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東伊豆旅情(2) ~たまには二人で~

東伊豆旅情(1)からの続きです。

+++

ワニの観察を楽しんだ後,この日も少し海沿いをドライブ。通りかかった熱川の堤防が釣り人で賑わっていたので,ちょっと偵察。堤防の先端では,ピンギスの泳がせでヒラメやイナダが揚がっていました。

堤防の中程では,若い夫婦がメッキをポツポツと釣っていたので挨拶すると,「今群れが入ってきたみたいですよ。よかったら,隣りどうぞ」と優しいお言葉。

「釣りしたいなぁ~」と思いながら妻の方を見ると,「早くタックルを準備しなよ!」という表情!彼女もうずうずし始めたみたいです。ラッキー(^_^)v

妻にはULロッドに1.5gのジグヘッド+グラスミノーSを繋いだタックルを渡します。以前のログで紹介したとおり,妻はボクなんかより,ずっと釣りは上手いし,想像力が豊かなので,何のアドバイスもしないでタックルだけを渡します。

案の定,すぐに入れ食いモードに! 「食った!食った!」という妻の声が少々耳障りです(^_^;)

ボクは,高知遠征の時に松原ムツミさんにプレゼントしてもらったシンゾーベイト縛り。


せっかく頂いたのに,シーバスやアイナメをバラしてばかりだったので,どうしてもこれで釣りたかったのです。そして,一投目からヒット!






初めてのメッキ釣り。記念のシンゾーベイトでの釣果! 嬉しくって,ムツミさんに報告メールを送信しちゃいました(^_^;)

妻は,相変わらずグラスミノー1本でワンキャスト・ワンヒット状態の入れ食いを続けています。よく見ると,何にも教えていないのに,いつの間にかトゥイッチなんか入れてやがる。しかも,アクションのピッチに変化まで付けてやがる。

「ちょっとアクション入れた方が釣れるねぇ~」

喜々として,次々と釣り続けます。この人には絶対に勝てねぇ・・・(T_T)

ボクは,ムツミさんのアドバイスを思い出しながら,シンゾーベイトで色々と遊んでみます。最初はレンジを変えながらのただ巻き。反応が薄くなると,ただ巻き からのフォール。そしてダートを入れてみたり,水面パニックアクションを演出してみたり。シンゾーベイト1本で,ひたすら釣れ続きました。

ボク達はもう一泊するので,ほとんどのメッキをリリースしましたが,少し大きめの魚は,その日のうちに東京に帰るという若夫婦におすそ分け。とても喜んでくださいました。

+++

約1時間ほどメッキに遊んでもらった後,ポイントに入れてくださった若夫婦にお礼を言ってから宿に戻り,妻は温泉へ。ボクは,妻が温泉から上がって迎えに来るまで間,宿の目の前にあるゴロタ場でのムラソイ・ゲームへ。

到着したときからずっと気になってた,宿の目の前のゴロタ場。大小の岩がゴロゴロしていて,ヨダレもののポイントなのです。夜にワームを投げれば,尺メバルが出るんじゃないかと思えるようなポテンシャルの凄く高そう場所なのです。



駐車場でタックルの準備をしていると,品の良さそうなおば様達が話しかけてきました。

「何が釣れるの?」

  「目の前のゴロタ場でムラソイやカサゴを狙おうと思ってます。」

「まあ,ムラソイが釣れるの! いいわねぇ~」

  「いえ,まだここで釣りをしたことがないので釣れるかどうか分かりませんが,少しばかり遊んでみようかと思っているんですよ。」

「あらそうなの~。頑張ってね~♪」

おば様達は,笑顔でボクを送り出してくれました。

+++

水深20㎝程度の岩陰をワームでこちょこちょやっていると,結果はすぐに出ました。23㎝というサイズの割りにデップリと太ったムラソイ君登場!



写真撮影を終えて宿の方を見上げると,先ほど声をかけてくれたおば様達がずっとボクの釣りを眺めていたみたいで,釣れたムラソイを高く掲げると,手を振って喜んでくださいました。なんか,こういうの,いいなぁ。

釣りを再開して,岩陰をワームでこちょこちょやっていると,いつの間にか後ろに妻が立っていて,水くみバッカンの中にキープしていたムラソイを見て一言。

「いいの釣ってるじゃない~」

ちきしょー。いつも「上から目線」だぜ。

しばらくすると,「あ,この岩の下が良さそうだよ。」とか,「あ,こっちもいい感じ!」と言って次々と良さそうなポイントを見つけては,ボクに「指示」を出してきます。

妻の魚に対する嗅覚はボクより優れているので,言われるままに岩の下を探っていきましたが,残念ながら2匹目のムラソイ君が登場することはありませんでした。

実釣約40分。十分に楽しめました♪

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宿に戻って温泉に入り,夕食タイム。

この日の夜は,豚しゃぶ~(^o^)

