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▼ ベストフィッシュ TOP5 2018
自分の釣りを振り返ることは、次の釣りの糧になると思うのです。そこで、ボクがルアーフィッシングを始めた2003年以降の写真を改めて見直すことから始めてみました。
ルアーで釣った、初めてのシーバス、初めてのニゴイ、初めてのランカー、初めての磯マル、初めてのエイ、初めてのロックフィッシュ、初めてのヒラメ、初めてのクロダイ、初めてのメッキ、初めてのマルタ、初めての90up、初めてのウグイ… 「初めての魚」だけでも数え切れません。それぞれの魚がとても思い出深いし、ボクの心に強烈な印象を残しています。
しかし、釣りの記憶や出会った魚の価値というのは、「初めて」という側面だけではありません。自分の力だけでは釣れない、仲間や家族・親族がいてくれたからこそ釣らせてもらえたという「感謝」の側面もあると思うのです。そして、それら全てが、ボクのかけがえのない財産なのです。
その上で、2018年という年の釣りを振り返ったとき、その特徴を一言で表せば、「濃密と感謝」だと思います。
2018年は、釣行数も釣り上げた魚の数も、例年に比べてはるかに少なかったのです。でも、その魚を釣り上げるまでの過程、釣り上げたときのシチュエーション、釣り上げたときの思いなどを想起したとき、それらの一つ一つが濃密だったし、ボクを釣りに赴かせてくれた人達に対する感謝の気持ちで溢れているのです。
それでは、そうした魚達を御紹介しましょう。
++++++++++
第5位
1月20日 ニゴイ@荒川
2011年、「年間シーバス100本」という目標を立て、様々な仲間たちのサポートを得て、その目標を達成することができた。その中でも、最もお世話になったのが、他ならぬヒロさんだ。
そのヒロさんから教えてもらった真冬のシーバスポイント。寒さを堪え、ローリングベイトやバイブレーションを投げ、シロギス釣りの要領でルアーをさびき、ハゼに着いた大型のシーバスを狙う。居れば、食ってくるシーバスのサイズは例外なく大きい。
その一方で、このポイントの裏本命がニゴイなのだ。ニゴイを忌避する釣り人は多いが、ボクは違う。ここに生息しているニゴイは型も良いし、トルクのある引きで存分に楽しませてくれるからだ。
何より、ニゴイは、fimo外道部(あるんですよ、そういうのが笑)のrattlehead会長殿が釣ったことがない魚であり(そもそも会長殿のホームグラウンドには居ないらしい)、ボクが釣り上げることができれば、会長殿に対してこの上ない優越感に浸れるのだ(笑)
その日は、かなり冷え込んだ夜だった。約3時間、手がかじかむのを我慢し、ただひたすら文句も言わずに一人でルアーを投じ、そして、たった1回のバイトをものにした。
ヒットした瞬間、ニゴイであることを確信した。自ら差し出すランディングネットに魚が収まったとき、外道部会長殿の歯ぎしりが聞こえた気がした(笑)
このニゴイ(57cm)が2018年のファースト・フィッシュとなった。前年末に購入したウィンタースーツに入魂することもできた。
この魚は、寒さに耐えて、諦めずに頑張ったから釣れたとも言えるが、それだけではない。ポイントやメソッド等を手取り足取り教えてくれたヒロさんのおかげであることを決して忘れてはならない。
(ニゴイもルアーも目が赤いですね。2011年に高知に赴いたアカメ遠征を思い出しました。)
第4位
2月9日 シーバス@東京湾(深川吉野屋)
チビの頃から可愛がり、今でもボクを慕ってくれる甥っ子・健太朗。ボクは、そんな彼を溺愛している。
希望の企業への就職が内定した健太朗が東京に遊びに来たときに、二人でシーバス船に乗った。健太朗が東京に遊びに来るのは年に1回あるかどうかだ。一緒に釣りができるのも、ほぼその時だけ。実際に入社したら、いつ一緒に釣りに行けるか分からない。だから、会えた時には、その限られた時間に健太朗と共に思いっ切りシーバス釣りを満喫することにしている。
その日の天候は上々。眩しい日差し、爽やかな空気、清々しい風。そんなシチュエーションで、限られた手持ちのメタルジグを取っ替え引っ替えしながら数を伸ばしていく。この日はガチの数勝負。負けた方がジュースを奢ることにした。こういう「遊び」を取り入れれば、ゲーム性が増し、より一層楽しめるというものだ。ボク達は、昼御飯を食べる時間を惜しみ、ひたすらジグを操った。
