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夢は語れ


「釣り」をやり込もうと思えば、その先は長い。

一生モノの趣味。

色んな価値観があって、思惑がある。

その中で釣り人は出会う。



ようこそ宮崎へ


今回は友が地元に遊びにいらした時のお話。


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遠路遥々。陸の孤島へようこそ。どこに行くにも、どこから来るにも遠い。


天草遠征から一月も経たず、束の間の再会。

流石GW。アザマス。


お互いがそうなんですが

日頃、馴染んでいるフィールドがまるで違う。

面白いですよね。同じ魚を追っているのに。

シーバス釣りはフィールドも振り幅が大きい。


登場人物3人が出揃い。

情報共有を兼ね、まずは腹拵え。

向かったのは延岡の名店。

4cadizx8ktgufu7ea6yw-81e39dca.jpg宮崎豚骨が体に染みる。昔に比べ、だいぶ値上り。それだけが気がかり。

再来軒。


HP補給完了。

直近の天候状況やタイドを考慮しつつ

入れるポイントを数ヶ所回ることに。


FOOKのボスとワタシ。

一応はガイドする立場。


遠征の限られた時間を

どれだけ有意義に過ごしてもらえるか。


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〝潮が飛ぶ〟ことは皆無。緩やかなタイドをどう釣っていくかがキモ。


ポイントの見極め、見切りのタイミング。

じっくり攻めつつも、効率良くランガンしていくプラン。

幸い、釣り場は無数に。



〝G〟カルチャー伝道師


変わらずジャイアントベイト。

これ以外無い。


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最先端のジャイアントベイト事情。まだまだ知らないことで沢山。


この特殊な釣りに関するカルチャーは

ここ宮崎ではまだまだ途上レベル。

圧倒的に興じる人口が少ない。


エキスパート達がもたらしてくれる

新しい気づき、新しい手法、新しい考えは

いつ触れても眼からウロコ。


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ジャイアントベイトではキーになるチューニング知識はマニアの域を越える。


まさに伝道師。

これを間近で見れるんだから本当に有り難い。

学びは多く、これからの釣りに間違いなく生かされる。



一瞬のミスマッチ


夜のランガン。

目ぼしいポイントを回る中

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旅先の出会いも旅の醍醐味。談笑。夜遅くにありがとうございました。


新たな出会いも。情報交換を糧に元気を貰う。


各々が手懸かりを得るため

様々な手を尽くす中

数ヶ所回った先でジャンキーさんに激しいバイト。


しかし…


声がしてから僅かな時間。

駆け寄ったものの、時既に遅し。

大きな波紋を残し、そこだけ時が止まってまま。


痛恨のバラシ。

よく見ると80lbがいとも容易く無惨な姿になっていた。


ちょっとしたセッティングの歪みを突かれる。

こればっかりは悔やんでも悔やみきれない。

その夜、再び魚が反応することはなかった。



『夜までやります』


翌。日の出。


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デイゲームはほぼトップオンリー。水面が割れる瞬間がやっぱり見たい。


朝マズメを撃つ。


しかし、彼は夜勤明け、直ぐの移動でここに。

合流後からずっと連れ回し、その間は不眠。

流石に疲労の色は隠せない。



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何もできないまま夜が明ける。さて。どうするか。何ができるか。


ここは起こさず、休んでもらう。

残された時間をどうするか練ることに。


すっかり日が昇った頃。

目覚めた彼は幾分回復してるように見えた。


そんな彼が言い放ったのは

「夜までやります」

そこに覚悟を感じた。

本当にタフ。年齢もあるでしょう。

今が気力、体力も充実している年代。


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絶賛睡魔の餌食になるワタシ。遠くから見たらデカイ猫だと言われました。


でもそれ以上に

昨晩目の当たりにした光景は

完全に彼を焚き付けてたんだと察しがついた。



チキン南蛮 そのルーツを食す


それならと。

こちらも余すことなく心中する決心。

明日のことは知らん。もうどうでもいい。

そうと決まれば話は早い。


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GW中は旅行客、帰省客の皆さんも。列に並び、その後ろに列が伸びます。


もう一度踏ん張るための飯。


延岡に来たなら外せない。

ここはチキン南蛮発祥の地。

ちなみに延岡には『元祖』と呼ばれる名店がニ軒。

一軒は今回足を運んだ【おぐら】

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今や全国区。最強のB級グルメ。唐揚げにタルタルを乗せたモノは別料理です。

甘味と酸味が抜群に調和した南蛮酢に
タルタルソースをかけて食らう王道スタイル。
本場の味はワタシたちの宮崎県民のソウルフード。


もう一軒は【直ちゃん】

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タルタル無し。さっぱりとした味わい。間違いなくルーツ オブ チキン南蛮。

こちらはタルタルソースがかからず
ポン酢風味の南蛮酢にゆず胡椒をつけるスタイル。
ここを知らずしてチキン南蛮は語れない。


余談が過ぎました。


照準は夜。

「一矢報いる」

少しオーバーだけど、そんな気持ち。


万全の状態で挑むため


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遠征では睡眠も大事。無理はしても無茶は禁物。ケアもガイドのうち。


全員仮眠を取った。



ドラマは突然起こる


中潮の上げ。

とて、干満差は2mとない。


昨日と変わらず水面を賑わすベイトは見られず。

水は生温い。ゆっくり詰めてくるタイド。

来る時を信じ、ひたすらキャストを繰り返す。


せまるタイムリミット。

明日、彼は仕事だと。

長い帰路時間を考えるとあまり時間はない。


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何時なんどき。集中力は切らさないように。常にイメージし備える。


しかし、焦ったところで釣れる訳じゃない。

イメージは止めることなく

最後までルアーに命を吹き込み続ける。


黙々と。ただ着水音だけが聞こえる中

上流側から「きました!」と彼の声が響く。


自分達のタックルは放り投げ

急ぎ二人でサポートに入る。


目に飛び込んできたのは強烈なファイトに耐える彼の姿だった。



これがMIYAZAKI〝real〟


このトルクフルな引き。

間違いない。

応えてくれたのは神の魚。


目前で繰り返される抵抗をいなしてもらう。

取り込むタイミングを計り、魚の挙動を把握。


いざランディング体制へ。


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BOGA 130 special。夢を掴むための最強ギアでアシストに入る。


分厚い下顎にボガを撃ち込み。

無事にキャッチ。


彼にボガ撃ちのバトンを渡す。

現場は喜び、安堵、感動が一気に押し寄せた。

魚体コンディション、風格、共に素晴らしい個体。


そして歓喜の時。


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この瞬間のために諦めず、腐らず〝ジャイアントベイト〟をやり通した。


交わす握手。


万が一、釣れた際の対処は事前に県へ確認済み。

条令に則り、十分な蘇生を施した後、無事にリリース。


その一部始終。

我々がしかと見届ける。天晴れ。


程無くして、なんとも言えない充実感が溢れる。

この瞬間に立ち会えたことは何物にも変えがたいこと。

皆んな、イイ顔しとる。


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まだまだ可能性を感じるジャイアントベイト。この釣りはロマンしかない。


疲労困憊。満身創痍。起死回生。劇的一発。


〝あの日は一生忘れない〟


そんなハードでパンクな釣りが幕を閉じた。


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