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96ナビ 4000XTの話

前日某中古釣具店で売られていたジャンクコンディションの96ナビ4000XT

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何を隠そう私この時代のシマノスピニングリール 大好き侍。

特にツインパワーxt は未だもって現役で愛用しております。
だって壊れないんだもん…


95-96のシマノの汎用スピニングリール はステラを頂点として

95ステラ 59600円
95ツインパワーxt  28900円
95バイオマスターxt 15200円
95アルテグラxt 10000円

96ナビxt 8500円
96エアレックスxt 6600円
(ホリデースピン)

という序列がありました。(値段は4000番)

パーツの材質、精度、内部構造で値段(序列)が決まっています。

ステラはフラッグシップだけあり、内部構造が全く違います。
この構造は98世代のツインパワー以下に継承されるわけですが、新しい構造や特性はフラッグシップで先行して発表して、世代交代の際に下位機種に下げ渡していくという流れがこの時代から見られる訳です。

あと、大きく違いのある部分は各パーツの材質と精度でしょうか。

ギアに関して言うと、ステラは初代から一貫してアルミ系合金ですが、ツインパワー以下は長らく亜鉛でした。

95ステラのギアが2000円
95ツインパワーのギアが500円です。

値段でみると明らかですね…


まあ、亜鉛ギアって、柔らかいので巻き心地という点においては悪く無いんですよね。
重いけど。




あとは、内部構造に目を向けると

ステラ、ツインパワー、バイオマスター、アルテグラはウォームシャフトを使ったいかにもシマノっぽいオシュレーション機構ですが、

ナビ、エアレックスは昔ながらのギア式のオシュレーションです。

個人的な印象ですが、
このオシュレーション機構の違いにナビとアルテグラの間に明確な線引きをしていると感じます。

シマノ的には、ルアー釣りやるなら、アルテグラ以上推奨!

みたいな。

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ギア方式悪いとは思わないんですけどね。

一般的に、ウォームシャフト方式より衝撃に強いと言われていますし、
この時代のシマノスピニングリールはパーツ精度に物を言わせて慣性でヌルヌル回すことに命をかけているので、このサイズになると正直ウォームシャフト方式だろうがギア方式だろうが大して差があるとは思いません。

1000.2000番ぐらいだとウォームシャフト方式やっぱすげえな。

ってなりますが。

















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マレーシア製。

一瞬でガタが来るワンタッチハンドル(諸悪の根源)

話が逸れますが、95年時点でワンタッチハンドル以外の選択肢もあったはずなんです。

ステラ、ツインパワーの4000Hに採用されているマシンカットハンドルしかり

89ツインパワーGTXのスクリューロック式ハンドルしかり

ワンタッチハンドルを頑なに採用し続けたのは数少ない失策でしょう。


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供回り式

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キャップ用のネジは切っていないので増設は不可です。

また、ボトムを保護するカバー的なパーツはありません。サイドプレートの飾りはかっこいいですが、これつけるくらいならボトムにカバー的なパーツを足して欲しかった。

値段的にボロったら買い換えなさいってことなんでしょうか。




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嬉しい誤算。


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ツインパワーxt とスプール互換あり。
ノブごと交換必要ではありますが。



総評としては、実用機としては十分な性能ですね。

このサイズだと海のサビキ、ぶっ込み。
ルアーも全然こなせるでしょう。



ナビという機種は03を最後に姿を消しますが、
立ち位置的には今のナスキーに譲っている模様。

そういえばナスキーもウォームシャフト方式ではなくギア式ですね。



エントリーモデルのエリートといったところでしょうか。

(あるいはもう少しお金を出して、ミドルクラスを買ったらどうや?っていう悪魔の囁きを幻聴しそうなモデルでもある)



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