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ヒラメのベイトを調査しました。

  • ジャンル:ニュース
自分はヒラメのベイトはイワシだけだと言っているのですが、実際のところヒラメの腹にはどんなものが入っているのか?

自分のデータからまず検証してみました。

自分が今まで捌いてきたヒラメは75枚。

このうちカタクチイワシは20枚強入っていました。(シラス含む)
(この写真もしかしたらイナダだったかも。)

マイワシは2匹でした。意外に少ない。
ヒラメ68cmに入っていた


半数以上のヒラメは、空胃と言って何も入っていないことが多かったです。

これには諸説あり、
・産卵中は食べない
・ファイト中に吐いてしまう
という説があります。


自分が釣ったヒラメにイワシ以外のベイトが入っていた回数は2回。

まず3月の終わりのハク。

あと写真を紛失してしまったが小鯖が一回。


自分の目の前でさばいてもらった座布団ヒラメに入っていたのはセイゴとカタクチ。



今年は几帳面にもツイッターや知り合いに聞いてヒラメに入っていたベイトを集計しているのですが、現在ヒラメにベイトが入っていた枚数20枚に対してカタクチが17枚、カタクチシラスとハクが1枚、ハクだけが1枚、豆アジが1枚です。


自分の大雑把な調査だとこのような結果ですが、論文や研究者の調査だとどのようになっているのかというと、仙台湾ではヒラメのベイトに結論が出ています。

大震災で原発がメルトダウンした影響で放射性物質が海に流れ出したのでその放射性物質を計測するとヒラメが何を食べていたか分かる、という研究がされていました。

それによるとヒラメのベイトは約7割がカタクチ、約3割がイカナゴとの事です。

データの考察は今まで散々書いてきたので割愛。


ここで恐らくヒラメのベイトの論文のデータを探される方がいらっしゃると思うので、一番先に出てくるヒラメの幼魚期の食性について書いておきます。

ヒラメの小さい時の食性というのはハッキリしていて、小さいうちはアミ類を食べていて10cmくらいになると魚食性が高まって小魚を食べるようになります。

そのときに食べている小魚で一番多いのはカタクチシラスで8割くらいです。

以上のように、ヒラメのベイトはほとんどがカタクチイワシという事が分かります。

自分はこのデータを見て、ヒラメはシーバスのように色んなベイトに着いて複雑なパターンがあるような魚ではなく、青物のようにイワシをメインベイトとして季節回遊する魚なのかなぁという気がしました。

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