序盤はボクがリード、中盤は健太朗が巻き返し、終盤でボクが突き放すという白熱の展開。正味5時間の釣行。終わってみれば、ボクが24本、健太朗が13本。甥っ子だろうが、年下だろうが一切関係なし。問答無用でジュースを奢らせたのだった。
釣りをすれば、健太朗がとことん付き合ってくれる。帰宅すれば、妻が絶品の料理を作ってくれる。これが至高の喜びでなくて、なんだというのだろうか。
第3位
4月25日 シーバス@若洲海浜公園
ボクは疲れていた。とても疲れていた。
新年度の業務の制度設計のための議論が揉めた。一部職員の反対を抑え込むために、意見を調整・集約するために、そして、悪化した人間関係を修復するために、腐心していた。
休暇を取った。頭も身体も休める必要があったからだ。家でぼうっとしていたら、妻が「釣りにでも行ってくれば?」と声をかけてくれた。あまり気乗りはしなかったが、明るい時間帯から若洲海浜公園の海釣り施設に向かった。ハクが溜まっているという話だけは聞いていたからだ。
シャローエリアを観察してみると、実際にハクが大量に泳いでいた。夜になればシーバスが差してくるに違いない。
暗くなるのを待っていると、案の定、あちこちでシーバスのライズが始まった。ライズリングを丁寧に通しても、なかなかバイトが得られない。四字熟語でいうと四苦八苦だ。そこで、ライズが発生している範囲を隅から隅まで丁寧にシンキングペンシルを投じ、ゆっくりと引いてみた。
このとき、ボクの頭の中から仕事のことは完全に消え去っていた。どのくらいの時間釣りをしていたのかも覚えていない。それほどシーバスを釣ることだけに夢中になっていた。
釣れたのは、60㎝程度のこの1本だけだったが、蓄積されていた疲れは溶けていき、何ものにも代えがたい貴重な癒しを手に入れた。
妻が釣りに行くことを勧めてくれなければ、この魚とは出会うことはなかったし、疲れが癒されることもなかったのだ。この女性と結婚して本当に良かったと思う。
第2位
8月5日 シイラ@伊豆半島ゴロタ海岸
「kazuさん、明日空いてる? ていうか、今夜の12時に出発するんだけど、ショアからシイラを釣りに行かない?」
akiさんからの突然のお誘い。妻との用事とぶつかっていたので一旦はお断りしたのだが、「せっかくの機会だから」と妻が勧めてくれたので、同行させてもらうことにした。
初めてのシイラ釣り。これまでにも、akiさんがショアからメーター級のシイラを釣り上げていたのは知っていたが、何をどうして良いのやら全く分からない。
午前3時に現着。akiさんから、他のどの場所で潮目が消えても、そこだけは最後まで潮目が残るというポイントを教えてもらい、暗いうちからそこで待機した。
夜が白々と明け始める頃からジグを投げ始め、ほどなくして、周りでソーダガツオが釣れ始めた。akiさんも早々に釣り上げた。しかし、ボクにはさっぱり釣れない。隣りの人は次から次へと釣り上げる。50メートルくらい離れたところにいる少年は、それ以上のペースで釣り上げている。しかしながら、ボクだけ何の反応も得られない。釣れている人を観察して真似してもダメだった。
少年が帰ったのを見計らい、「akiさん、ソーダガツオを釣りに行ってくるね」と言って少年がいたポイントに移動した。ただただ何かを釣りたかったのだ。目の前の潮目を捨ててまで、アタリが欲しかった。この時のボクには、シイラのことが頭の中から完全に消えていた。それでもなお、ソーダガツオは釣れなかった。ボクは焦っていた。
しかし、その時は突然やってきた。3匹のシイラが水面を割って飛び跳ねた。ボクの意識が急激にシイラモードに切り替わった。しかし、ペンシルやポッパーを持っていないボクは、シイラが飛び跳ねた辺りの向こう側にジグを投げ、ワンピッチジャークで表層を引いた。次の瞬間、ロッドが強烈に絞り込まれ、体色を黄色に変えて興奮したシイラが大きく跳ね上がった。
「バレるなよ、バレるなよ」
心の中で念じた。唸りを上げるドラグを掌で調整しつつ、少しずつ締めていく。可能な時には、強い意志を持ってリールを巻いていく。足元にシイラが横たわるまで、それほど時間はかかっていなかったはずだ。それでも、ボクの息は上がっていた。
「苦悩を突き抜け歓喜に至る」とは、まさにこういうことなのなのかもしれない。
akiさんに知らせに行くと、自分のことのように喜んでくれた。
「kazuさん、俺が毎年こんなに遠くまで、わざわざ何度も通ってる理由が分かったでしょ?(笑)」
60㎝程度の小さな個体だったが、ショアからのシイラを、そして、ワンチャンスをものにしたシイラを初めて釣ったボクにとっては、まさに値千金の1匹だった。
