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村岡昌憲
東京都
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▼ It is Time.
- ジャンル:日記/一般
会社でその強敵について調べるうちに、強烈な憎悪が体中を侵した。
卑劣極まりないそのやり方は前に記憶があった。
4年前、目の付け所がシャープな会社は、かなり卑劣な手口でうちの技術を模倣した。
まるで大きな虎を相手しているようだった。
こちらからは何もできなかった。
自分達のビジネスには目もくれずに、シャープは俺たちの目の前でもっと大きな利益を掘り起こし収穫していった。それはその当時の俺たちにはとても大きすぎて回収不可能だったけど、いつかは!と思っていたものだった。
誰も守ってくれない。世の法律はいたらなさすぎる。
その途方もないやるせなさに、二度とこんな想いだけはするまいと心に誓った。結局、シャープはうちの既得権益には踏み込んでこなかった。踏み込んできたら闘いになっただろう。向こうが避けたのか、小さな利益に目もくれなかったのかそれはわからない。しかし、勝てる気はしなかった。正直助かったと思ったのだ。
そしてまた時はきた。
闘いが始まる。
あれから色々あった。闘う術は学んできたつもりだ。
上が闘わなければ下が闘えない。
まずはその社内と闘わねばならぬ。
長崎で稼いだ大きな利益がいつのまにか俺たちの鋭利な牙にべっとりとまつわりつき、切れ味を衰えさせていた。その牙を研ぎ直さねば今度こそやられる。敵はシャープよりはるかに強大だ。真っ向からぶつかることは必至。
月曜から浜松に入っていたが、急遽、秋田へ向かうことに。
- 2003年7月16日
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