いま、シンキングペンシルのCork(コルク)とフローティングミノーの10Parabellum(イチマル パラベラム)を、それぞれみっつずつ計6個製作しています。

Corkと10Parabellumをペアにして、ある3名の方々へプレゼントしたいと思っているのです。

今年はTwitterやFacebookなどのSNSでリアルタイムなハンドメイドルアー情報をより多く発信するように心掛けていることもあってか、「使ってみたい」と言うメッセージを頂くことが増えてきました。

興味を持ってもらえてとても嬉しいですし、その声に今は出来るだけ応えようと思っています。

今までは夢であるメーターオーバーの鱸にハンドメイドルアーで出逢うべく自分の為だけに作ってきたハンドメイドルアーですが、これからは自分以外の誰かの為に作るという行為も同時におこなっていくことになります。

初めから誰かにあげるルアーだと思っていざ製作を始めてみると、バルサから型を取る段階からどこかギアの入りがいつもと違うような気がしておもしろいです。

とは言え、誰かの為と言いつつやはり同時にそれは自分の為でもあるので、そこに費やす労力と思い入れは今までと不変であり、むしろ期待値としては自分だけの為の時と比較して何倍にも膨らんでいてとてもやりがいを感じています。

そんな期待を込めたルアー達の現段階の工程はというと、Corkはみっつとも下地ブランクが完成し、セルロースセメントによる下地コーティングのドブ漬け作業を開始したところです。

10Parabellumの方はバルサから切り取った2枚の型をそれぞれ貼り合わせ、大まかな整形をカッターでおこなった段階までいっています。

この後の工程としては100〜250番のペーパーによる大まかな下地整形となるのですが、しばらく作業は止まってしまいそうです。

ペーパー掛けを家の中でやってしまうと舞った木材の粉により部屋の中がホコリで大変なことになりますので、仕事休みの日曜日に玄関先で青空ペーパー掛けまで終わらせたかったのですが…途中で断念。

1度に作るロット数として、集中力と掛かる時間を考慮して複数同時製作は今まで2個までが限界だったのですが、今回はそれぞれの工程をみっつまとめておこなっておりいつもより少し時間が掛かっています。

それにプラスして生後2週間となる娘と、暴れん坊の6才と4才児が家に居ますのでなかなかの賑わい具合だったり。笑

まぁ1番大変なのは子供を"4人"も見ることになってしまった妻だとは思いますが…苦笑

とりあえずCorkはドブ漬け工程に入りましたので、今週末の3連休のどこかでスイムチェックは出来そうです。

うまく泳いでくれると良いですが、全体として見るとCorkまだまだ細かい仕様の修正の途中だったりします。

完璧な状態まで持っていってプレゼントしたい気もあるのですが、それだと一生渡せないことにもなりかねませんので(笑)、一旦今のモデルで量産を決めました。

実はこのみっつのCorkとは別に塗装工程に入っているものがみっつあるのですが、それらはある意味失敗作です。

その失敗から学んだ修正点を反映させたのが、今回製作しているみっつのCorkになるのです。

失敗作はもちろん自分の研究材料となり、ルアーケースに入ることになります。

これを繰り返していると今後は良い動きに仕上がったルアーは誰かの元へいって、失敗作ばかりが自分のルアーケースに増えていくことになりそうな予感がしてきました。笑

まぁそれはさておき、今週も少し仕事が忙しくなりそうですが、合間の時間を頭と身体をフルに使って全力でハンドメイドルアー製作はおこなっていきます。

前ログで紹介したタミヤのコンプレッサーも少し使ってみましたがなかなか良い感じで、今後の塗装クオリティにも多大な影響与えてくれるツールであることは間違いないと確信しました。

あとは製作時間を己の努力と知恵を使って捻出するだけ。

今までも充分楽しいハンドメイドルアー製作でしたが、今年はますますハンドメイドルアーが楽しくなってきました。

ルアーの完成をお待ち頂いている方は、どうぞ首を長くして気長に待っていてくださいね。笑

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