しかし、この魚は、ボクだけの力で釣り上げたものではないことは明白だ。akiさんのおかげで、そして、釣りに行くことを許してくれた妻のおかげで、ボクのルアーフィッシングの新たな地平が開かれたのだった。
第1位
8月14日 シーバス@三重県鳥羽市安楽島大橋
このシーバスは、2018年に限らず、ルアーフィッシングを始めて以降、最も嬉しく、最も感動し、そして、最も記憶に残る魚だと断言できる。それが自分が釣った魚ではないというのも、案外そういうものなのかもしれない。
ボクが敬愛する義理の従兄、正人君。彼にシーバスを釣ってもらいたくて、3月11日に正人君が地元の岐阜から東京に出てきた機会に、深川吉野屋から船に乗ったのだが、竿頭でさえ6本という渋い日で、彼に釣ってもらうことはできず、リベンジを誓った。
5ヶ月後、正人君を含む義理の従兄弟家族との恒例の夏休み旅行で鳥羽に行くことになった。鳥羽の安楽島大橋では、教科書通りの、そして、涎が出るほどの美しい明暗が出来る。それは、2014年8月25日に義父、妻、甥っ子・健太朗と旅行に行った時に確認している。その際、実際にシーバスを2ヒットさせた実績もある(バラしたが…)。今度は、正人君にそのポイントに立ってもらい、リベンジするというわけだ。
大潮の満潮が20:30。潮が効き始めるのを待ってからスタート。沖の方では、明らかに大型と思われる個体のライズも出ている。否が応にも期待が高まる。
シーバスのキャスティングゲームは初めての正人君。キャストの方法、投げる方向、ロッドの角度、ルアーのアクション、リトリーブのスピードなどなど、変化する状況に応じてアドバイスをするが、なかなか反応が得られない。正直なところ、ボクは焦っていた。
満潮から1時間半くらい経過した22時頃、手前のカケアガリの形状が僅かに見え始めたタイミングだった。ベイトがカケアガリの向こうに落ち始める。正人君が明暗の境目を丁寧にトレースしていた時、ブレイクラインと明暗がクロスする暗部から飛び出してきたシーバスがルアーをひったくっていった。明部の側にいたボクには、そのバイトの瞬間が丸見えだった。今でもその瞬間が脳裏に焼き付いている。
急いでランディングの態勢に入った。慌てるあまり、一度ミスを犯し、緊張が走った。これでバラしてしまったら、悔やんでも悔やみきれない。一度深呼吸をし、ライトで水面をしっかり照らし、意を決して、もう一度ランディングを試みた。次の瞬間、シーバスがネットの中に収まった。
50センチ強のフッコだった。しかし、サイズは問題ではないのだ。正人君が一度も切らすことのなかった1時間半の集中力が見事に昇華した結果の魚だからだ。簡単に出来ることではない。
ボク達は、ジャンプするやら、握手するやら、グータッチするやら、ハイタッチするやら、一体、喜びを分かち合うための表現をどれだけ交わしたか覚えていない。それほど、ボク達は興奮し、我を忘れ、喜びを爆発させていた。
自分がサポートする人のファースト・フィッシュに立ち会えることは、それほど多くはないだろう。口うるさいボクに付き合ってくれた正人君に対して、そして、きっちりシーバスを獲ってくれた正人君に対して、むしろボクのほうが感謝している。間違いなく、ボクのルアーフィッシング人生におけるベストフィッシュに出会わせてくれたのだから。
++++++++++
これらの魚が、2018年のボクのベストフィッシュTOP5であり、ボクの経験値を上げてくれました。というのも、同種の魚を釣ろうとするときには、再現性を試みることが出来るようになりましたし、逆に言えば、再現できないことの方が多々あることを学んだからです。
ボクの今後のルアーフィッシング人生において、これらと全く同じ魚には二度と出会えないと思います。再現性、非再現性という意味だけではなくて、その魚を釣り上げるまでの過程、釣り上げたときのシチュエーション、釣り上げたときの思いなどが、それぞれの魚で異なるからです。
そういう意味で、それぞれの魚には、それぞれの濃密な刻(とき)が、そして、唯一無二の価値があるのです。そして、その価値観こそが、今後のボクの釣り人生の糧となり、釣りを継続するための原動力や推進力となるのだと思います。
最後になりますが、釣りをする時には、誰かが何かを我慢していること、誰かの無償の好意や愛が注がれていることを決して忘れてはいけないということを、このブログを書きながら認識を新たにしたところです。
- 2018年12月29日
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