させるとドゥン!

58cmの良型。
朝に近づき、暴風が吹いてきたのでこの日は終了しました。
・2夜目
Chillテスターの山田さんが参戦。Chill専属フォトグラファーを担うアングラー。

1か所目。リップラップについたブルーギルを捕食しているバスを狙って数投。狙い通りの岩の裏でドゥン!。
ところがアワセが強すぎたのか痛恨のラインブレイク…
デカかったに違いない。バスに申し訳ないことをしてしまった。
気を取り直して、イギニクルを結びなおしストレッチを撃つこと数投。
またもやドゥン!と衝撃。

エストレーモ&イギニクル絶好調!
50cmに少し満たないくらいのバスをキャッチ。
長さはないけどコンディション抜群の冬の魚は嬉しい。

ショートバイトが多発するのも納得。掛かりは浅いですね。
この日は釣りを早々に切り上げて、琵琶湖の仲間たちと合流。
深夜まで駄弁って終了しました。
・3夜目
この日はわいわいDay。古くからの友人Pちゃんと、TULALAのオカバさん。山田さんと、岩井も合流。かおりちゃんも来ました。
釣りはそこそこにお好み焼き屋で楽しく話して早々に終了。

釣り仲間と話す時間も楽しく貴重なのだ!
またこの日にエストレーモのガイドセッティング改良版をオカバさんから受け取りました。
流石仕事がはやい…職人藤原康仁
・4夜目
ツケメンさんとチルにテスターとして新しく加わったヒロムくんと琵琶湖にIN。

ヒロムくんは琵琶湖の凄腕アングラー。
チル製品のフィードバックを現場からガンガンしてもらう予定
狙いを定めていたエリアを皆でウェーディングで狙うも、ショートバイト&バラシに悩まされ全員キャッチできず。狙いは悪くないはずなんだけどなにせ状況が悪い。
そしてこの日もドデかい魚を掛けたのだけれども、ストラクチャーに巻かれて無念のロスト…
かなりデカい魚だったので、魚にもっとプレッシャーをかけて勝負するべきでした。
気分を変えてポイント移動することに。
一昨日に調子のよかったリップラップエリアに入って、数投目。
ルアーはHIDEUPのスライドスコーンジグ5gにイギータの組み合わせ。
ブレイクから巻き上げてきて、足元の岩に当てた瞬間ドゥン!

またまたロクマルキャッチ。
60cm 3600g。
しかもガイドセッティングかえたバージョンの1匹目がこれ。
プロトが到着してすぐにロクマルが釣れるこの竿…
所謂"持ってる"ロッドな気がして嬉しくなりました。

太くていい魚です。
そのあと、いろいろな場所を撃つも反応はナシ。
簡単に釣っているように見えて、毎日狙いすまして時間とコースとルアーをアジャストさせないと釣れない、難しい琵琶湖であります。
特に今冬は…
・5夜目
夕方から深夜まで、高校時代のバンド仲間と飯からのカラオケコースで夕マズメには釣りをせず。
カラオケで深夜2時半に解散した後、ノンアルで参加していた僕は琵琶湖へ車で向かいました。
14年来の釣友の、めたまささんと合流し朝マズメアタック。
この日もドゥン!からのギューーン!

運よく55cm?56cm?(忘れた)の3300gをゲット。

将来有望な体形ですね。
長さから考えると太っちょのいい魚です。
ロッドはエストレーモ76
ルアーは無双のイギニクルでした。
ちなみにこの魚が釣れた時点で大晦日になっています。

