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自分のこと以上に嬉しいこと

8月中旬、親戚と一緒に三重県は鳥羽に旅行に出かけました。基本的には、ちびっ子達に海水浴と釣りをさせる旅。でも、実は、「大人だけの釣り」を楽しむことを画策していました。



義従兄のまさと君に初めてのシーバスを釣ってもらうことが、今回のボクに課されたミッション。



今年の3月にまさと君が東京に来てくれた時に、一緒にシーバス船に乗ったのですが、残念ながら、まさと君はノーフィッシュで終わってしまったのです(唯一の釣果が、船中ファーストフィッシュのエイでした)。



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この鳥羽旅行の間に、リベンジを果たし、初シーバスを釣ってもらいたい。今回の「大人だけの釣り」には、こうした経緯があったのです。



夕食後、甥っ子・健太朗を伴い、ある橋のたもとへ。そこには、教科書通りの明暗があるのです。四年前にも訪れたことがあるのですが、なぜ先行者が居ないのか不思議で仕方がないほど綺麗な明暗なのです。



8時半満潮の後中2日目。同時刻に花火が上がるので、それが終わり、下げの潮が効き始めるのを待ちました。



ベイトはイナっ子。しっかりと入っていました。ベイトがざわつき始めた時、一本目と二本目の橋脚の間、明部で、一際大きなライズが出ました。これを合図にボク達は釣りを始めました。



潮の流れが緩いので、明から暗へ流し込む釣りができません。そこで、まさと君には、明暗の境目を丁寧に引いてもらいました。でも、なかなか反応が出ないのです。ライズが出るのは全て沖の明部です。



潮が緩いから、ベイトが流されてくるのを暗部で待ちきれずに、明るいところで溜まっているベイトを捕食しているのでしょうか。もしそうであれば、明暗の境目をトレースしても食ってきてもおかしくありません。



明部のライズは健太朗に任せ、まさと君には、徹底して明暗にこだわってもらいました(健太朗の釣りは、この際二の次なのです笑)。



動きの大きいものやタイトなもの、レンジの浅いものや深いもの。果ては鉄板バイブまで。色々なルアーを投げてもらいましたが、どうしても反応を得られませんでした。



万策尽きたか



ルアーボックスを眺めていたら、まだ投げていないマリブ78が目につきました。泳ぎがどうとか、レンジがどうとかではなくて、今年の春に縁起が良かったルアーがマリブでした。



もはや、運頼みでした。「このルアー、縁起が良いから」



まさと君がマリブを投げたその数投目。ボクの目にはハッキリ見えました。暗部からマリブを食い上げて明部に飛び出してくるシーバスが。



エラ洗いを防ぐために、ロッドを立てすぎず、魚を泳がせてもらいました。急いでネットを持ち、ランディングの体勢に入りました。ところが、ライトをきちんと当てられず、魚の位置を把握できなかったため、一度はミスしてしまいました。これでバラしたら、なんと言って謝ればいいか…  次は、ミスすることなく、慎重にネットの中にシーバスを誘導しました。



やった!獲った!



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欣喜雀躍とはこのことを言うのでしょう。まさと君とガッチリと握手をし、何度も何度もジャンプして喜びを分かち合いました。



おそらく、ほとんどの人が、他の人が釣れて自分には釣れない時、他の人に「おめでとう」と言いつつも、なんとなくモヤモヤするものです。でも、このときは全く違いました。



まさと君の釣果が本当に嬉しくて、自分のことのように、いや、自分のこと以上に喜ぶことができたのです。ボクの人生の中で、なかなか稀有な出来事でした。



健太朗は、残念ながらノーフィッシュに終わりましたが、彼もまた、まさと君の釣果を喜んでいました(健太朗は、船でしかシーバスを釣ったことがないので、いつか釣らせてやらないといけません笑)。



まさと君、ありがとう!



My mission was completed successfully.

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