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村岡昌憲
東京都
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▼ 正しさの中に
- ジャンル:日記/一般
あなたは正しい。だけど正しい中にいるから私を理解できない。
と言われてショックを受けたのが7月のことだったか。彼女がまた東京に戻ってきた。大善の愛こその正しい意見と小善の愛こその正しい意見。このことについて僕はどうしてもそれを伝えなければならなかった。今僕があなたに手助けをすれば、あなたはこの冬は生きられる。だけどそれで野生を失い牙が鈍った状態で春が来たらあなたは生きていけるのか?だから僕はあなたを助けない。あなたが本当に大切だから助けないのだ、と。
生きていくことは辛いことの連続でそこから逃げたものの将来は決して光り輝くものではない。僕は長崎でそれを学んだ。冬の間、毎日僕からソーセージをもらえた猫は今果たして自分で自分の腹を満たすことができるのか。中途半端な小善の愛はかえって残酷だ。大善の愛は一見すれば冷酷だ。だけどそれこそが正しいのだ。
目の前の小さな快楽に目を奪われて先が見えなくなって苦しんでいる人間がたくさんいる。可能性を持っているのにその可能性に気づかない人間がたくさんいる。
東京駅。
光り輝く目でカンパをねだる無賃旅行の若者のギターケースに100円を放り込む勇気すら無い。その将来を疑わない希望の目に僕は気圧された。なのに、地下街に雑魚寝する浮浪者の帽子に僕はそっと100円玉を投げ込むのである。そこに大善の愛はないのだろう。冷酷にできない自分の甘さなのか、単に優越感の域を出ていないのか。
小善の愛で物事を見られる人が羨ましい。
将来を考えずに純粋な愛で今を助けてあげられたらどんなに楽なことか。
僕にはどうしても先が見えてしまう。
だから・・・だけど・・・
正しさの中からは届かないものがあるのか。
- 2003年9月2日
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