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ミリオネアSW 203L の話

先日購入したジャンクコンディションのミリオネアSW203L

商品説明

  • オイル仕様CRBBを5個、外調整マグダイヤルEASを搭載
  • 95mmロングパワーハンドルタイプ

商品詳細

  • ギア比:6.3:1
  • 最ドラグ力:5kg
  • 自重:295g
  • 巻取り長さ:74cm(ハンドル1回転あたり)
  • ボールベアリング数:7個(CRBは5個使用)
  • ローラーベアリング数:1個
  • 糸巻量(TD SWライン):14lb-150m、16lb-125m、20lb-90m

バイヤーオススメコメント

十分なラインキャパでシーバスのベイトキャスティングや、ヘビーテキサススタイルでのロックフィッシュフィッシング等幅広く対応します。ミリオネア200番台で初のEAS(外調整マグダイアル)を搭載し、スプール周りのベアリングはオイル仕様CRBBで防錆性は保ちながらスプールの回転性はバツグンです。


とのこと。

ミリオネアcv-x250(ギア比6.3。無印の200はギア比5です)に外調整マグダイヤル搭載した機種という認識でよろしいかと。

厳密にいうとハンドル側サイドプレートがcv-zお少し構造がちがう。




記憶違いなら申し訳ないが、ミリオネア200番で外調整マグダイヤルがあるのはこいつだけだった気がする。




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なかなか攻めたカラーリングである。
嫌いじゃない。




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これが他のミリオネアcv-zと違うところ。
従来のミリオネアはボディ内側(スプール方向から)のスクリューでハンドル側のサイドプレートを留めているので、いわゆるスクリューレスってやつなのですが、SWは潔くボディ外側からブリッジスクリューで留めています。

個人的には分解が楽で好ましいと思うんですが、多分コストカット的なアレなんでしょうね。

似たような立ち位置のベイキャスティングスペシャルはcv-zベースです。





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SWの目玉。外部調整マグダイヤルです。

めっちゃ動かしにくい。

初代モラムといい、この手の外部調整マグダイヤルは使いにくくする決まりでもあるのか…?


不意に調整がかわらないようにわざと使いにくくしているっていう嘘かホントかわからない話もありますが…

個人的には無しよりの無しです。




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時代を感じるv字スプール。




届いた時点で割と重症な巻き心地でしたが、
早速中を見てみましょう。








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うわあ…(大歓喜)


こういうの待ってた。



塩ガミ落とすの大好きです。











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ソルト仕様といいつつこの時代の防水技術はたかが知れてますからね。

手入れを怠ると当然こうなります。









最初はとにかく温水と食器洗剤でごしごし洗います。






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目立った汚れは落としましたが、腐食がところどころ見られます。

そしてベアリングは軒並み固着して外れません。
油だけさしてお茶を濁しておきます。

意外となんとかなります。




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パーツクリーナーどぶ漬け洗浄。

細かい汚れは残ってますが、使って、バラしてしているうちにきれいになるので今日はそこまで深追いせず。







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洗浄だけだと、クラッチの不調は治らず。

この時代のダイワあるあるなんだけど、クラッチの戻りが悪くなる症状が頻発します。

シマノはクラッチ浅押しからのハンドル空転症状が頻発しますが、ダイワはこのハンドル回してもクラッチが戻らない症状が頻発します。

最近のはどうなってるのかまだわかりませんが、10年くらいしたらどうなってるでしょうね。


どっちの症状にしてもパーツの摩耗が主因なので、パーツを新しくしたらだいたい治ります。

しかし、10年もすればパーツ供給がなくなる…

これについてはあまりメーカーを責める気にはなりませんが、ユーザーとしたら気に入ったリールのパーツは供給があるうちに買い込んでおくといった予防策が求められますね。





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巻きは大層軽やかになりました。

少しぐらいベアリング錆びてても意外と気にならないもんです。

純正の95ミリストレートハンドルも趣があってよろしいのですが、リテナーが付いていなかったのでべつのハンドルをつけておきます。


ダイワのハンドルナットリテナーはプラスチック製で爪がすぐ折れてダメになるので有名です。


デザイン自体は悪くないんですけどね。



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