プロフィール

kazu@食べる!

その他アジア

プロフィール詳細

カレンダー

<< 2024/4 >>

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

アクセスカウンター

  • 今日のアクセス:4
  • 昨日のアクセス:23
  • 総アクセス数:311049

アーカイブ

検索

:

四字熟語で言うと・・・(my wife's fishing style)

JgfVRSjAG6jJiNPJBCuL_480_480-86442991.jpg

2003年に東京で釣りを再開したとき、妻も一緒に連れて行った。
彼女は全くの素人だが、入門書も読まないし、仕掛けも作らない。

私も、特段、釣りの知識は教えなかった。
ボクの趣味に半ば無理に付き合ってもらっていたからだ。

当然、ボクが全てをアレンジするわけだが、
彼女なりに工夫して釣りをしているようで、
次から次へのアイディアが出てくるようだ。

それに応じて、妻は私に仕掛けの変更を「命じる」ので、
私は、釣りにならないことが、しばしばある。

当時、妻は、スーパーマーケットで買った2000円のパックロッドしか
使わなかったのに、その発想やスタイルは極めて興味深いのだ。


四字熟語で言うと・・・【自由奔放】


まず最初にシロギス釣りに行った。

「ねぇ、コツコツくるんだけど釣れない。針を小さくしてくれない?」


QFz92bTD3mnefJx8G6eM_480_480-4ff23a6e.jpg

すぐに結果を出す。

針のサイズを落とす意味なんて教えてないのに・・・・


四字熟語で言うと・・・・【虚心坦懐】


ある日、サビキでサッパを釣らせていたら、
あまりに釣れるので飽きてしまったらしい。

「ねぇ、針全部にエサを付けたら、なんか釣れるんじゃない?」

YeJn6EAfHax5RypT25p3_480_480-f2d7d829.jpg

東京湾奥で、メジナを釣り上げた。


四字熟語で言うと・・・ まさに【快活自在】


またあるとき、ウキ釣りでメバルをポツポツ釣っていると、
地元のおじさんから、「ブリッジ仕掛け」なるものを聞き出し、
知らぬ間に徒歩圏内にある釣具店に行って仕掛けを購入してきた。

「これで釣ったら、いっぺんに、たくさん釣れるんじゃない?」

7699fQrsRJTiyzS4S63u_480_480-fb169c86.jpg

仕掛けを整えた直後、簡単に20UP連発。


四字熟語で言うと・・・・【臨機応変】


またある日、足下で、アジのサビキ釣りをさせていたら、

ソーダガツオの群れが襲来。


「あの大きな魚が釣りたい。楽しそうだもん。仕掛け変えて。」


アミコマセのカゴ釣りに変えた瞬間。これだ。

QSNZ4prDs82Txxhxaiua_480_480-76cd9660.jpg

いとも簡単にマルソーダをゲット。しかもタモ無しでブチ抜き。

「この魚、グイグイ引いて、楽しいねぇ。」

おまけに地元のおじいちゃん釣師達が寄ってきて、

「お姉ちゃん上手だねぇ。」と褒めまくる。

「いやぁ、『釣った』んじゃないんですよ。『釣れた』んですよぉ。」


四字熟語で言うと・・・・【恐悦至極】(らしい)


「『釣った』んじゃない、『釣れた』だぁ?」

そんな言葉、教えた覚えはないぞ!!!(kazu、心の言葉)


またあるとき、私がダンゴ釣りで黒鯛を狙っている間、
簡単なウキ釣り仕掛けで小メジナやアジと遊ばせていると、


「私もダンゴやりたい。」


私が仕掛けを作って、私がダンゴを握って、私がダンゴを投入して・・・

しばらくすると、

「こんなの釣れた。なんか、綺麗な魚だね。」

ie9h6x4feuwkfhTRiAAL_480_480-ba5e326a.jpg


四字熟語で言うと・・・・【天衣無縫】


「バカ、バカ。触っちゃダメ!!!」

知らないと言うのは、時として非常に危険なことがある。


またまたある日。
アミコマセのカゴ釣りで、小アジを狙っていたとき、
沖でゴマサバのナブラが立った。

ヒットするようだが、小アジ用の小針ではすぐに外れてしまうようだ。
面倒なので放っておいたのだけど・・・・

「ねぇ、針が小さいんじゃないの。すぐバレちゃう。」
「もう少し大きくて、太めの針にしてよ。細いのだと伸ばされちゃう。」


おいおい、そんな知識、どこで覚えた?

