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東野圭吾『名探偵の掟』読了。


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どうした、東野!


探偵と警部が、(広義の)密室殺人事件の謎に迫る12の連作短編集です。興味深いのは、この二人が現実世界と小説世界の間をを行き来して、客観的に物語の設定などを解説するという構成です。例えば、警部曰く


「私は天下一探偵シリーズの脇役なのである。名探偵ものには必ずといっていいほど、見当はずれな推理を振り回す刑事が登場してくるが、その道化を演じるのが私の役どころだ」


この仕組み自体はお茶目なのですが、いかんせん一作20ページで謎解きをするには短すぎます。ミステリーの醍醐味であるどんでん返しもままなりません。ボクが作者の意図を汲み取れなかっただけかもしれませんが、残念ながら、ボクとは「縁」のない作品でした。


どうした東野!


総合評価 ★★★

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