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村岡昌憲
東京都
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▼ お嬢様
- ジャンル:日記/一般
28日の月曜日、11:25発の飛行機でチューリッヒに飛ぶ。
去年のドイツ、ルフトハンザ航空では行きは団体客のど真ん中で宴に巻き込まれて最悪、帰りはお役所系のOLさんとずっとツーショットでおしゃべりという、行きは地獄、帰りは天国を味わった。
隣の人はまたもや綺麗な女性だった。こりゃラッキー!
これで少しは楽しいフライトになるかと思ったんだけど、その喜びは一瞬で凍り付いた。その女が最悪。上の荷物入れにスペースがないと見るや、
「これ、プラダのバッグなんであんまり汚れるところ置かないでほしいんです。」
と、スチュワーデスに詰め寄っている。
興味津々で眺めているとずいぶんと高そうなモノで着飾っているこの人。外見は100万円ぐらいの価値がありそうだが、中身は98円ってとこか。
しかも往々にしてこのタイプの女性は香水がきつい。臭気判定士の嗅覚で判定すると臭気強度3.5。(悪臭防止法)、独自計測で4ドリアン(ドリアン何個分?。ちなみにボラは14ドリアン。)ってとこだ。
ということで、行きは苦痛になることを覚悟して、無愛想を決め込むつもりだったが、どういうことかそのお嬢様。僕を話し相手として任命されたようだ。離陸後のベルトサインが消えた直後からお話をされてきた。
女:「ヘッドホンうるさくないですか?」
僕:「いや、くさいです。」
と言ってしまう幻覚を見たかどうかは定かではないが、
「大丈夫ですよ。」と愛想良く返してしまうところ、男は美人に弱い。
臭気判定士ゼッケン4番は1万メートル上空で思いもかけない悪臭にただ苦しむのだった。(ちなみに香水はプアゾンということは職業柄すぐに判った。ディオールだったけ?)
で、それをきっかけにそのお嬢様は延々と語り始めた。
2時間にも及んだ話を高圧縮のJPEG並にして話すと、
「要するに父がスイスの保険会社のうんたらかんらで、子供の頃はスイスにいたから友達がいっぱいいて、今日は久々に会いに行くの。」
と、僕なら6秒で話し終える内容だった。それを僕が2時間ひたすら聞くのだから、このお嬢様のパワーもすごい。
世間の荒波にもまれ、湾奥の海水に洗われて夜光虫まみれの僕とは、もはや今見ている視野も違うんだろうなぁ、と考えながらその後も延々とお父様がいかにお金持ちかの話を聞かされていた。飛行機が着く頃は僕はすっかり相づち上手になっていたのだ。(聞き流し上手とも言う。)
- 2001年6月4日
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