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金森 健太

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清流鱸を追って40


さて、秋も深まり冬の足音が聞こえ始めましたね。

地元河川の落ち鮎鱸も最盛期を迎える筈…が、急激な冷え込みにより不調気味な今シーズン。そんな中好調に釣果を上げていたのはシーバス仲間のKさん&Mさん。

例年の落ち鮎ポイントではどうも気配が薄く、あっても誤爆が1回…全くのノーバイトの日も珍しくない。そうこうしている内に深夜の気温は10℃を下回るようになってきた。この川の鱸は水温が16℃を切ると海に帰ろうと降下を始める、今季はもう終わったか、、、。

「終わり」を確かめに行こう。

というわけで

Kさん&Mさんが最近釣果を上げているとあるポイントに入ってみることに。ここで釣れなければ、完全に終わったということになるだろう。

そこはとある橋の下。流れの緩やかなシャローフラットで、ちらほらと落ち鮎の流下も見られる。時折大きな魚が水面を破る、鱸のボイルか、それとも、、、。

先ずは橋の下流に立ち、カゲロウ155F改をアップにキャスト。暗部から明部にテンションフリーで流していく。

そしてクロス、ダウンと流してみたが…反応はない。

やはり終わったか…いや、まだ橋脚裏のブレイクを撃っていない。橋脚裏にキャストが届く位置まで行こうとしたその時、突如背後でガサガサと草をかき分ける音が。

く…熊!?

いや、さすがにこんな市街地には出ないよな、、、

すると

「こんばんはー」

…Kさんだった(^_^;)

「どうですか?」
「ダメっすねー。ただまだ橋脚撃ってないんで、そこなら出るかもです」

というわけで、先ずはKさんがそのピンを撃つことに。

「出るとしたらそこだと思うんですけどねー」
「ですよねー、あ、食った」

……orz

Kさんのロッドが大きく曲がり、鏡のような水面が激しいエラ洗いで炸裂する。

「結構デカそう…手前にストラクチャー入ってるんで気をつけて」

やがて、水面に獲物が姿を見せる。

「ランディングしますね、こっち寄せて…よっしゃ」

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秋らしい、極太な一本。

先に釣られてしまったが、これでまだ鱸が落ちていないことが証明された。

この後私が橋脚裏を撃ってみたが反応はなく、橋の上流に移動。

カゲロウ155F改をややダウンにキャスト、橋脚の側面を撫でるように流してみる。

ラインが張り、ルアーの向きが変わる。回収しようと巻き始めたその時

ドン

左手に襲いかかる衝撃、咄嗟にフッキング、掛かった…!

奴がゆっくりと、重く首を振る。エラ洗いせず首を振る引き、こいつはデカい…!

奴が流れに乗って走り出す、しかし橋脚際、ラインは出せない…。

力ずくで巻き、橋脚から引き剥がす。なんとか橋脚から引き剥がすことはできたが、ここは手前にもストラクチャーがある。巻かれたらアウトだ。

ドラグはフルロック、アーリー105の粘り強いブランクを信じてひたすらゴリ巻きで寄せる。

手前まで寄せることはできたが、奴は更に強烈なダッシュで抵抗、その直後、ラインが何かに擦れる感触。ヤバい…!

腰上までウェーディングしている状況、回り込むことは不可能だ。一か八かでロッドを天に突き上げそのまま無理矢理巻き上げて引き剥がす。

擦れる感触は消えない…今度はテンションを緩めて、ストラクチャーから離れた隙に一気に巻いて引き剥がす。

やっと擦れる感触が消えた。そして…奴は暗い水面に鈍い閃光を放った。

……あれ?

…なんか小さくない?

その引き方からモンスターサイズを確信していたのだが…

しかし、それでも決して小さい訳ではない。しかもラインとリーダーはかなりのダメージを負っているだろう。慎重に寄せて、ランディングネットへ。

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とりあえず物持ち
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75cm、白銀に輝く魚体が美しい…が

「嘘やろー、確実にランカーやと思ったのに」

なんだか複雑な気持ち(^_^;)

しかしこれで二人共ボウズを回避できて一安心。

この後も二人で周辺を撃ってみたが反応はなく、23時半にこの日の釣りを終えた。

【使用タックル】

ロッド/ヤマガブランクス・アーリー105MMHB
リール/シマノ・14カルカッタコンクエスト200
ライン/DUEL・hardcoreX8 2号
リーダー/VARIVAS・VEPショックリーダーナイロン22lb
スナップ/fishing fighters・鉄腕スーパーSUSスナップ#0
ヒットルアー/bassday・ハーデス127F、megabass・カゲロウ155F改

この日の後、数回地元河川の各ポイントを回ってみたがこれ以降鱸に出逢うことはできず、今季の清流鱸は終了となった。今季は仕事が忙しく釣行回数が激減してしまったが、それでも素晴らしいコンディションの清流鱸たちに出逢うことができた。また来年も、この川で清流鱸を追うことができることを願ってやまない。

鮎と共に川を遡り、鮎と共に海へ帰る清流鱸たち。このサイクルが、未来永劫続きますように。



さて、ログのネタが溜まってきたからそっちも書かねば。というわけで次回は「遠州オオニベチャレンジ」です。

最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m










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