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アンバサダー 4601c ガンナーを4501にコンバートする話

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バス釣りブームのおかげで日本国内で大いに流通したアンバサダー4601cガンナー

構造的に完成しちゃった感があるリールです。

構造は現行品とほとんど変わりません。

・コグホイールがeリングで止めてる
・クラッチアームが旧式のバネ付き

位じゃないですかね。


さて、
個人的に4601よりも4501が好きなのでコンバートしていきます。



コンバートには小加工が二箇所とパーツが一つ(リリーストリガー左用21869)必要になります。
(※右巻きだとリリーストリガー右用20671)





加工一箇所目
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サムバーの動きをリンクアームリベテッド20685に伝える突起。

この突起をペンチでひっこぬきます。


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これで、サムバーがスカスカになります。
棒を元に戻したらまたサムバーの機能が復活するので可逆的な加工です。

見た目を追求するのなら、サムバーを破壊して取り外すかフレームのカシメを外してサムバーを抜くかになります。

破壊すれば元には戻せないし、カシメを外すのは技術的に難易度が高いので自分はこの方法でやってます。




この棒を残しておけばサムバーと、リリーストリガーの両方でクラッチを運用することも可能っちゃ可能ですが、クラッチが重くなるので個人的には無しです。

ちなみに、サムバー式とリリーストリガー式ではブレーキプレートが違います。

リリーストリガー用のブレーキプレートは、この棒が通る穴が空いていません。
ので、例えば5501c3のハンドル側一式を4601のフレームにポン付けすることはできません。






左が4500右が4601
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リリーストリガーを組み込むだけです。






加工二箇所目。
サイドカップにリリーストリガーが通る穴を開けます。
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4601に穴を開ける場合、鏡写しとなる4500の穴の位置を参考にしてマーキングします。

あとはヤスリで過不足なく削るだけ。

削りすぎはトリガーがグラグラするので少しずつ慎重にいきましょう。




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こんな感じ。




ついでにメカも見ておく。
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ギアの歯が欠けている。

これだからアルミは…!(憤怒)

別の個体からギアを強奪しておきます。













とりま組み上げてこんな感じ。
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サムバーはグラグラなんですが、実際にはあまり気になりません。

やっぱりアンバサダーといえばリリーストリガー(プッシュボタン)だよなあ

っていうお話。



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