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『点と線』

  • ジャンル:書籍・雑誌
  • (読書)

今日は、昨夜読み終わった本を紹介します。


いまさらながらですが・・・・・


松本清張 著  『点と線』 (新潮文庫)



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いわゆる「アリバイ破り」の先駆けとなった作品ですが、


まあ、すごいですわ。


+++


2人の情死体が発見された福岡の所轄署のベテラン刑事。


中央官庁の不正を捜査していた警視庁の警部補。


その警部補の情熱的かつ冷静な意気込みと分析を理解し、


信頼して仕事を任せてくれる主任警部。


+++


2人の情死体には、中央官庁の不正との関係で、


様々な疑惑が浮かぶ。


そして、その疑惑の前に鉄壁のように立ちふさがる、


「容疑者」の完璧なまでのアリバイ。


+++


それぞれの刑事が抱く疑惑は、


最初は別々の「点」でしかない。


しかし、緻密な推理と捜査を続けていくうちに、


その「点」が、アリバイを崩していく一本の「線」に繋がっていく。


2人の情死体も、実は・・・・


そして、まさかのラスト。


しかし、そのラストにも、緻密な計算と構成に基づいた、


伏線が敷かれていた。


+++


全体として、淡々と描かれているという点では、


前回紹介した『13階段』とは対照的なタッチだが、


いつのまにか、読者自らが捜査をしているような


感覚にとらわれる。


+++


昭和46年に文庫化された本書は、


その内容に、経年劣化をまったく感じさせない。


惜しむらくは、ラストの部分をもう少し膨らませてほしかった。


+++


ボクのような素人が言うまでもありませんが、


読んで得する1冊です。

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