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4600というリール の話

以前手放してから、後悔に後悔を重ねてやっと買い直しました。uc4600c 。
あんまり球数がないので、また出会えてラッキーでした。

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さて、アブの46(ヨンロク)と聞くと、イマエだの、ローランドだの、ハンクパーカーだの、ガンナーだの思い浮かべる方が大多数だと思います。

このuc4600c を思い浮かべるのはおそらく圧倒的に少数派。

でも、このuc4600cは実に面白い、意義深いリールです。

名前は似ているけど、先に挙げた46系とは一線を画す構造をしています。






どちらの系統が優れたリールだとか、不毛な直言は避けましょう。
得手不得手の問題であるし、評価なんて使う人それぞれの主観によるところが大きいですから。


















まあこのuc4600c の方がより進化した姿だと思いますけどね(直言)






では、細部を見ていきましょうか。
上がガンナー系統、下がuc系統です。
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uc4600c をご存知の諸兄には釈迦に説法かも知れませんが。

まだご存知ないかたがいらっしゃれば、ぜひこの機会に構造の違いをお見知りおき願いたい。









左の旧ウルトラキャストデザインのスプールでは、スプールの内部にベアリングが埋め込まれていて、キャスト時はスプールだけ回ります。

対して、ニューウルトラキャストデザインのスプールはシャフト一体型となっておりスプール支持のベアリングがスプールの左右に配置されています。
キャスト時はシャフトと一緒になって回ります。

(ちなみに、このニューウルトラキャストデザインで用いられている新たに設計されたスプールの事を、

アンチディストーションスプール

と言います。
めちゃくちゃかっこいい。
ロボットモノのアニメに出てきそう。

もうこのフレーズだけ覚えていてくれたらいいです。)


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それだけ聞いたら、


ん?
じゃあやっぱり旧ウルトラキャストデザインの方が遠投性能、ライトリグ性能に優れているんじゃないの?

ってなりますよね。
















ぶっちゃけそうだと思います。
実際のところ、現行のウルトラキャストデザインは上で言うところの旧ウルトラキャストデザインを踏襲しており、ニューウルトラキャストデザインはごく一部のリールにのみ受け継がれています。

ここで、最初に言った得手不得手の話になって行くんですがその前にニューウルトラキャストデザインの何が素晴らしいのか?
についてお伝えしたいと思います。


パーミングカップ側の構造。
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旧ウルトラキャストデザインはすっからかんですが、ニューウルトラキャストデザインでは金色のプレートが増設されています。

旧ウルトラキャストデザインの場合、パーミングカップ側でシャフトを支持しているのが、真ん中の小さい銀色のブッシュのみですが、

ニューウルトラキャストデザインの場合、スプールの脇に置かれた頑丈なベアリングを金色のプレートで支持しています。

ファイト時最も力がかかるスプールに近い場所で、かつ大口径のベアリングを支持しますので、ウルトラキャストデザインの弱点とされたスプールのたわみを強力に抑制します。


ハンドル側にも一工夫されています。
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ピニオンが先述のスプール脇の大口径ベアリングの中に収まり、さらにそのベアリングを周りを土手のようになってるプレートで保持。


これもスプール、シャフトのたわみ対策だけでなく、ピニオンギアがブレないのでメカへの負担減やギアボックス内への浸水予防も期待できます。



現行のアンバサダーが普通のウルトラキャストデザインに戻っているところをみると、強度的にはそれでも特に問題ないのでしょうけどね。


工業製品としてはニューウルトラキャストデザインの方が明らかに手が込んでいて、よく考えられているなあ、と好感がもてます。








とにかく。リールの堅牢性はニューウルトラキャストデザインの圧勝だと断言します。


ベアリング保持のプレートを増設していたりして、同じ4600でもニューウルトラキャストデザインのuc4600c の方がガンナーより15グラムくらい重いんですよね。

(ガンナー 270グラム、uc4600c 285グラム)










実際に投げ比べてみたわけではないのでなんとも言えませんが、理屈上はシャフトレスのウルトラキャストの方が遠投性能は良いはず。


(これについては、シャフトのたわみがパワーロスの原因となるので、たわみを抑えたニューウルトラキャストデザインが一方的に不利かといわれればなんとも言えないところですが…)






旧ウルトラキャストとニューウルトラキャストの特性を考えた時、


遠投、ライトリグ向けの旧ウルトラキャスト


ジギングや大型魚向けのニューウルトラキャスト


と住み分けさせたかったのかも知れません。



オールド愛好家の間で


「コスト高になるため、さっさとお蔵入りになった」


とまことしやかに語られていますが、これらが出たバスブーム真っ盛りの頃は、遠投やライトリグを駆使するリールこそ進んだリールだという釣り人の意識だったのかも知れません、



メーカーも数年でニューウルトラキャストデザインとか言わなくなるんですが、


その後細々とニューウルトラキャストデザインのリールはリリースされています。

6500csh(スネークヘッドスペシャル)とか、ハイスピードウィンチプラス(ジギング用)とか、

最近ですと6500ビーストなんかもこのニューウルトラキャストデザインです。


どのリールにしてもヘビーデューティ仕様ですね。


最近になってヘビーデューティが釣り人のトレンドになってますが、時代を先取りし過ぎて見向きもされなかった悲しいニューウルトラキャストデザイン。


知る人ぞ知るニューウルトラキャストデザイン。





今日はそんなお話でした。


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