何年経っても釣りばかりやってる我々。とってもいい写真です。
・6夜目
関東から年末年始車中泊で琵琶湖戦線を戦っている、あつしさんをガイド。実は昨年のとあるイベントで高田ガイド券が出品されてそれの催行日がこの大晦日になりました。
そのためこの日は竿を置きます。
状況としてはここ数日で最悪。ド強風によるターンオーバーが起こっていて、南湖南側は絶望的な状況。
南湖東岸北エリアのポイントをまわっていくもノーバイトが続きます。
とある場所であつしさんのスイムジグにバイト。
エラ洗いも見せてくれ50UPくらいのサイズに見えましたが、残念ながらフックアウト。ショートバイトが多い今冬の琵琶湖はこれに悩まされます。
除夜の鐘がなりはじめ、年が明けたところで終了。
僕は深夜2時くらいから翌朝まで寝ていました。
・7夜目
この日は夕マズメに高校の同級生をガイド。ウェーディングでピンに入りました。
彼のタックルはプルクラ62Bにスコーピオン200.クロニクル5g+スタッガーオリジナル3.5インチ…というビックリマン高田推薦セッティング!
あそこ撃っていけば釣れるよ。とピンスポットを指定し遠くから見ていたら「釣れた―!」と叫ぶ声。
勝負は早かったみたいです。


53cm。
久しぶりにバスが釣れた!と喜んでくれたので何よりです。
20時くらいに解散して、次はイギータを共同で創り出した岩井と北湖巡り。
ベタ凪で辛い状況の中、北湖をぐるりと一周。
水がキレイなので細糸が使えるスピニングでイギータのジグヘッドリグ。ボトムでシェイクしながら動かすために2.8gを選択。
1バラシの後、グッと抑え込むようにバイトが出ました

長さはないけどまん丸のよい個体。
ロッドはボティア62Sの73Verです。
そして早朝。埼玉からTULALAの雅さんが奥さんと共に登場。弾丸釣行にご案内。
まずは水路撃ちで奥さん1バイトの雅さんコバスをキャッチ。

イギータでこのサイズを掛けるのが凄い。
・8夜目
あまりにも人が多いので浸かり。

暗くなってバイトは雅さんと僕に出るものの食いが浅くノーフィッシュ。
オカッパリに切り替えてリップラップエリアを狙います。
先に2人に撃ってもらって、邪魔にならない端っこでイギータの1.3gネイルリグをキャスト。

ネイルシンカーはチルから今春発売予定のカラーマークシリーズレッドネイル。
ボトムにつけないので選択したのは、これでノラなきゃ諦めろのプルクラ62Bの73Ver。
水面下を2秒1回転くらいのスピードで巻くとドゥン!

ブリブリの50UPゲット。55cmに少し満たないくらいだっけ?
この後はみんなでご飯を食べて、安定の711会議。

深夜1時くらいには解散して車で爆睡。
・9日目・10日目
釣りお休みの2日間。
大阪で新年会やったり、映画をみたり


釣りはせず。遅れて正月を楽しみました。
・11日目~13日目半夜
前半で数や60UPをはじめ50~40UPは沢山釣れたので、この3日間は北湖エリアに絞って、ボウズ上等の巨大魚チャレンジ。
色んな友人と3日間北エリアを攻めましたがコバスのバイトのみでノーフィッシュ。

レコードサイズを狙ってすぐ釣れるほど、琵琶湖は甘くないようです。
13日目の朝に魚が動くことが分かっていたので、朝まで出来ないことが心残りではありましたが、取り残した魚はまた次回…ということで。
9日の早朝に無事、自宅の埼玉にたどり着き、遠征終了となりました。
・今回の使用タックルと使い分け
タックル1

エストレーモ76(TULALA×Transcendenceプロト)
スコーピオン200(シマノ)
グランドマックス5号(シーガー)
タックル2

プルクラ62BロングVer73(Transcendence)
アルカンセHS(ZPI)
R18フロロリミテッド16LB(シーガー)
タックル3

ボティア62SロングVer73(Transcendence)
エクスセンスCi4 C3000(シマノ)
アップグレードX8 0.8号(よつあみ)+グランドマックスリーダー8LB(シーガー)
ここ近年と違い、ウィードがかなり残っているので沖のウィードを切る必要がありました。また北の硬いストラクチャーもやっていたのでガチガチ系のエストレーモ76の出番が多かったです。
逆にウィードが少なく、上でフワフワさせたり泳がせる時にはプルクラ62Bのロングバージョンを使っていました。
これから気温がもう少し下がってウィードがさらに無くなってくるとプルクラの出番が増えるでしょう。
また北湖のジグヘッドスピニングにはボティア62Sのロングバージョンを使ってました。
ヒットルアー
イギータ5インチ(Chilloutfishingプロト)

