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▼ パターンを物理学的に考える。
- ジャンル:日記/一般
しばらくブログを書いてない期間に色々を勉強をしていました。
その中の一つに、21年のノーベル物理学賞のジョルジュ・パリージのレプリカ対称性の破れというのもありました。
これは勉強したのですが、概要しか分かりませんでした。
ミクロ的な視点で原子の並びを考え、スピンの向き(コマみたいなもの)を逆にしてくっつけると、それはそれで安定な感じになる、みたいな話です。
不安定ながらに安定している、という現象を説明するのに色々役立つような話、という事です。
例えば、政治の賄賂癒着の関係はいつかはバレるますが、ある程度は安定していたりします。
何かの事件があると暴露して破綻します。
原子模型ではdE(r_i-r_j)/dr=0のような相互作用を局地的に0になるような解を想定してそこから変分法で求める、という感じらしいです。
専門用語多いですが気にしなくていいです。
図を用意しました。

この図は、エネルギーが谷となってボールが出づらいように作りました。
何らかの衝撃が加わったりすると次の谷に向かいます。
これが微分して0は極値を持つという高校で習った感じでこの点が求まります。(厳密には色々あると思う)
パターンというものを考えると、図の場合は位置エネルギーが局所的に低くなる、という意味があります。
ここまでの説明は多少難しいかもしれませんが、釣りで言いたいことは、ベイトパターンというのは効率性や水温などの諸条件に対してその時にエネルギー効率が最もいいものを選ばれる、という事です。
生物生態の学問では必須のロトカ・ヴォルテラ方程式というものがありますが、エサ資源と競合者しか反映していません。
この、「エネルギーランドスケープ(谷の図)」という考えではロトカ・ヴォルテラ方程式を包含したもっと上位の考えという事が出来ると思います。(とはいってもその式の導出はそれなりに煩雑になる)
上の図では4つのパターンがありますが、例えばシーバスならばどうでしょうか?
各々の谷に、ハクやボラ、コノシロ、鮎などのパターンが存在することになります。
これは「その時に何らかの原因で一番いいベイトだから」です。
逆にこれからなし崩し的に、パターンがあるならばそのほかの変数を決めてしまおう、という考えも出来ます。
こういったものを複雑系いいますが、この研究は一筋縄ではいきません。
粉体工学などは経験則でしか決められないようです。
しかし、海浜のようなパターンは6パターンしかなく、粘性が強かったり、平面であったりするとそのパターンは一意的に分かります。
ここら辺の話は自分の予想も入っているので何とも言えないですが。
今までの話では局所解というものがパターンになっている、という話でした。
ヒラメの場合はどうかというと、恐らく局所解というものはシーバスよりも谷が浅く出来ているのだと思います。
もっとなだらかなイメージです。
そしてこの局所解には意味は無いものと思われます。
なぜならば、ザリガニやドジョウというもの対してすらそのパターンが確認できるからです。
ヒラメにおいてはびっくりすることに、どんな極限をとってもカタクチ以上の範囲に生息域を拡げることは無いです。
例えば涸沼のような汽水湖にもカタクチもヒラメも居ます。
高水温で絶対にヒラメの生息に適さないインドネシア海域でヒラメが見つかれば、カタクチも居ます。
しかし、カタクチが居ない沖縄にはヒラメは居ません。
要するに、高水温という極限状態においてもヒラメとカタクチは相関しているという事です。
日本のヒラメの南限は奄美大島でカタクチと一緒ですが、これはヒラスズキも一緒のようです。
もっというと、流速はどうか?
流速の速いサーフはヒラメの生息に適しません。
その時はサーフに居る居つきのヒラメは考えずに済みます。
その流れの速いサーフにヒラメがやってきた時に何のベイトと一緒にやってきたかを調べることによって、極限状態の最も安定したベイトパターンを見つけることが出来ます。
例えば全国の中でもとりわけ流れが速い鉾田サーフのような場所のヒラメの胃内容物に顕著な傾向があれば、パターンの解析に役に立つと思われます。
一方でエネルギーランドスケープの局所解の起こりやすい、安定的な状態が生まれやすい閉鎖的な水域ではベイトは様々に混ざる可能性が有ります。
これはヒラメにとってゆさぶりをかける必要性が無い状況だからです。
さきほどの図のボールに対して何の力も働かない状態と相似しています。
というわけで物理の視点からパターンを考えて、自分の主張をしてみました。
・パターンがあるように見えるかもしれないけど再現性のある強固なものかどうかは別。谷が浅い局所解の場合はすぐに他の谷にボールが移ってしまう。
・釣りでパターンの分析をする場合、魚の生態を鑑みながら、ベイトパターンに縛られない本質を見極めたほうが有用。なぜなら一見パターンに見えるものがその時だけの脆弱なパターンな場合があるから。
最近こんな事ばかり考えています。
多分数式化したらどれも論文になりそうなテーマ。
今回の記事の補足をしていたらそれだけで一大事なので気になったら調べてもらったらいいと思いますがそんな勉強家はそうそう居ないと思います。
自分の言っていることはアナロジーを含んでは居りますが、重要なアイディアの起点になっているとも思っています。
特に、パターンと呼べるほど強固なのか?という事はあまり考えられていないように思います。
シーバスの上流域への遡上のアユはパターンとして呼んでいいが、ヒラメのザリガニはパターンと呼べない、この間にあるものは一体何なのか?という事を考えると谷の深さであろう、という事になります。
この谷の深さがどの程度押し引きしてボールが次の谷に移るのかで測れるので、パターンの存在は状況に応じてどれだけ厳しいかで測れるだろうと思われるわけです。
そんなわけでアイディアとして思い浮かんだので書きなぐったという感じです。
