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▼ 4600というリール の話
では、細部を見ていきましょうか。
左の旧ウルトラキャストデザインのスプールでは、スプールの内部にベアリングが埋め込まれていて、キャスト時はスプールだけ回ります。
ピニオンが先述のスプール脇の大口径ベアリングの中に収まり、さらにそのベアリングを周りを土手のようになってるプレートで保持。
これもスプール、シャフトのたわみ対策だけでなく、ピニオンギアがブレないのでメカへの負担減やギアボックス内への浸水予防も期待できます。
現行のアンバサダーが普通のウルトラキャストデザインに戻っているところをみると、強度的にはそれでも特に問題ないのでしょうけどね。
工業製品としてはニューウルトラキャストデザインの方が明らかに手が込んでいて、よく考えられているなあ、と好感がもてます。
とにかく。リールの堅牢性はニューウルトラキャストデザインの圧勝だと断言します。
ベアリング保持のプレートを増設していたりして、同じ4600でもニューウルトラキャストデザインのuc4600c の方がガンナーより15グラムくらい重いんですよね。
(ガンナー 270グラム、uc4600c 285グラム)
実際に投げ比べてみたわけではないのでなんとも言えませんが、理屈上はシャフトレスのウルトラキャストの方が遠投性能は良いはず。
(これについては、シャフトのたわみがパワーロスの原因となるので、たわみを抑えたニューウルトラキャストデザインが一方的に不利かといわれればなんとも言えないところですが…)
旧ウルトラキャストとニューウルトラキャストの特性を考えた時、
遠投、ライトリグ向けの旧ウルトラキャスト
ジギングや大型魚向けのニューウルトラキャスト
と住み分けさせたかったのかも知れません。
オールド愛好家の間で
「コスト高になるため、さっさとお蔵入りになった」
とまことしやかに語られていますが、これらが出たバスブーム真っ盛りの頃は、遠投やライトリグを駆使するリールこそ進んだリールだという釣り人の意識だったのかも知れません、
メーカーも数年でニューウルトラキャストデザインとか言わなくなるんですが、
その後細々とニューウルトラキャストデザインのリールはリリースされています。
6500csh(スネークヘッドスペシャル)とか、ハイスピードウィンチプラス(ジギング用)とか、
最近ですと6500ビーストなんかもこのニューウルトラキャストデザインです。
どのリールにしてもヘビーデューティ仕様ですね。
最近になってヘビーデューティが釣り人のトレンドになってますが、時代を先取りし過ぎて見向きもされなかった悲しいニューウルトラキャストデザイン。
知る人ぞ知るニューウルトラキャストデザイン。
今日はそんなお話でした。
- 2020年6月19日
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