今回の魚はほぼイギータで釣獲しました。
ベタ凪が多く、高水温、かつてないタフな冬…
そんな琵琶湖だからこそ生きたんだと思います。
デッドスローソフトベイトとして開発して、その釣りで釣れるのは当たり前ですが、実際どんなシーズンでも効くワームであります。
一番使ったのはイギータのスコーン。略してイギスコ。
理由は水温が高いためまだまだ速い動きのほうが反応がよいからです

ストラクチャーやリップラップなどシャローカバーを攻める時は
クロニクル5g+イギータ5インチのイギニクルセッティング
沖のウィードなど少しライトなカバーを撃つときは
スライドスコーンジグ5g+イギータ5インチ
ドシャローやゆっくりルアーを見せたいときにはネイルリグ。

今回は1.3gネイルシンカーが巻き速度的にピッタリ。これからの時期は0.4gや0.3gが活躍します。
細糸で繊細に食わせたいときはジグヘッド

主に岩井がメインで釣ってたのがジグヘッド。琵琶湖に古くから伝わる名古屋釣法の具としても違ったアクセントを出せるので効きます。
ボラコン150(BlueBlue)

基本的にボックス内に3種類用意してます。
激スローフローティング、サスペンド、激スローシンキング。
0.4gネイルシンカーを頭に3つ刺すと激スローフローティングになるので、あとは現場で調整になります。
使い手の調整次第でなんとでもなるのがこのルアーのいいところですね。
今回の攻略のカギ
南湖は基本的にババ濁り。ウィードも沢山残っており、いつもの冬の様に手前のストラクチャーに差してきていない状況でした。
最も重要だったのは毎日のように変わる水色を判断し、適度な濁りのエリアを選択することでした。当たり前のようですが、冬の定番スポットの水が基本的には悪く、過去の場所に固執しているアングラーは軒並み苦戦している印象です。
もう1つは沖にある、魚が深い場所から差してくるストラクチャーを遠投して誘い出すことでした。
沖から引っ張って手前で食わせる。そのイメージがとてもハマりました。
足元で待機している魚の数が著しく少なく、沖の回遊が重要になっていたように思います。
またデットスローのシーズンは全然始まっておらず、ミディアムリトリーブに反応がよかったです。
ずっと冬をやってる僕からすると当たり前のことなのですが、
水温が低くないのにデッドスローを入れてしまうとデカいやつには見切られてしまい、多くの場合40~50cmの2kgないくらいのガリガリバスが我慢できなくなって食ってきてしまいます。
時には35cmくらいのバスまで(笑)
デブ体系のバスを釣るためにはその時にあった巻き速度に合わせてやる必要があり、通すコースや速度を変化させるコースの設定も非常に重要だったと振り返って思いました。
また、釣った魚の殆どがポイントについて5投以内です。
一番多いのは2投目。
そこまで狙いすましたコースにイギータという絶妙な波動の強さや可変アクションを持つルアーを入れることで楽しい釣りが出来たのだと思います。
次の琵琶湖戦線は2月
埼玉から通う琵琶湖遠征シリーズ
次回はおそらく2月のフィッシングショー前になりますが、釣りが出来て2~3日。昨年の2月はロクマルボコボコでしたが今年はどうなるでしょうか?楽しみですね!
補足
コチラの釣行記の約2週間前にも琵琶湖に行ってました。
12月2週目のブログは下記から見られます。2週間前の条件を見たからこそで今回のポイント選択があります。
ぜひご覧ください。
56cmで3800gという豚バスも出てますよ。

【12月2週目】イギータ大爆発!激タフ琵琶湖ナイト攻略
↑上記リンクより過去記事に飛びます!
- 2020年1月11日
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