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村岡昌憲
東京都
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▼ 攻防
- ジャンル:日記/一般
ビルオーナー・ゼネコン・サブコン・設計会社・保険会社・大手商社の総勢25名の前でプレゼンテーションが始まった。破滅的な火事現場の写真を見せながら、過去の事例が招いた彼らにとって不利益な事態を片っ端から紹介していく。
真っ先にビルオーナーの顔が歪んだ。
「30年後を見据えたリスクヘッジ。」
そもそも非生産である臭気対策分野にとって、どんな現場であろうとお金を払う側にメリットを付与することは難しい。となれば危機回避の点において攻めるのみ。どんな危機回避かは特許申請してないのでちょっと言えん。
当然、その多額の費用を払うことになる保険会社から猛烈な反発が来る。この不況の中、誰だって払いたくはない。毎度のことだ。いちいち口を挟む保険会社には目もくれず、設計会社の理事のみを狙い続ける。次の一手。いわゆる最悪の損害賠償まで発展した事例を紹介していく、その賠償責任が監理監修した設計会社、建築を担当したゼネコンサブコンにまで及んだ事例が決め手になった。ビルオーナーに続いて、設計会社の丸顔おっさんの目が腹をくくった顔になった。ゼネコン、サブコンもとばっちりは困る。彼らは費用を払うわけではない。簡単に腹をくくるのだ。ただ小企業の自分たちには保険会社を説得することはできない。目の前にいるのは世界クラスの超大企業ばかり。超大企業を説得できるのは超大企業の方がいい。
「やるしかない。」
ビルオーナー側から発言が飛び出す。
マストの意見に保険会社以外の全員が頷く。
「こんな費用まで保険料算出には入れてない!」
保険会社が必死の抵抗をする。ビルオーナー、設計会社、保険会社の3社が席を外す。説得工作。年間にお互いに何百億円もの金が動く大企業同士の落としどころに期待する。僕は確信を持って待っていた。15分後、戻ってきた顔を見て受注を確信。総額は言えないが、今期ぶっちぎりの最高益を記録するスマッシュ受注であった。自分でも会心の出来、後ろにいた部下が驚くほど冴えまくった会議であった。
急いで会社に戻る。
この話をしたかった長老はすでに病院へ向かっていた。
会社から保険会社に電話をする。
敵視されたら困るのだ。最後のビッグビジネスは保険会社とやることになる。
その為にもまずは一発痛い目を見てもらわないといけない。
しかし、以降甘い汁を吸うのはあんたらだ。
その話を触りだけして電話を切った。
- 2003年7月29日
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