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村岡昌憲
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▼ サバ
- ジャンル:日記/一般
右を見ても左を見ても視界は全てサバだった。
鮮度抜群。体は虹色に光り、金色の輝きを放つ。
そしてあのサバ臭さ。
ああ、旨そう、と思ったのは最初の10分だけ。
なにしろ、においのレベルが半端ない。ドリアン4つ分?
サバを捌いた後、内蔵のあった場所に鼻をつけて呼吸をしているような感じ。
そう、ここはサバの加工場。そりゃ従業員は1週間で辞めるだろう。
帰りの新幹線。
サバのにおいを全身に溜め込んで、まさに歩くサバと貸した僕は数分で車内にサバ臭を充満させたようだ。
車内に入ってくる人の人間観察が面白い。
入るなり、眉をしかめる人。
入るなり、鼻の穴を大きく広げる人。
みんな不快そうだ。
ほんとにすまん。俺が悪いんだ。しかも、禁煙車だし。
後ろの営業職らしき男女が話してた。
男「なんか生くさいにおいがするね。」
女「ええ、さっきからにおいがする。」
男「何だろう。魚??」
女「そうですね・・・・サバとか?」
男「はっはは」
僕は人差し指を立ててピンポーンと心の中でつぶやいた。
この仕事はこんな辛い気持ちをしっかりと体験することが重要。
毎日勤めに出る度に歩くサバとなって帰ってくるお父さんがこの世にいるのだ。
きっとその子供は学校でサバとかあだ名が付けられてて、いじめられて・・。
そんなことは許さない。
僕は極めて自分勝手な使命感に沸々と燃えた。
そしてその脱臭コンサルタントを引き受ける決意を固めたのだった。
でも、サバは当分いいって感じ。
- 2002年1月18日
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