(写真はイメージ図です。)


またまたビールが進みます。

美味しゅうございますっ! 岸朝子ですっ!(出典:同上)

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東京に帰る日の朝。

温泉→朝食→パッキング→チェックアウト→10時過ぎ。

この日は家に帰るだけなので,まったくのノープラン。「どうしようかねぇ?」などと話しながらのんびりとドライブをしていたら,妻が「もう1回,メッキ釣りたい!」と言ったので,もちろん快諾。釣りの提案をボクが断るはずがありません(笑)。

熱川の堤防に到着して様子を見に行くと,前日見かけた泳がせ釣りの地元釣師がいらっしゃったので挨拶すると,「おう,今日も来たのか。メッキがたくさんいるからよぉ,釣り切っちゃってくれよ。」とのこと。快く釣り場に入れてくださいました。

ところが,向かい風が強くて軽いジグヘッドがあまり飛びません。さすがの妻も苦戦していて,「今日は難しいねぇ」と言ってます。とはいうものの,ライントラブルもなく,ポツポツと釣ってました。

ボクはと言えば,妻の様子を見ながら,のんびりとリーダーを結び変え,自分のタックルを準備していました。

そんなとき,温泉客と思われる数人のおじ様おば様ご一行が見物にいらして,「何が釣れるの~」と話しかけてこられました。

その途端,妻が怒濤のラッシュを開始!「こういう魚が釣れるんですぅ~♪」と言って,次々に釣って見せます。



ワンヒット・ワンキャストが続き,「凄いわねぇ。えっ!餌じゃないの?へぇ~,ルアーっていうの?凄いわねぇ。」などと褒められて,完全に調子に乗った妻は,ワームのアクションやらロッドアクションを入れる効果をおば様方に解説し始めました。

ワームのアクションなんて教えた覚えはないんだけど・・・

後で聞いてみると,ボクが見てない間に足元でワームを泳がせて,アクションを確認していたそうです。ちゃんと考えながら釣りをしてるんですよね。ボクとはえらい違いです(^_^;)。

あんまり妻が釣りまくるので,おば様方の関心がボクに移ってきて,「ご主人は釣らないの?」なんて聞かれたので,急いでタックルを準備して釣り開始。そして,今日もシンゾーベイトで入れ食い~♪

「あら,ご主人もすごいわね~」なんて言われると,釣りで褒められることなどないので,嬉しいものです。

おば様方は堤防を後にする前に,「魚を釣ったところを写真撮ってもいい?」と仰ってくださったので,ブツ持ち&満面の笑顔で一緒に写真に収まりました。

「いつか,どこかで,またお会いできるといいですね。」と互いに挨拶を交わし,お別れしました。


その後も入れ食いは続き,約1時間存分に楽しみ,25匹ほどキープして,地元釣師に挨拶してから釣り場を後にしました。

キープしたメッキはこんな感じ。




+++

釣りを終えた後,渋滞を避けるために沼津経由で帰宅することに。帰りの道中,旅先で知り合った人達との思い出話に花を咲かせながら,車を走らせました。

東名高速に乗ると,さすがに疲れたのか,妻は助手席で深い眠りに落ちていました。なんだかんだで,結局,釣りを満喫する旅になってしまいましたが,それでも妻が喜んでくれたのが何よりです。

いつも妻には無理を言ってばかりなので,たまにはこういう旅もいいなぁと感じながら,すっかり暗くなった高速道路を一路自宅に向けて車を走らせたのでした。

また一緒に行こうね。今度はちゃんと山方面の宿を予約するから。

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東京湾奥でのシーバス・ゲームは,近所で楽しめるし,また違った趣があって好きですが,やはり,「食べるための魚釣り」はやめられません。

ゴロタ場で釣ったムラソイは,味噌汁と迷った挙げ句,やはり煮付けに。
釣った後,すぐに締めて下処理をしていたので,抜群に美味かったです。



たくさんキープしたメッキは,刺身,カルパッチョ,マリネ,塩焼き,煮付けで美味しく頂きました。写真ですか? 撮り忘れました(^_^;)

それでも食べきれなかったので,残りは一夜干しにしてみました。背開きにして,こんな感じ。


出来上がりはこんな感じ。色がとてもキレイですね。



焼いてみると,こんな感じ。



美味しゅうございましたっ! 岸朝・・・(しつこいですね(爆))

食べるための魚釣り。やっぱり,やめられませんなぁ~(^o^)

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