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村岡昌憲

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夢追う人よ

  • ジャンル:日記/一般

僕にはいつも自分が進もうとする道を、その道の先でおいでおいでと見せてくれる人がいる。これが実は僕の一番の強みなのではないかと。

道を見失えば新たに道が示され、その道の途方もない長さに、ふと疲れ歩みを止めれば、更に先の世界を見せ刺激してくれる人がいる。そんな人達によっていつも上昇志向や向上心を刺激されながら、僕は今日も道を走る。

土曜日は仲間と31ftのクルーザーでクルージング。キャプテンは自分である。湾奥のマリーナを朝に出て、昼には富浦に到着。船上で鉄板焼きを楽しんだ後、のんびりと釣りや昼寝をし、夜は横浜のタイクーンでアジア料理とたらふく食べ、東京湾の夜景を見ながらのんびりと帰った。

こう書くと聞こえはいいが、この船は借りたものである。この船を僕に快く貸してくれる人がいて、僕はそれで突き抜ける様な青空の下、仲間と楽しい一日を過ごすことができた。そんな環境に感謝の心を持ちつつも僕はいちまつの嫉妬心を感じずにいられない。自分の中のほとばしる上昇志向が強烈な心拍音にも似たリズムでうずき、その環境を我が手へと欲させる。

この環境が欲しいといつしか強く思う様になった。日本中、いや世界中を冒険してみたいと思う。そして同時に色々な魚を釣ってみたいと。
幸い、自分には世界最高の仲間がいる。そんな冒険心に満ちた遊びの中で時として巡り会う素晴らしい景色や瞬間を至高の時へと変えるものが何なのかがよく解っている仲間がいる。

マリーナって場所は面白い。少なからず「お金」という面で成功者の集まりである。そこに至るまでの情熱や馬力がやはり他の人に比べ秀でている人が圧倒的に多い。だが内情は二分される。

自分はこれで稼いだと胸を張って言える金か、そうではない金か、である。僕は胸を張ってこの環境を手に入れたと言いたい。
最高の仲間をゲストとして迎える時に、後ろめたさのない気持ちでありたい。人様に言えないことで稼いで買った汚らわしい船なら、まだ借りた船の方がましなのだ。

だからこそ仕事になおさら身が入る。
いつの日になるかわからないけど・・・なんてことは言わない。
あと3年で必ず手に入れてやる。その為に何をすべきかはわかっている。

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