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拝啓、ヌーチー様、キビレーヌ様 その1

どうも、昨日ずぶ濡れになりながらゴミ拾いをしていたせいか、妙に倦怠感と頭痛があり、風邪をひいたかな?なネコ助です。
(※面倒臭くてレインウェアを着用しなかった罰、コロナではありませんでした。


さて、最近関東方面でもルアーでチヌ(黒鯛)やキビレを狙う「チニング」が注目されているとの事で、年間の釣果数ではシーバスよりチヌが倍近く多い、不肖「ねこヒゲ」がこれからチニングを始めようかと考えておられるチニング初心者の皆様へ、役に立つのか立たないのか、本人でもよく解らない情報の数々をこれから数回に分けて記載していきたいと思います。


チニングとは
そもそも〝チニング〟とは、黒鯛系のサカナをルアーを使用して釣る事の総称で
黒鯛
全体的に黒く、ヒレの先端部も黒いのが黒鯛(チヌ)



キビレ

黒鯛とそっくりだが、ヒレの先端が黄色いものがキビレ

がターゲットとなり、使用するルアーも、ホグ系のソフトルアーからポッパーなどのハードルアーと多岐に渡ります。
また、垂直護岸や堤防でホグ系ソフトルアーを使用した、本来であれば活きたイガイやカニを使用した〝落とし込み釣り〟釣りを行う事も最近は呼ばれるようです。
(以前は〝落とし込み〟は含んでいなかった記憶あり)
主なフィールドは河口といった汽水域をはじめ、港湾部、ゴロタ浜、砂利浜、キビレに至ってはシーバスやボラが侵入できる淡水域の場所にも入り込んでいますし、黒鯛では磯の浅場からも狙う事ができます。(磯でのチニングは、ボトムを引く釣り方は根掛かり多発の観点から避けた方が良いですが)


狙い方
年間を通して狙う事が出来き、基本はソフトワームを使用したボトムのズル引き、バイブレーションを使用した中・低層を引いてくる狙い方、梅雨時期から10月終盤頃の水温が22度を超える時期になるとトップウォーターを使用したゲームが構築できます。
チヌもキビレも、垂直護岸では一定の場所でじっと餌を待ち構えるている傾向が強いようですが、それ以外の場所では一定の場所に留まらず、エサを求めて回遊している事が経験から多いと考えます。
また、シーバス同様沈み根といったストラクチャーの際(影や流れの中では下流)に潜み、駆け上がりや段差の際に居る事が多く、そこからボトムを這うカニやシャコ、ハゼ類から表・中層を泳ぐイワシ等のサカナを狙っているようです。
個人的な感覚ですが、河口域や港湾部では水深2〜3mの場所に多く居て、垂直護岸でも、深くて水深6m前後の場所でしか釣った事が無いため、捕食するベイトの関係で浅場を好み、浅場では〝横の釣り〟、垂直護岸では〝縦の釣り〟が主な狙い方になります。
シーバス同様に岸壁を水平にレンジを刻みながら狙うのもアリです。


ゲーム性として
〝チニング〟としてカテゴライズされるまでは、どちらかと言うとシーバスの外道的な印象を持たれていたようですが、引き味はすこぶる良く、体高もある事からサイズ以上のファイトを楽しむ事ができます。
実際、〝歳無し〟と呼ばれる50cmを超える個体はかなり賢く、エサを使用した落とし込みでも水中の護岸の形と潮を読み、自身の姿を水面に見せず、足音にも気を付けるといった風に、初心者には簡単に釣れてくれるものではありませんでした。
しかし、ルアーを使用すると意外とアッサリと釣れてしまった経験から、チヌが持つ闘争心に火をつけ易いのもルアーを使用する事の特徴のように感じます。


使用するタックル
投げるルアーのウエイトが10g前後が多い事から、スピニングタックルの場合7ft〜10ftまでのロッドが使用でき、バスロッドからシーバスロッドのML〜Mクラスまでが使用できます。
ベイトタックルも同様に、キャストするルアーのウエイトから長くても8ftまでが使いやすいです。
ただ
これからチニングをはじめようとする方にオススメするならチニング専用ロッドより、シーバスで使用するような9ft、Mクラスのスピニングロッドがベストです。
ハードルアーを使用した河川・港湾部のストラクチャーのピン打ちなら8ft前後が使いやすいです。
しかし、河口部等岩が点在するような場所を底を引くような使い方では、8ft以下の短いロッドで遠くに投げると、ラインの張り方では岩に引っかかりやすく、また、MLのように穂先が柔らかいとスタックしやすくなります。
主に使用する場所にもよるかもしれませんが、根掛かり回避の観点から、慣れないうちはシーバスタックルを使用してのチニングをされた方が良いでしょう。
ラインについても同様で、雑誌等では「PE0.6号、リーダー12lb」と記載されていますが、
ボトム付近を引いてくる訳ですから最初のうちは
可能な限り太くして下さい。
0.6号では何かの弾みで簡単に切れてしまいます。
私も実際、場所によって0.8号から1.5号までを使い分けており、初心者に勧めるなら
PE1号、リーダー20lb
が無難に感じます。


〜ルアー編に続く〜

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