妄想にお付き合いいただきありがとうございました。
その中の一つに、21年のノーベル物理学賞のジョルジュ・パリージのレプリカ対称性の破れというのもありました。
これは勉強したのですが、概要しか分かりませんでした。
ミクロ的な視点で原子の並びを考え、スピンの向き(コマみたいなもの)を逆にしてくっつけると、それはそれで安定な感じになる、みたいな話です。
不安定ながらに安定している、という現象を説明するのに色々役立つような話、という事です。
例えば、政治の賄賂癒着の関係はいつかはバレるますが、ある程度は安定していたりします。
何かの事件があると暴露して破綻します。
原子模型ではdE(r_i-r_j)/dr=0のような相互作用を局地的に0になるような解を想定してそこから変分法で求める、という感じらしいです。
専門用語多いですが気にしなくていいです。
図を用意しました。

この図は、エネルギーが谷となってボールが出づらいように作りました。
何らかの衝撃が加わったりすると次の谷に向かいます。
これが微分して0は極値を持つという高校で習った感じでこの点が求まります。(厳密には色々あると思う)
パターンというものを考えると、図の場合は位置エネルギーが局所的に低くなる、という意味があります。
ここまでの説明は多少難しいかもしれませんが、釣りで言いたいことは、ベイトパターンというのは効率性や水温などの諸条件に対してその時にエネルギー効率が最もいいものを選ばれる、という事です。
生物生態の学問では必須のロトカ・ヴォルテラ方程式というものがありますが、エサ資源と競合者しか反映していません。
この、「エネルギーランドスケープ(谷の図)」という考えではロトカ・ヴォルテラ方程式を包含したもっと上位の考えという事が出来ると思います。(とはいってもその式の導出はそれなりに煩雑になる)
上の図では4つのパターンがありますが、例えばシーバスならばどうでしょうか?
各々の谷に、ハクやボラ、コノシロ、鮎などのパターンが存在することになります。
これは「その時に何らかの原因で一番いいベイトだから」です。
逆にこれからなし崩し的に、パターンがあるならばそのほかの変数を決めてしまおう、という考えも出来ます。
こういったものを複雑系いいますが、この研究は一筋縄ではいきません。
粉体工学などは経験則でしか決められないようです。
しかし、海浜のようなパターンは6パターンしかなく、粘性が強かったり、平面であったりするとそのパターンは一意的に分かります。
ここら辺の話は自分の予想も入っているので何とも言えないですが。
今までの話では局所解というものがパターンになっている、という話でした。
ヒラメの場合はどうかというと、恐らく局所解というものはシーバスよりも谷が浅く出来ているのだと思います。
もっとなだらかなイメージです。
そしてこの局所解には意味は無いものと思われます。
なぜならば、ザリガニやドジョウというもの対してすらそのパターンが確認できるからです。
ヒラメにおいてはびっくりすることに、どんな極限をとってもカタクチ以上の範囲に生息域を拡げることは無いです。
例えば涸沼のような汽水湖にもカタクチもヒラメも居ます。
高水温で絶対にヒラメの生息に適さないインドネシア海域でヒラメが見つかれば、カタクチも居ます。
しかし、カタクチが居ない沖縄にはヒラメは居ません。
要するに、高水温という極限状態においてもヒラメとカタクチは相関しているという事です。
日本のヒラメの南限は奄美大島でカタクチと一緒ですが、これはヒラスズキも一緒のようです。
もっというと、流速はどうか?
流速の速いサーフはヒラメの生息に適しません。
その時はサーフに居る居つきのヒラメは考えずに済みます。
その流れの速いサーフにヒラメがやってきた時に何のベイトと一緒にやってきたかを調べることによって、極限状態の最も安定したベイトパターンを見つけることが出来ます。
例えば全国の中でもとりわけ流れが速い鉾田サーフのような場所のヒラメの胃内容物に顕著な傾向があれば、パターンの解析に役に立つと思われます。
一方でエネルギーランドスケープの局所解の起こりやすい、安定的な状態が生まれやすい閉鎖的な水域ではベイトは様々に混ざる可能性が有ります。
これはヒラメにとってゆさぶりをかける必要性が無い状況だからです。
さきほどの図のボールに対して何の力も働かない状態と相似しています。
というわけで物理の視点からパターンを考えて、自分の主張をしてみました。
今回自分が言いたかった事をまとめ。
・パターンがあるように見えるかもしれないけど再現性のある強固なものかどうかは別。谷が浅い局所解の場合はすぐに他の谷にボールが移ってしまう。
・釣りでパターンの分析をする場合、魚の生態を鑑みながら、ベイトパターンに縛られない本質を見極めたほうが有用。なぜなら一見パターンに見えるものがその時だけの脆弱なパターンな場合があるから。
最近こんな事ばかり考えています。
多分数式化したらどれも論文になりそうなテーマ。
今回の記事の補足をしていたらそれだけで一大事なので気になったら調べてもらったらいいと思いますがそんな勉強家はそうそう居ないと思います。
自分の言っていることはアナロジーを含んでは居りますが、重要なアイディアの起点になっているとも思っています。
特に、パターンと呼べるほど強固なのか?という事はあまり考えられていないように思います。
シーバスの上流域への遡上のアユはパターンとして呼んでいいが、ヒラメのザリガニはパターンと呼べない、この間にあるものは一体何なのか?という事を考えると谷の深さであろう、という事になります。
この谷の深さがどの程度押し引きしてボールが次の谷に移るのかで測れるので、パターンの存在は状況に応じてどれだけ厳しいかで測れるだろうと思われるわけです。
そんなわけでアイディアとして思い浮かんだので書きなぐったという感じです。
妄想にお付き合いいただきありがとうございました。
- 9月23日 03:35
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