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ダイワ パンチ1500

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あ、間違えた。






こっちです。
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ダイワの古い古いスピニングリール 、パンチです。

連休中やる事がないので一つ整備でもしてやろうかと引っ張りだしました。


1960年代、大和精工(現グローブガイド)が稲村製作所というリールメーカーを吸収合併した後に、同製作所の看板商品であったロディというスピニングリール を引き継ぐ形でリリースしたのがパンチというシリーズのスピニングリール です。

アウトスプールのスピニングリール が出始めの頃ですので、それなりに人気を博し、広く普及したんじゃないかなと想像します。

なにせ私の生まれる遥か昔の話なんで、その辺の事情はよくわかりません。


さて、今回のリールですが、

パンチ1500。


いわゆる第二世代のパンチで、1969年発売。

わずか二年で代替わりしてるので、短命モデル…?


ベアリングはゼロ

ハンドル軸は、現在のダイワと同じ径の六角(しかし軸が長すぎるので、今のリールには使えません。反対側から飛び出します)

オシュレーティングプレート

一応これもハイポイドフェースギア、なのかな?

亜鉛のダイカストに恐らくブラスのハンドルシャフトを収める部分が刺さっています。

大森製作所もそうですが、一体鋳型でないのはポイントが高い。

不満がないではないですが…

これは後述


買った時はびっくりするくらい回転が重かった

ベアリングの入ってないオールドリールの巻が重い時、何が考えられるか


・グリスの固着

・メインシャフトの錆、固着

・メインギア、オシュレート、ピニンオの錆、固着


あと意外と多いのが、部品の組違い


どうにも治しにくいのが、フレーム、シャフトの変形。これはなかなかどうにも出来ない。


兎にも角にもバラして部品を磨いてみてから考える。



とりあえずパカっ

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グリスべったり。

メインギアが右側プレートにくっついてくる。

嫌な予感…


…やっぱりプレートからギアが抜けなくなっていました。


今のリールと違って、ベアリングを介さず直接フレームとギアが接触するので、ここが固着すると回転に直結します。


ここはテクニックの出番。

……

あれをこうして、ああして…



あれっ


ぜんぜん開かねーぞ…











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外れました

人間最後にモノを言うのはパワーですね。(筋肉スマイル)




写真は超細目のサンドペーパーでかるく研磨した後。本当はピカールで磨きたかったけど、ピカール紛失してたので断念。


残りのパーツ類もよく磨きます。

特にシャフトの表面にぐりすが固着してたので念入りに磨きます。


ベアリングが入ってない分、部品の研磨が肝ですね。


組み上げ。

ダイワのリールなのに、シマノ純正リールグリスを使ってグリスアップする。


神をも恐れぬ冒涜的な所業です。


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良いですね。

回転も非常にスムーズ。

しかし、部品同士の精度はまだまだ時代を感じますね。


まあこれくらいアバウトな方が、長く使えるのかもしれませんが。


あと、先に少し触れた(おそらく)ブラス製のハンドル軸受けのシャフトについて。


現在のリールだと、まず確実にここにベアリングが入っているので軸受けのシャフトとフレームが直接接触することはありません。


このパンチを始め、昔のリールはシャフトが直接フレームと摩擦しながら回転する構造になっています。


そのこと自体は別に良いんですが、硬度の違う金属を摩擦させ続ければ、弱い方の金属は少しずつ、確実に磨耗します。


パンチの場合、軸はブラスでフレームがアルミになりますので、長く使っていけばたぶんアルミのフレームが削れるんじゃないかなあと。


まあ元々ゆとりのある(好意的解釈)設計をしているので、多少部品が磨耗しても全体のバランスが大きく崩れることはないし、むしろパーツ同士の当たりがついて一見機関がスムーズになったように感じるかもしれません。

その辺も込みでの70年代クオリティ


兎にも角にも、昔のリールをバラすと色んな発見があって楽しくて辞められません。


個人的にリーリング時にカリカリ言うリールを実釣に使うつもりは今のところないので、棚の肥やしではありますが…




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