プロフィール
貧乏ロッドビルダー
大阪府
プロフィール詳細
カレンダー
検索
最近の投稿
アーカイブ
アクセスカウンター
- 今日のアクセス:45
- 昨日のアクセス:393
- 総アクセス数:515280
QRコード
▼ アンバサダーのiarとアンチリバースラチェットを併用するために必要な話
ワンウェイクラッチ(アブで言うところのiar)と昔ながらのラチェット式逆転防止機構を併用したいわゆるデュアルストッパーを採用しているアンバサダーは実はほとんど存在しません。
知る限りでは、uc系の6500ビースト、6500csh、7000cコンパクトのみ。
ベースになったuc6500はiarオンリーなので、後からラチェット式の逆転防止機構を組み込んだ形になります。
以前ご紹介したように、多くのiar機種はラチェット(アンチリバースポール5134)をしつらえるための軸すらありません。
uc系のブレーキプレート
そして次の関門がこちら
非iar世代とiar世代では、メインギアブッシングリベテッドの形状が違います。
画像左が古い世代13533
画像右が新しい世代22079ですが、かなりギア部分が分厚いのがわかります。
そのため5134を取り付けた際に板バネの挟み込む抵抗が大きくなってしまいます。
正直結構巻きごこちに支障が出るレベル。
先程紹介した6500ビーストとかiarとラチェット式併用の機種はおかまいなしで
22079と5134の組み合わせでやってますが、できればもう少しスマートにしたい。
そこでこいつです。
なんの変哲もない5500c3に見えますが…
ポジションホルダー式でほぼほぼ現行に近い。
厳密にはクラッチアームが旧式だったり、クラッチアームのバネがスプリングじゃなくて板バネ式だったり。
いわゆる過渡期のメカ。
ポジションホルダー式で非iarって結構珍しい(というかまさに過渡期ですね)
99年式の5500c3ですが、ロットによっていくつかバリエーションがあるみたいで、この9905はかなりマニアックなパーツが使われています。
メインギアブッシングリベテッドは現行と同じ22079ですが、ラチェットは5134ではなく板バネが片方にだけ付いた22670。そしてその相方として21780という放射状のサブギアが装着されています。
22079と5134の組み合わせではギアが分厚いため、ラチェットとの抵抗が大きくなるという欠点がありましたが、
この22670に関しては板バネが片方だけなので回転抵抗はかなり軽減されます。
個人的にはこの方式は大正解だと思うんですが、
結局この22079と22670の組み合わせはすぐに姿を消します。
くだんの5500c3にしても、9907のロットからは普通にiarです。
恐らくiarがメインになってラチェット式の逆転防止が不要と判断されたのでしょう。
話は戻りますが、この方式はとても使えます。
メインギアブッシングリベテッドが22079ですので、そっくりそのままiar機種に併用できます。
いやあ、思わぬところで解決策が転がり込んできました。
- 2021年8月5日
- コメント(0)
コメントを見る
貧乏ロッドビルダーさんのあわせて読みたい関連釣りログ
fimoニュース
登録ライター
- エバーグリーン:キッカーイー…
- 6 時間前
- ichi-goさん
- 37th 形のない答えを探して終…
- 4 日前
- pleasureさん
- 釣りのためのデータサイエンス…
- 6 日前
- BlueTrainさん
- 乗っ込み戦線異状アリ
- 18 日前
- rattleheadさん
- 私のシーバス(?)ロッドの偏…
- 28 日前
- ねこヒゲさん
本日のGoodGame
シーバス
-
- 某運河 ★ まずまずの展開
- デューク
-
- 鳴門 磯マル釣行❗ ん~ん納得
- グース
最新のコメント