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▼ ミリオネア3RMの話
別題・昔のダイワは偉かった(今も偉いけど)
81年新発売のミリオネア 第三世代。
国内向け最後のオールドミリオネアでもある。
時代は丸型からロープロ、プッシュボタンからオートキャストへ
オールドミリオネアの最終進化系ともいえる。
ちなみに、海外では長らく売られていたらしい。
韓国系のメーカーで、これのoemっぽいリールもいくつか見たことがある。
スズ●のBMなんちゃらとか…
こういうところはアブには敵わないね。
これはこれで趣があっていいんだけど、
固定が甘くてすぐ外れる上にコグホイールの振動を拾って手に伝わる。
要はちょっと安っぽい。
こだわりが無ければ、一回剥がして接着剤でちゃんと固定したいところ。
これは現代のアンバサダーでも同じ。
オールドアンバサダーはギア側のサイドカップは平坦です。
フットがリベット留め
フレームが一体成形アルミダイカストで極めて堅牢。
(精度?なんです、それは…)
ミリオネア3RMのえらいところ②
ギア比3.8のごんぶとピニオン
これは頼もしい。
まあ、ミリオネアはスプールシャフトの切掛けが昔ながらの長方形型(アンバサダーなどはシャフトに打ち込んだピン)なので、ピニオンギアの切り込みを大きく取る必要があるため、あんまりピニオンをちいさくできないっていう事情もあると思われる。
アンバサダーでいうところこADS(アンチディストーションスプール)風スプール
これは本当に偉い。
自分が愛してやまないuc系アンバサダーと目指すところが同じ。
しかもこのミリオネアはuc系の20年以上前のリールだというのだから偉い。
要はスプールの支持はスプールに近ければ近いほどスプールシャフトのたわみに対する強度が安定するっていう思想。
最近のリールではスプールの内側でベアリング支持するのが当たり前のことなんだけど、昔の丸型リールでは当たり前では無かった。
アンバサダーはオールドにせよ、パーミングカップ以降にせよ、なんなら現行のモデルに至るまでスプールの支持はスプールから離れたカップとキャスコンのベアリングで担っている。
ミリオネア3rmはスプール両脇のベアリングでスプールを支持しており、そのベアリングも一体成形のアルミダイカストフレームで支持する。
強度的には満点に近い(強いて文句つけるとするなら、延伸ブレーキのピンがパーミング側のベアリングの内側にあること。シャフトに直接ピンを打ち込んでるので、こうせざるを得なかったのだろうと思う。アンバサダーみたく遠心ブレーキをユニット化して取り外しできるようにすればもっとよかった)
時代に取り残された感はあるけれど、オールドミリオネアの最終進化系に恥じない完成度の高いリールといえる。
良いリールですよ
ほんと。
今まで何台も所有してきたけど、どれもこれもコグホイールとウォームシャフトの精度が低い。
アンバサダーと互換性もないので、あるやつを使うしかないんだけど
それだけがちょっとした不満。
まあどうせタコ釣りとかてんや太刀魚にしかつかわんけども
- 2022年3月17日
- コメント(1)
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