DL6CheissM4w2MckCtSM_480_480-4008c62d.jpg

気が付いたら、ゴマサバ40UP。


四字熟語で言うと・・・・【変幻自在】


参った。


またまたある日。
キス釣りに飽きた妻はビーチコーミング。
その最中に見つけてしまったらしい。

「ちょっとーーー! 来てぇーーーー!」

少し離れた小磯で釣っていた私が、急いで駆けつけてみると・・・

PHQt9Gmsc9BGRVbxkSXx_480_480-b3035c4e.jpg

「タコ、獲ったどーーー!」

いやはや。
(神奈川県は、タコに漁業権を設定してるんだけどねぇ・・・)


四字熟語で言うと・・・・【荒唐無稽】


「へへへ。刺身で食べよっと(喜)。」

「捌くのはボクなんだけど・・・(kazu、心の言葉)」


ふと気が付くと、ビーチコーミングに飽きたみたいで、
いつの間にか釣りを始めている。
彼女にもマズメの「意味」は分かるみたいだ。

jc8fb4BerUhK2XQgJav3_480_480-93a943e5.jpg

ふと横を見ると・・・ シロギス、26.5㎝。


四字熟語で言うと・・・・【千変万化】


変わり身の早さには脱帽だ。



さて、ここからが彼女の真骨頂だ。

沼津の堤防。サビキで小アジを釣らせていたら、

「金魚(ネンブツダイ)ばっかりで、つまんない。投げ釣りやりたい。」

スーパーのパックロッド一本しか使わないから、
仕掛けを全取っ替え。

さて、ボクがクロダイ釣りを再開しようと思っていたら・・・・

「何か綺麗な魚が釣れたよーーー! 見て見てーーーー!」

NmDjrjYSGtHsSz5QKor6_480_480-ae2743cf.jpg

これだけは、ボクがブツ持ちさせてもらった(苦笑)


四字熟語で言うと・・・・【吃驚仰天】


開いた口がふさがらない。
ボクだって釣ったことないのに・・・・


暫くすると・・・


「ちょっと来てぇーーーー。やばいよーーーー!」


でも、私が行ったときには、既に一気にぶち抜いていて、コレ!

eFAgRFdHp4jQWFXXSuxN_480_480-9f1c4274.jpg

オキエソ、40オーバー。

もう何が何だか分からなくなってきた。どうなってんだ一体???


四字熟語で言うと・・・・【茫然自失】(これは私の状態ね)



さて、ここからがクライマックスだ。


オキエソの口から針を外そうとする妻が、

「ねぇ、この魚、金魚(ネンブツダイ)食べてるよ。」
「青イソメを食べた金魚をこの魚が食べたのかなぁ。」



(いやな予感がする・・・)


「ねぇ、サビキ仕掛けに変えて!!」

堤防の際々に仕掛けを落とし、
ネンブツダイを6点掛けにしたことを確認した妻は、
ネンブツダイを付けたまま仕掛けをボトムまで落とし、
ゆっくりと上下させて、何やら誘っているようだ。

「落とし込み釣り」なんて、教えた覚えはないぞ。

その直後・・・・

「ちょっと、ちょっと、早く来てーーー!!!」

もう、私は自分の釣りなんかどうでもよくなっていた。


タモ網を持って駆けつけると、これだ!!!(ワン、トゥー、スリー)

Zpw6z7aLpOENgVN2isJG_480_480-1cf392c1.jpg

ヒラメ48㎝。 俺も釣ったことないのにーーーー!

妻は驚きつつも、狙い通りの展開に、
小躍りするかのように喜々として喜んでいる。


四字熟語で言うと・・・・【欣喜雀躍】


もはや脱帽である。


民宿の親父さんに褒められると、

「『釣った』んじゃないんです。『釣れた』んです。」

そんな言葉、教えた覚えは無いぞぉーーー!!!



妻は、いまだに釣りの本など読んだことはない。

しかし、いまや、妻は、私の釣りの「知恵袋」である。

コメントを見る

kazu@食べる!さんのあわせて読みたい関連釣りログ