【貧乏ロッドビルダー奮闘記（たまにボートシーバス）】ジャンク品、ガイドの方が高くつく（五七五）

[説明]
　巷に闊歩する、名ばかりの高弾性ブランクや一部だけ採用されるチタンフレームＳｉＣガイド。
　”アングラーの要求を上回る、高い性能を有する”には、一切の油断、隙、妥協を排除せねばなりません。
　軽さだけを追求する為に選ばれてしまうトルクの無いブランクは、バスを寄せきれずスピーディーな釣りを妨げ、
　強いてはアングラーの”直感”すらもスポイルしてしまいます。
　どんな体勢からでも瞬時に反応できる遊びの無いレスポンスをもたらす事もありません。
　それら命題にＤＥＭＯＮはフルスペックで臨みます。
　特化した日本のコンペティションスタイルにあわせ、
　多彩なブランクマテリアル（カーボンチューブラー・グラス・フルソリッド・ソリッドティップ）をチョイス。
　「喰わせ系スタイル」「撃ち込み系スタイル」「リーリング系スタイル」といったあらゆるスタイルに、
　このシリーズならではのアジャストをしていきます。
　全てのガイドは、ステンレスフレームガイドに比較して重量で約４０％、強度で約３倍、
　の富士工業ＴＩＴＡＮＩＵＭ　ＳｉＣガイドをフルに装着。
　”Ｃａｓｔｉｎｇ” ”Ｒｅｔｒｉｅｖｉｎｇ” ”Ｈｏｏｋｉｎｇ” ”Ｆｉｇｈｔｉｎｇ” ”Ｌａｎｄｉｎｇ”
　といったＲＯＤの基本能力向上に努めます。

説明文を読む限り、好感が持てます。

個人的には某メジャークラフトより遥かにこっちのメーカーの方が好きです。

完全な邪推ですが、

名ばかりの高弾性ブランクや一部だけ採用されるチタンフレームＳｉＣガイド。

　軽さだけを追求する為に選ばれてしまうトルクの無いブランク

これって多分メジャクラのこといってますよね。

価格帯的にもライバルなんで、こっちは竿の本質わかってるからな。

っていうバチバチの対抗意識を感じます。

さて

話は戻ってこちらのロッド。

竿先がガイド一区画分折れています。

仕掛けを巻き込んだか、ドアで挟んだか、よっぽど重いルアーを変な長方で投げたか

はっきりとは分かりませんが、グラスのブランクスで普通に使ってる分にはここが折れる事はない気がする。

ま、その辺は想像の域をでませんが早速折れたところにトップガイドを付けていきましょう。

お、sグラスっぽいですね。

これは良き。

というか、近代的なバスロッドをグラスで作ろうと思ったらsグラスは基本ですね。

サイズ6

ティップのガイドこれ5.5なんで少しサイズ違い。

せっかくなんでガイドスレッドはできる限り再現します。

ほぼ完コピ。

ぱっと見では補修したことがわかりません。

ガイドの数数えたらバレますが。

10センチ短くなり、

66MR→62MRにコンバート。

sグラスとチタンガイド、しかもグリップがセミダブルでいかにもグラスの先重り感はなし（それでも先重心ですが）

ディープクランクとか、羽ものを投げたくなるロッド。

62という絶妙な短いので、

ナマズロッドなんかとしてつかえば非常に面白い。

しかしこのロッド

1/8-1/2ozって

流石に嘘でしょ

竿先詰めた影響が大きいとしても振った感じは1/4-1oz

が妥当。

1/8はなげれん。

いよいよズーナマロッドですね。

グリップが長いってのも良い。

巻き抵抗の大きいルアーはグリップエンドを体に固定して巻きたい派です。

2024年9月9日
コメント(2)

コメントを見る

みんなからのコメントコメントする

私も昔テイルウォークとメジャク◯持ってましたが。

20年前ほどのメジャク◯ってもっと良いロッドだったような気がしますが。

確かにココ10年くらいのメジャ◯ラって貼りもなくボヤけたロッドでした。

テイルウォークはマジ良いロッド作りますよね〜。

AAコメントする
2024年9月10日

アニータ

神奈川県

泣き虫土龍@ビルダー

大阪府

>アニータさん

メジャクラに関わらず
シンプルに原材料高でブランクスの質を落とさざるを得ないってのはあると思います。

過去に記事でもちょいちょい触れてますが、
カーボンの方がレジンより重いので、カーボン密度の低いブランクスの方が見かけ上軽く仕上がるんですよね。

軽くて感度が高いロッドを散々もてはやしたバスバブルの後遺症の最たるものだと思うんですけど、多くの釣り人は軽い＝優れているって脊髄反射で思ってしまう。

しかもトッププロやバスメーカーが、高弾性のロッドは軽くて折れやすい。っていう噴飯物の誤解を世に広めてくれたおかげで、ロッドが折れてもなあなあで済ませてしまう。

これ結構な誤解なんですけど、高弾性が軽くて折れやすいわけではなく
高弾性カーボンシートの方が硬くて強度があるため、薄く巻いているってだけなんですよね。

少なくとも、ロッドのコンセプトはどうあれ折れてしまうっていうのはロッドメーカーとしては最も恥ずべき事なんじゃないなと思うんですが、メーカーも巧みに論点をすり替えて腹立たしい限りです。

メジャクラのうまいのは、
良くも悪くもロッドに求められる性能、特性、そしてカーボンの扱いがわかってるところですね。
分かった上でギリギリまでコストカットをしているし、安い材料で良く見せる術を心得ている。

そういう意味では非常に能力の高いロッドメーカーといえます。

しかも、強度が求められるところはしっかり締めていくから、ボロが出ない。

ラインナップを細分化させて、用途外使用でロッドが破損するリスクを避けている。

憎たらしいくらいロッド商売がうまいです。

逆にテイルウォークは全体的な傾向として、バーサタイル。ジャンル外使用どんとこい。
ですよね。（最近はラインナップの細分化が進んでいますが、主力商品はバーサタイルを一つの売りにしています）

全体的に頑丈で、個人的にはこっちの方が好感が持てるんですが

こればっかりは好みというか各人のスタイルの問題なので、優劣をつける話ではないですね。