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村岡昌憲

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惑星直列 ~その瞬間、海で~

待ち続けた男達の物語

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太陽系の惑星が並んでいる。



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画像元 ROCKET NEWS 24



先々週から始まった惑星直列。

昔から、惑星直列は地球の変動のきっかけとなるという話があるが、その真偽はわからない。

が、海の満ち引きはご存じの通り、太陽と月の影響によって海の水が重量に引っ張られて動くことから生じている。

地球に及ぼす引力は月と太陽だけではない。

実は金星や火星も地球の潮汐にわずかであるが影響を及ぼしている。

今回は、水星、金星、火星、木星、土星、天王星と我が地球。

その惑星直列にくわえ、地球に最も引力を与えるもの、月がさらに直列する瞬間。

それが8月27日午後12時20分。(僕の予想)





敬愛するジョナサンケイナーはこう言う。

「あなたが急いで事態を収拾しようとするのも無理はありません。問題の根本的な原因をわきまえることなく、解決策を実行したら事態はますます悪化するだけでしょう。」

ちなみに僕はさそり座で、このブログを書いているときの先週の予報である。



前の夕方、西の空に金星と火星と水星が輝く中で、色々と考えた。

人と人は出会った瞬間から別れが始まる。

死ぬまで別れないやつもいる一方で、そのまま生き別れになるヤツも多い。

だけど、そんな中にも再会するヤツもいる。

前とは同じ気持ちになれないけど、新しいその関係がまた心地よくなったりもする。

出会った頃まで遡り、昔話をしながらその時その時の想いを伝え合えたんだと思う。


色々とあった関係。そういうのもいい。

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そして、夜明けを迎える。

ここ数週間の過労が呼んだのか、風邪を引いてしまう。

空きっ腹にジキニンを放り込み、足早に家を出た。




マリーナのボートに集まったいつもの釣り仲間、そして古い釣り仲間。

みんな、この日を待っていた。

そう、惑星が並び、さらに月と太陽が地球を挟んで正対する瞬間を。



異変は海の中にも鳥たちにも伝わっているようだった。

そして、お台場前の航路を走る僕らもすぐに異変に気付く。

おびただしい数の鳥。

ふと魚探に目をやると、上からそこまで真っ赤な反応。

「なんだ?」

骨ツナギが声には出さないが、そのような質問を目で投げかけてくる。

「これはイワシです。サイズは5センチ。昨日もいました。」

僕が答える前に、僕の後ろにいたダンプが答える。

鳥たちは航路を出るに従い、海面を離れ、上空を飛びながら、何かの時を待っている。

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「待っているものは俺たちと同じなんだろうな」

道と名乗る男がつぶやき、そして遠くを見つめて煙草に火を付けた。







「はぁはぁ、もう待ってらんねぇぜ。俺にやらせろ。」

骨ツナギが、飲み干したワンカップの瓶を足元に投げ捨て、ロッドを手にとってキャストを始める。





「まだ早い!早まっちゃいけねぇ。」

僕の制止も聞かず、次のキャストをした骨ツナギのロッドが弧を描く。




「来たぜっ!来たっ!!」

ドラグを鳴らしながら船縁で壮絶なファイトが始まる。

そして、タモに入る。




「うへへへへ、マゴチだぜ!」
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「だ、ダメだ、もう我慢できねぇ。次は俺にやらせてくれ。」

と、yoochiがキャストを始めるのをきっかけに、船中全員がキャストを始めてしまう。








脳裏に浮かんだのは、ある日のジョナサンの言葉。

「早まってはいけません。来るべき時が待てないものは、その来るべき時すら知ることができずに全てを失うでしょう。来月、あなたは大きなチャンスを手にします。決して早まらず冷静にチャンスを待ってください。」










「ぐふふふはぁ! 来たよ!」

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「すげぇ。たまんないぜ!」
とyoochi







「ちくしょー。もはやここまでか。どうにでもなれっ!」

そう、僕も叫びながらキャストを始める。




そしてマールアミーゴを引ったくっていくスズキ。

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「こんなすげぇんじゃ、その時が来たらどうなるんだ。」

yoochiが飢えた獣の様な目でニタニタと笑いながら誰にでもなく話している。





「うへへ、今日は楽しませてもらうからなぁ。」

骨ツナギは、まるで美女が部屋のドアの向こうで待っているかのような笑みを迎えて、次のワンカップに手を伸ばす。



「うへへへへ」
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「いいのかなぁ、こんな良い思いさせてもらっていいのかなぁ。」

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と、ロッドが曲がっているときでも謙虚な道。








「うへへへへへへへえへへへへへへっへへへえへえ。」
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「うーん、カレイがいっぱいいそうな潮ですねぇ。」とダンプ

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「おおおお!おおお!」



一際大きなうめき声に、一同が振り返る。

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最後まで沈黙を守っていた男。







爆速Nov氏だ
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連発!

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僕も負けじと大型。
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と、船中バクバクの展開。



50HITほどいったか?というところで







「そろそろ、時間じゃねぇのか?」






時計を見ると、正午を10分過ぎたところ。

その時は10分後だ。






全員がキャストをやめて無言で海面を眺めていた。





鳥が僕らの周りを飛びかう。




鳥が海面に突っ込んでいく様は、360度、ほぼ見渡す限り。





辺り一面、すごい数のイワシとスズキと鳥がいる。



多すぎて一ヶ所に固まっていない。



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だけど、誰もキャストするでもなく、その鳥山を眺めていた。








「時間だ」

時計を見ていたダンプがつぶやき、顔を上げた。






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しーん


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「あれ?」







「何も起きない・・・。」







「そんな・・・。」








膝から崩れ落ちて、海面に突き刺す鳥を眺める一同。














「来た!」





いつの間にか投げていたこの男が、かます。



「でかい!こりゃすげぇぞ!」



叫んだのはNov!

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すぐさま僕が察して、道に指示を出す。




「でかいぞ、タモの準備だ!」









誰もがそこに期待をした。







全てのメンバーがずっと前から今日の日を待っていた。

あるものは会社を休み、あるものは会社をさぼり、あるものは徹夜で仕事を仕上げてきた。

あるものはクビを覚悟で情報の入手に動き回り、あるものは爆釣速報の更新をさぼってきた。

何人かは、妻子と別れる覚悟で家を出た。





みんなそれぞれの想いでこの日を待っていたのだ。






そして






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フッコだったけど、良い笑顔なんでまあいっか。













熱い夏の、ある夢を追いかけた熱い男達の物語

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防水バッグ制作中
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